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悪役令嬢は山にこもり聖女となる  作者: こうじ
悪役令嬢、山にこもる
18/77

セシリア、報酬を得る

 1週間後


 期限になったので、しおりを持って本屋さんにやって来た。

「すいません、しおりを持って来ました。」


「おぉ、待ってたよ。早速しおりを見せてもらおうか」


 私は持って来たしおり100枚を店長に見せた。


 店長はしおり1枚1枚を丁寧に見て『ほぉ‥‥』、『これはなかなか‥‥‥』、『いやぁ‥‥‥』と呟いていた。


「どうでしょうか?」


 私は恐る恐る聞いてみた。


「いやぁ‥‥、正直驚いたよ。こんなに出来の良い物を持ってくるとは。お嬢さん、初めてかい?」


「はい、ですが趣味で作っていた事がありますので。」


「なるほど、経験しているんだったら納得だ。結構良いから、1枚銅貨1枚だったけど、2枚、いや3枚にしとこう。全部買い取らせてもらおう。」


「ありがとうございます!」


 やりました、初報酬です!


 100枚ですから銅貨300枚です。


今まで自分でお金を稼いだ事が無いので嬉しさは人一倍です。


 これで調味料とか化粧品とか色々買えます。


 嬉しい気分で街を歩いていると、


「お嬢様!」


 いきなり、後ろから声をかけられて振り向くと、其処にいたのは‥‥‥


「ミシェル!」


「お嬢様、ご無事で何よりです!」


 そう、ミシェルだった。


「えぇ、なんとかやってるわ。ミシェルはどうなの?」


「私はご縁があって、王家に雇って頂きました。今はセレス様の専属メイドとして働いております。」


 それを聞いてちょっと安心した。


「セレス様だったら安心できるわね。」


「えぇ、凄くよくしてくれています。‥‥‥若干難ありですが」


 え?


「セレス様、学院では仮面を被っていたんですよ。お嬢様の変わりに制裁を与えたんですから。」


 どういう事?


 そして、私は例のパーティーの詳細を聞く事になります。  

 


 

補足、銅貨1枚=100円


   銀貨1枚=500円 


   金貨1枚=1000円ぐらいだと思って下さい。 


 次回は幕間、断罪です。 

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