セシリア、妹と生活する
クラリッサと暮らし始めて、数週間が経過した。
徐々にですが山での生活に馴染み始めたクラリッサはミュウ達とも仲良くなり、今では一緒に散策に行く仲になりました。
ミュウからは『リッサお姉ちゃん』、レオンからは『リッサ』と呼ばれています。
今まで『お姉ちゃん』と呼ばれた事がないクラリッサは、すぐに陥落しました。
「姉さん、ケモミミは正義だよね?」
「えぇ、ケモミミは正義です。」
私達はガッチリと握手をしました。
ここら辺はやっぱり姉妹なんだなぁ、と思います。
「姉さんは合ってる気がする。昔からアウトドア大好きだったよね。」
「そうね、家族の中で私だけがおじ様の誘いを受けて狩りに行ったり、野宿したりしていたわ。リッサは『あり得ない』とか言って逃げていたわね。」
「私は父さん達と一緒にいた時間が多かったからね。綺麗なドレスや宝石を付けて社交パーティーに出て貴族の方々とダンスを踊る・・・・・・。今となっては夢を見ていた様な感じだったなぁ。」
「私は楽しくなかったわ。以前はフェルモンド様の婚約者として、将来の王族として毎日、誰かに監視されている気分で・・・・・・。粗相をしてはいけない、てプレッシャーの日々だったわ。」
「そっかぁ、私、姉さんのそんな気持ち、知らずに色々言ってたんだね、本当にごめんなさい。」
「良いのよ。こうして一緒に生活出来ているんだから。」
漸く本音で話せる姉妹になった。
そんな感じがした。
そんなある日の夜。
「ん・・・・・・?」
「レオン、どうしたの?」
「誰か来る・・・・・・。敵じゃないみたいだけど」
「こんな夜中に?」
コンコン
扉がノックされた。
「はい、どちら様ですか?」
私は扉を開けた。
そこに立っていたのは女性だった。
「この姿で会うのは初めてですね。夢の中では会っていますが。」
ニッコリ笑う女性に私は誰かわかった。
「もしかして・・・・・・、女神様ですか?」
「はい♪」
私達は固まった。




