セシリア、気を使う
レオンが来て数日が経過した。
山での生活はすぐに慣れたみたいでミュウと一緒に食料を探しに行く事もある。
主に採ってくるのはやっぱり魚が多い。住んでいた村でも魚釣りをしていたらしい。
後、高い所で寝るのが好きで屋根の上、木の上で寝ている事がある。
逆にミュウは高い所が苦手みたい。常に地面が無いと安心出来ないらしい。
同じ獣人でもやっぱり違うんだなぁ、てつくづく思う。
ただ、やっぱり男の子と一緒に生活となると、やっぱり気を使わなきゃいけない事もある訳で。特にお風呂。
一番先に入るのはミュウなんだけど、お風呂上がり、ミュウはパンツ1枚でいる事が多い。
レオンは、ちょっと顔を真っ赤にして視線を反らしたり、本を読んでる振りをしている。
ミュウには『恥じらい』を教えた方が良いかもしれない。
次に入るのはレオン。レオンは余りお風呂に入るのが苦手みたいで、すぐに出てくる。他にも問題があるみたいで、どうやら裸を見られたくないらしい。
因みにレオンは細身なんだけど、筋肉はついていて、所謂細マッチョだ。
最後に入るのは私、たまにミュウと一緒に入る事がある。
レオンが最初に来た日にミュウが『一緒に入りたい』と言った時、レオンが顔を真っ赤にして拒否していたのは可愛かった。
ある時、レオンに聞いてみた。
「レオンて、女の子と生活するのは初めて?」
「いいえ、姉さんや幼馴染みがいるんで。ただ‥‥‥」
「ただ?」
「猫族の女の子て成長が早いんです。それでいてからかい上手だから‥‥‥」
‥‥‥何となくイメージが出来ました。
「苦労してるんですね‥‥‥」
「ありがとうございます。」
うん、私も気を付けましょう。




