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悪役令嬢は山にこもり聖女となる  作者: こうじ
悪役令嬢、山にこもる
25/77

セシリア、トラブルに巻き込まれる

現在、日間ランキング、ハイファンタジー17位、総合54位、週間ランキング、ハイファンタジー4位、総合11位、月間ランキング、ハイファンタジー16位、総合37位です。読んで戴いてありがとうございます。

 ルーシャとの女子会の後、街を歩いていると、後ろから声が聞こえて来ました。


「どいてどいて!!」


「このガキ!待ちやがれ!!」


 その声はだんだんと大きくなってきて‥‥‥


 ドンッ!


「ひゃっ!?」


 私の背中に何かがぶつかってきて転びそうになりました。


「な、何ですかっ?」


振り返ると一人の少年が地面に尻餅をついてました。


‥‥‥猫耳と尻尾がついている少年が。


「いたたっ・・・・」


「だ、大丈夫?」


「うん、大丈夫だよ。ごめんねお姉さん。」


 と、そこへ


「やっと見つけたぞ!このガキ!」


 何やら、いかにも悪人の手下っぽい厳つい男二人がやって来ました。


 猫耳少年は私の背後に隠れました。


 あ、私明らかに厄介事に巻き込まれましたね。


「嬢ちゃん、そこのガキを渡してもらおうか?」


 何やらいやらしい事を考えている様な顔をしてますね。


「事情は知りませんがこの子は怖がってるじゃないですか。大体貴方達は何者なんですか?名前を知らない人達に渡す程私は冷たくないですよ?」


「いいから渡せ、て言ってるんだよっ!」


 男の一人が私に殴りかかって来ました。普通だったら私は殴られているでしょう。


 ですが、私は違います。


「なっ!?」


 私はヒラリとかわして、男は勢い付いてそのまま大きな音を立てて倒れました。


 私は倒れた男の手を踏んづけました。


「ギャアァァァッッッッ!?」


 ヒールで踏んづけてますからそりゃあ痛いでしょう。


「女だからって甘くみない事ですね。」


「おいっ、ソイツを離せっ!」

 

 残っていたもう一人の男はナイフを取り出しました。


「あら、次はナイフですか。貴殿方には話し合う、という概念が無いんですか?」


「うるせぇっ!」


そう言って男が一歩踏み出した瞬間。


「うぐぅっ!?」


男はナイフを持ったまま倒れました。


「‥‥‥全く王都で騒動を起こそう、なんてとんでもありませんわ。手刀だけで済んだ事を感謝しなさい。」


 その声に聞き覚えがありました。気品のある、だけど冷たい声。


「セシリア様、ご無沙汰しておりますわ。」


「セレス様‥‥‥」


 私の目の前に現れたのは私の学院時代の友人である『セレス・ミューズ』様だった‥‥‥ 


 


 


 


 


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