セシリア、ルーシャの近況を聞く
アンを育て始めてから中々街に行く事が無かったので久しぶりに街へ遊びに行く事にした。
勿論、アンも連れて。
「あーあー。」
アンは街の風景が珍しいみたいでキョロキョロしている。
「はいはい、後で行こうね。」
私はまずルーシャの家に向かった。
ルーシャの家
「知らないうちに色んな事があったんですね・・・・・・。」
玄関を開けたルーシャはアンの姿を見て一瞬固まった。
事情を説明してルーシャが言ったのが今の言葉だった。
「まぁ、慣れてきたわ。ルーシャはどう?」
「相変わらずですけど、実家の方が今大変な事になっているみたいで・・・・・・。」
「何かあったんですか?」
「私には兄がいるんですが、私が勘当された後、兄が家督を継いで、土地の開発に着手したんですが、どうも失敗したみたいで・・・・・・。」
貴族にとって与えられた領土を豊かにするのも大事な仕事の一つです。
「兄が最近、酔っぱらって家に来たんです。『俺はもうお仕舞いだ』、『親父達に顔向けが出来ない』、『ベルモンド家は俺の代で終わってしまう』って。あんな弱気な兄は見た事無いのでビックリしました。」
「そんなに大損をしたの? 一体何に手を出したのかしら?」
「どうも、信じていた友人に裏切られてしまったみたいです。詐欺にあったみたいです。」
「それは・・・・・・。」
なんとも言えません。




