表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢は山にこもり聖女となる  作者: こうじ
悪役令嬢、山にこもる
14/77

セシリア、山籠り一ヶ月経過

現在、日刊ランキングジャンル別ハイファンタジー部門4位、総合ランキング6位、週間ランキング85位になっております。ブックマーク登録997件、ありがたいと共に、やっぱり『何故?』と思ってしまう自分がいます・・・・。

 これからもよろしくお願いいたします。

 私が山にこもって一ヶ月が経過しました。


 最初は戸惑いながらも生きていくのに必死になっていましたが、だんだんと余裕が出てくる様になって来ました。


 やっぱりミュウを迎え入れたのが大きかったです。


 ミュウは最初は怯えていたものの、すっかり打ち解けてくれて、今では私の事を『お姉ちゃん』と呼んでくれます。


 流石に『お母さん』と呼ばれるのにはやはり抵抗が・・・・。


 まだ、十代ですからね。


 ミュウは怪我が治ってからは元気に走り回る様になりました。


 私の役に立ちたい、と思ってくれたのかたまに森に入って狩りをしてきます。


 念願のお肉ゲットです。


 採ってきた時のミュウは『褒めて褒めて』と目がキラキラしています。


 私が頭を撫でてあげると、耳や尻尾がピョコピョコと動きます。


 ・・・・本音、言って良いですか?


 うちのミュウ、可愛いです!


 可愛いだけじゃなくて強いんです!


 獣人族、特に犬族はやはり潜在的な強さがあるみたいです。


 しかも、獲物を採ってきた後の照れくさそうな笑顔と言ったら・・・・!


 見てるだけで疲れが吹っ飛びます。


 ちょっと興奮しすぎましたね・・・・。


 山の精霊さん達にも会えました。


 掌サイズで私の周りをいつも飛んでくれています。


 ミュウの遊び相手にもなってくれています。


 正直、貴族の頃よりも充実しています。


 余裕が出てくると、気になるのは王都の様子です。


 私がいなくなった後、家族や関係者はどうなったのか・・・・。


 「ミュウ、一緒に街の方に行ってみない?」


 「街って、お姉ちゃんが住んでた所?」


 「そうよ、それに甘い物も食べたいでしょ?」


 「うん、食べたい!」


 「それじゃあ行きましょう」


 私は一ヶ月ぶりに王都へ行く事にしました。


 まぁ、あくまでチラッと様子を見に行くだけですから問題はない、と思いますが・・・・。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ