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悪役令嬢は山にこもり聖女となる  作者: こうじ
悪役令嬢、子育てする
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セシリア、女神の訪問を受ける

「美味しい紅茶ね。」


「ありがとうございます、女神様。」


「あ、地上に降りてる時は『リア』と名乗っています。」


「そうなんですか? それではリア様と呼ばせていただきます。」


「えぇ、よろしいですよ。」


 リア様は見た目10代の女性で、清楚なお嬢様という感じだ。


 実体かどうかはわからないけど、親しみやすい雰囲気を出している。


「ところで、リア様。何故こちらに?」


「私はたまに地上に降りて人々の観察を行ってるんですよ。天界にこもっているとストレスがたまってくるんですよ。」


「神様でも、ストレスが溜まるんですか?」


「勿論です。私だって完璧ではありませんから。」


「それにセシリア、貴女に直接会ってみたかったんですよ。」


「わ、私にですか?」


「えぇ、貴女は私の与えたギフトを上手く使いこなしていますね。それにギフトに甘えず自分の力で努力をしている。本来スキルやギフトはサポートする為にあるものです。中には自分が選ばれた人間、と勘違いして努力もせずに過信して破滅に向かう輩もおりますが。」


 なるほどね・・・・・・。


「さてセシリア、今回私が来た目的はもう一つあります。貴女にちょっとした試練を与えます。」


「な、なんでしょうか?」


「別に魔物と戦え、と言っている訳ではありません。ただ、山の生活にもなれてきた頃でしょうし、生活に刺激が必要かと思いまして。」


 そう言ってリア様は1度外に出た。


 そして、戻ってきた時はリア様の腕の中には赤ちゃんがいた。


「この子を育ててほしいんです。」


・・・・・・はい?


 


   

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