表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神とモフモフ(ドラゴン)と異世界転移  作者: 龍央


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1766/1951

当てにしている人物とワイバーンの皮



「わかった。ともかく、魔物はまだいるって事で……今日は俺は参加できなかったし、明日は行っておきたいなぁ。自分の訓練としても。これはまぁ、ユノやロジーナにも聞いてみないとだけどね」


 例外的に結界を使えるようになる方法を、今日は教えてもらったし、魔物と戦う事で俺にとって何かプラスになる要素はユノ達からするとあるかわからないし、聞いてみないとね。

 単純に、戦闘訓練という意味では実際に戦った方がいいだろうというのもある。

 あとエルサがいれば、リーバー達よりももっと広範囲に移動できるだろうし、ワイバーンは兵士さん達に乗ってもらえる数が増えるから。


「ちょっと難しいかもしれませんけど、とりあえず二、三日中には調理器具を作る人を探して頼めるようにします。場合によっては明日にも動けるかもしれませんが、あまり期待しないでおいてほしいかなって」

「わかりました! お忙しいリク様の手間を取らせて、こちらが申し訳ない程ですが……魔物の事もありますし。私の方はリク様がお呼びとあれば、いつでも動けるようにしておきます!」


 まぁ一般的には新しい調理器具を作るのと、魔物の討伐はどちらが重要かと言われれば、魔物の方と言うだろう。

 けど、料理人のカーリンさんやクランの食事事情を考えたら、調理器具だって重要だからね。

 皆のモチベーションとか健康とかに直結する……かもしれないし。


「はい、すみませんがお願いします」


 実際に使うのはカーリンさんになるわけだから、作ってくれる人を探す時やお願いする際には、カーリンさん本人もいた方がいいだろう。

 ともあれ、近いうちに絶対時間を作ると約束して、また王城の厨房に行くらしいカーリンさんと別れた。


「それにしても、調理器具を作る人を探すって……リクさんに当てはあるの? アルケニーの素材って、ちょっと特殊な気がするわよ? ただの調理器具を作るってだけならなんとでもなるでしょうけど……」 


 再びヒルダさんに先導されて部屋と戻る最中、訝し気に訪ねて来るモニカさん。

 王都にいた期間はモニカさんと俺とでほぼ同じだし、一時は王城から出られず城下町に行けなかった期間のある俺に、そういった心当たりがあるとは思えないんだろう。

 最終手段としては、姉さんとかに探してもらうってのもあるにはあるんだけどね。


「そこは、一人だけ心当たりがあるからね。多分なんとかなると思う。もしならなかったら……その人ならいい人を紹介してくれると思うし」

「心当たり?」

「そう。前にワイバーンの素材を使った、鞄を売っていたゲオル……じゃなかった。ララさんだよ。あの人なら、鍛冶について詳しいだろうし、腕も確かみたいだからね。まぁ本人がやってくれるとは限らないけど、作ってくれる人を探すのには協力してくれるんじゃないかな?」

「あ~そういえば……ワイバーンの素材を使う腕は確かだったし、鍛冶職人にも頼られていたわね」

「そういう事」


 ララさんなら、アルケニーの素材を使って作ってくれる人を知っているかもしれないからね。

 やっているお店は鞄専門店だったし、鍛冶職人さんに頼られてちょっと嫌な顔をしていたから、本人がやってくれると限らないけど。


「ただまぁ、お願いするだけっていうのも悪いから、他に差し入れも持っていこうかなって」

「差し入れ?」

「ワイバーンの皮をね、持っていけば報酬という意味でもいい差し入れになるんじゃないかな? 前に、鞄に使っていたのは少量でようやく手に入れられた物だったみたいだし。あぁいうのは鍛冶方が優先されているみたいだから」

「まぁ、手に入れられるのなら、喜ぶのは間違いないわね」


 そもそも、ワイバーンの素材というか……リーバーと共に協力してくれるワイバーンから採取した皮は、実際は希少な物だ。

 採取自体は、何故か剥がすと喜ぶという特殊な趣味を持っているうえ、再生能力があるワイバーン達から、研究の名の下にカイツさんが大量に剥いでいたからね。

 センテから王都に戻る際に、そのワイバーンの皮もある程度持ってきているし、なんなら頼んでちょっと剥がしてもらう事ができる。


 関係あるかはわからないけど、新鮮なワイバーンの皮……というと食べ物みたいで微妙だけど、手に入るんなら使わない手はないってわけだね。

 ワイバーン達も、むしろ喜ぶくらいだし。

 

「そういえば、ワイバーンの皮は全然足りていないみたいだったなぁ。この機会に色々と売り込んでみるのもいいかもしれない……必需品じゃないけど、あるならあるだけ欲しい状況だと思うし……」

「悪い事を考えている顔になっているわよ、リクさん? でもこれ以上、収入を増やす気なのね……」

「商売的には考えていないけど、ワイバーン達が快適に過ごすために使うのも悪くないんじゃないかってね。ちょっと思ったんだ。今でも大きな不満はないだろうし、ワイバーン達は様子を見る限り楽しそうにすごしているけども」


 環境改善という程大袈裟な話じゃないけど、ワイバーンを継続的に王城などで過ごしてもらうためには、必要かなと考えいている。

 協力してもらっているワイバーン達から得た素材を、そのワイバーン達のために使う、還元すると考えればいいだろう。

 商売して利益や収入を増やすなんて方向じゃないのは確かだ。


「ワイバーン達はそうね……誰かを背中に乗せて飛ぶのが楽しいみたい。これまでなかったからかもしれないけど。それと私にはよくわからないけど、空から魔物に狙いを定めている際に、下から魔法なりで攻撃されるとなんだか喜んでいるような気がするのよね。とにかく、不満な様子は現状でもほとんど見られないわ」

「あははは……まぁ、攻撃されて喜ぶとかはまぁあまり気にしない方がいいんじゃないかな? でも、不満がなさそうなのは悪くないね。改善とか考える程じゃないのかもしれないけど……でも、還元はしないとね」


 攻撃された際には、喜ぶじゃなくて悦ぶじゃないかと思ったりはするけど、あまり深く考えたらおかしな扉を開きそうだからやめておこう。

 俺にはその気は一切ない、とは思うけど。

 ともかく、ワイバーン達が稼ぐようなものだから、皮などで収入があったならそれはワイバーン達へと還元する何かは考えないとなぁと思う。

 継続的に協力してもらうためにも、ただ従わせている感じによりは、お互いにウィンウィンの関係であった方がいいだろうし。


 ただワイバーンって、最初にリーバーから聞いたようにあまり食べたりしないんだよなぁ。

 食生活を良くするというのは、わかりやすい環境の改善だと思うんだけど……それがあまり効果がないのなら、他の事を考えるしかない。


「あ、そう言えばリーバーは少し不満そうだったかしら?」

「リーバーが? 他のワイバーン達は特に不満はなさそうなのに?」

「えぇ。私には多分名前を付けたからってのがあって、懐いてくれているからかしら、あまり見せないのだけど……他の誰かが背中に乗ろうとすると、少しだけ雰囲気が変わるのよ」




リーバーの様子が少しだけ気になるようです。


読んで下さった方、皆様に感謝を。


別作品も連載投稿しております。

作品ページへはページ下部にリンクがありますのでそちらからお願いします。


面白いな、続きが読みたいな、と思われた方はページ下部から評価の方をお願いします。

また、ブックマークも是非お願い致します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ