表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢は山にこもり聖女となる  作者: こうじ
悪役令嬢、子育てする
48/77

セシリア、日常に戻る

「そう言えば、フェルモンド様がどうしてるか聞いてますか?」


「隣国で騎馬隊の下働きをしてるみたいだよ。俺の所には手紙が来るんだ。セシリアに会ったら謝ってくれ、て。」


「そうですか・・・・・・。」


 未練とかでは無いですが、一時は愛していた方ですから、元気でいてくれたら幸いです。


 サニエル様とも別れて、私はクラリッサの所に行きました。


「どう?久しぶりのパーティーは?」


「うん、それなりに楽しいよ。でも、昔みたいな楽しみ方は出来ないかな。」


 クラリッサにとっては社交パーティーは恋人探しの場所でしたからね。


「昔の同級生の姿もあったけど、あまり関わらない方が良いかな、て。どう接すれば良いかわからないから。」


 寂しそうに笑うクラリッサ。まぁ、時間をかけて解決していかなければならないんでしょう。


 そろそろアンが眠そうな顔をしています。


「そろそろ帰りましょうか?」


「そうね、アンも眠そうだし。」


 私はセレス様に声をかけた。


「セレス様、そろそろ帰らせていただきます。」


「そうですか、これからは会う機会がなかなか無いと思いますが、これからも友人として仲良くしていきましょう。」


「えぇ、これからもお願いいたします。」


 帰りは馬車を用意してくれて山の入口付近まで送ってくれた。


 数日後


「姉さん! マローン様がっ!」


 街に買い物に行っていたクラリッサが慌てていた。


「マローン様がどうかしたんですか?」


「一部の私兵の方々と共に元婚約者に怒鳴りこんで行ったみたいです! どうも元婚約者が浮気していたみたいです。」


 マローン様が向かったであろう方向を望遠鏡で見ました。


 何やら黒い煙がモクモクと挙がっているのが見えますが気にしない事にしました。


 マローン様の異名は『剣鬼姫』


 私は十字をきりました。

  

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ