セシリア、和解する
現在、日間ジャンル別、総合ランキング1位、週間ランキング26位です!
まさか1位を頂けるとは思っていませんでした・・・・。
これからもゆったりまったりでいきますのでよろしくお願いいたします!
感想、レビューもありがとうございます!
「事の顛末は理解しました。こちらこそパーティーを途中で抜けた事は謝ります。」
そう言って私は頭を下げました。
「そんな!・・・・でも、みんな不思議がっていました。セシリア様がいなくなってしまった事を。」
私は夢の事を話しました。
ルーシャ元令嬢は驚いていました。
「これでこの件は終わりにしましょう。私も貴族の身を捨てましたから。」
「それでは許してくれるんですか?」
「許す許さないも私と貴女は元々接点は無かったんです。周りが暴走したんです。これからは良き友人として関係を築いていきましょう。」
私はニッコリ笑って手を差し出した。
「あ、ありがとうございます!」
私とルーシャ元令嬢は握手をしました。
これで私とルーシャは、友達になりました。
「ねぇねぇ、お姉ちゃん。」
「なんですか、ミュウ。」
ルーシャと別れた後、ミュウが私に話しかけて来ました。
「あのお姉ちゃん、本当の事しか言ってないよ。」
「本当の事?」
「私、匂いとか空気で嘘ついてるとかわかるんだ。あのお姉ちゃんは、セシリア(お姉ちゃん)に本当に申し訳ない事をした、て思ってるみたい。」
ミュウ、さりげなく凄い能力がある事を言いましたね。
私なんて言葉文面をそのまま鵜呑みにしてしまうかしら。
「嘘ついていたら、噛みついてやろうと思ったんだけどね。お姉ちゃんの敵は私の敵だから。」
ニヒヒと悪戯っぽく笑うミュウ。
その顔も癒されます。
「さて、行きましょうか」
「帰るの?」
「いいえ、ちょっと寄りたい所があるんです」