セシリア、罠にはまる2
「あの一本道もわざと仕掛けたんじゃないかしら?」
「一筋縄には行かない相手ですね、不足はありません!」
シュシュ様、なんだか気合いが入ったみたいです。
とりあえず、この部屋から脱出しないといけません。
「あそこに魔方陣があるから、移動は出来るかもしれないわよ。」
「私が先陣を切ります! 着いてきて下さい!」
シュシュ様を先頭に私、シャリル様と後に続きます。
ビュンという音と共に視界が一気に変わり、真っ暗になりました。
こういう時の為に松明を用意してきました。
松明に火を灯します。
ボォッという音と共に炎が照らします。
壁を見ると、何かいるような・・・・・・。
「スイッチがあるから点けるわよ。」
パチンという音と共に部屋が明るくなりました。
そして、壁を見ると
固まりました。
目の前に竜がいました。
思わず声が出そうになりましたが慌てて口をつぐみます。
「たかが竜一匹、魔王の娘である私にとって敵ではありません!」
そう言ってシュシュ様は竜にかかって行きました。
が
ドンッ!
「へぶらっ!?」
何故か固い物にぶつかった音がして倒れました。
シャリル様が竜に近づいて行って一言、
「これ、壁にかかれた絵ね。魔女が使う『マジックアート』て言う奴ね。絵に魔術で実際にいるように見せるのよ。」
恐る恐る近づいて見ると確かに絵でした。
「悪戯としてはまだまだ軽い方よ。まぁ、多分腹を抱えて笑ってるかもしれないわね。」
マジックアートと書きましたが所謂トリックアートです。




