セシリア、トラブルに巻き込まれる
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ルーシャとの女子会の後、街を歩いていると、後ろから声が聞こえて来ました。
「どいてどいて!!」
「このガキ!待ちやがれ!!」
その声はだんだんと大きくなってきて‥‥‥
ドンッ!
「ひゃっ!?」
私の背中に何かがぶつかってきて転びそうになりました。
「な、何ですかっ?」
振り返ると一人の少年が地面に尻餅をついてました。
‥‥‥猫耳と尻尾がついている少年が。
「いたたっ・・・・」
「だ、大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ。ごめんねお姉さん。」
と、そこへ
「やっと見つけたぞ!このガキ!」
何やら、いかにも悪人の手下っぽい厳つい男二人がやって来ました。
猫耳少年は私の背後に隠れました。
あ、私明らかに厄介事に巻き込まれましたね。
「嬢ちゃん、そこのガキを渡してもらおうか?」
何やらいやらしい事を考えている様な顔をしてますね。
「事情は知りませんがこの子は怖がってるじゃないですか。大体貴方達は何者なんですか?名前を知らない人達に渡す程私は冷たくないですよ?」
「いいから渡せ、て言ってるんだよっ!」
男の一人が私に殴りかかって来ました。普通だったら私は殴られているでしょう。
ですが、私は違います。
「なっ!?」
私はヒラリとかわして、男は勢い付いてそのまま大きな音を立てて倒れました。
私は倒れた男の手を踏んづけました。
「ギャアァァァッッッッ!?」
ヒールで踏んづけてますからそりゃあ痛いでしょう。
「女だからって甘くみない事ですね。」
「おいっ、ソイツを離せっ!」
残っていたもう一人の男はナイフを取り出しました。
「あら、次はナイフですか。貴殿方には話し合う、という概念が無いんですか?」
「うるせぇっ!」
そう言って男が一歩踏み出した瞬間。
「うぐぅっ!?」
男はナイフを持ったまま倒れました。
「‥‥‥全く王都で騒動を起こそう、なんてとんでもありませんわ。手刀だけで済んだ事を感謝しなさい。」
その声に聞き覚えがありました。気品のある、だけど冷たい声。
「セシリア様、ご無沙汰しておりますわ。」
「セレス様‥‥‥」
私の目の前に現れたのは私の学院時代の友人である『セレス・ミューズ』様だった‥‥‥




