名ばかりのレジスタンス
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人がまだ向かい合って戦っていた頃に作られた古い坑道の奥深くに少人数だが残された人々が生活をしていた・・。
リーダー格の青年アインは今まさにこの物資等全てにおいて追い詰められた状況を打破すべく最後の作戦会議を行っていた。
「我々はAI達の人間狩りを避けここまで暮らしてきたが、狩りも栽培も最近の気候変動も有って限界だ・・最後の手段としてAIの運営しているコロニーに向かい人間用の物資を奪うしかもう生き延びる方法は無いと思う、ここまでは皆の意見は一致していると思うが」
アインは周りを見渡し意見を求めた
年配の男達がが手を挙げながら
「我々は不参加にしてもらえないだろうか・・この年であまり飛びぬけた知識を持たない者は捕まると即処分されてしまう」
「知識を持たなくとも若者はすぐには処分されずしばらくはコロニーで生活できると聞いている」
当初は彼らもレジスタンスの中心として人々を引っ張って来ていたのだが永いAI達との戦いで心が折れかかっていた・・。
「わかりました、ある程度若者中心の少人数で計画を立てます」
アインは絶望の中若者達だけで会議を進めていった。
「アイン、会議中すまない!」
奥から偵察に出て行ってた者が入ってきた。
「どうした、慌てて!」
「偵察中に子供を発見したんだがとにかく怪しいので離れた場所で監視しているので見に来てくれ」
「子供が一人ででだと!」
アインは足早に付いていった。
坑道からしばらく離れた場所に少年を囲むように偵察隊がいた、その少年は体がアンドロイドの様になっていた。
「確かにアンドロイドの様に見えるが、頭は人間だな・・」
「最初は頭もアンドロイドに見えたので・・見つかったので意を決して戦おうとしたら、顔が人間になって、僕は人間ですって叫ぶものですから」
「あなたがリーダーですか?、僕はジミニーっていいます。アンドロイドではありません!用心のために擬態していたので・・」
これがジミニーにとって島のみんな以外初めて出会う人との出会いだった。
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