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悪役令嬢は山にこもり聖女となる  作者: こうじ
悪役令嬢、山にこもる
20/77

セシリア、元実家を見に行く

現在、日間ジャンル別ランキングハイファンタジー4位、総合11位、週間ジャンル別ランキングハイファンタジー4位、総合4位です!

読んで戴いてありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

「そうだったの‥‥‥。」


「女王様はお嬢様の事を大変気にしていました。」


 ミシェルから聞いた私がいなくなった後のパーティー会場の出来事の具体的な話を聞いた。


 改めて、女王様には感謝の言葉しかない。


「セレス様も関わっていたとは思わなかったわ。」


「セレス様、目が笑っていませんでした。あんな怖い笑顔は初めて見ました‥‥‥」


 セレス様は学院内でも恐れられていたみたいですからねぇ。


「今回の件は余り口外しない様に言われております。ただ、女王様からおセシリア様にはお伝えする様に、と言われていましたので。」


「そう、ありがとうミシェル。それから、もう私は貴女の主人ではないから、名前で呼んでもらって構わないわ。」


「そうですか?それでは‥‥‥、セシリア様、今後ともよろしくお願いします。」


「こちらこそ、ミシェル。」


 これからは『良き友人』として接していこう。




 ミシェルと別れて、買い物をした後、私は元実家の近くに来た。


 固く閉ざされた門には『王家管理の為、関係者以外立ち入りを禁じる』と立て札があった。


 もう既に家族は住んではいないだろう。


 産まれた時からずっと暮らし続けた、良い思い出も悪い思い出もこもっている元実家。


「もう、入れないのね‥‥‥」


 ちょっとだけ寂しい感じがしたので山に戻る事にした。




「ただいま」


「お姉ちゃん、お帰り!どうだった?」


「えぇ、全部売れたわよ。しかも、かなり高く買って貰ったわ」


「流石お姉ちゃん♪」


 尻尾をフルフルしているミュウ。


 あぁ、今日も癒されます。


 私は袋から買って来た物を取りだしました。


 塩、砂糖等の調味料その他もろもろ。


「お姉ちゃん、この袋はなに?」


「これは野菜の種よ。これから畑を作って野菜を育てるのよ。」

 

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