セシリア、ダンジョンから帰還する
キディ様との話を終えて、私はみんなの所に戻って来ました。
「話はどうでしたか?」
「まぁ、色々と考えさせられる話でした。」
「うん、まぁ君の人生だからね。深くは考えない方が良いよ。」
魔王様は知ってらっしゃるんでしょうけど、さりげない心遣いがありがたいです。
私達は魔方陣からダンジョンの入口を戻って来て外に出ました。
すっかり夕暮れになってしまいました。
「姉さん、お帰り。」
「まーま、かえりー。」
「ただいま、リッサ、アン。」
「セシリア、無事攻略出来たみたいですね。」
「リア様、いらっしゃったんですか?」
「はい、貴女達のドタバタぶりは見せて貰いました。」
「リア、貴女ですね。このダンジョンを作ったのは?」
魔王様がリア様を睨んでいます。
「この人からの依頼なんだからしょうがないでしょ。」
「え? ってミラっ!?」
「母上っ!?」
この人が魔王様の奥様?
もっと怖そうなイメージを想像していましたけど、優しそうな感じがします。
「ミラ、大人しくなったわね。」
「今は魔王夫人ですからね、まぁ積もる話もありますからゆっくり話しましょう。」
「話す、て魔族領に戻るんですか?」
「いいえ、精霊に頼んで家を一軒作って貰いました。」
「いつの間に・・・・・・。」
転移して戻ったら本当に作られていました。
しかも私の家も何故か増築されていました。
リア様がやったみたいです。
新しい家は魔王様の別宅になるそうです。
余談ですが、魔王様の泣く声がその日聞こえました。
ダンジョン編、終わりです。




