表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢は山にこもり聖女となる  作者: こうじ
悪役令嬢、山にこもる
12/77

セシリア、食料を探す

日刊総合ランキング34位、ハイファンタジー10位になりました!

・・・・何故?

正直ビビっております。

感想もありがとうございます。参考にさせて頂きます!とりあえず、ちょっとだけ変えてみます。

翌日


住居は確保出来たので、次は食料を探しに行く事にした。


まずは、近くの森へと入って行く。


「これは食べれるのかしら・・・・」


山菜やキノコを摘んでいく。


「良い匂いね。ハーブの一種かしら?」


結果から言えばやはり、山菜や果物、キノコがどっさり取れた。


ただ、全部が全部食べれる訳では無いので図鑑で調べてみる事にした。


結果、大体は食べれる事がわかった。


しかし、一つだけ問題があった。


それは『肉』だ。


野菜だけでは栄養が偏ってしまう。


「猟銃を持ってくれば良かったわ・・・・」


一応、ハンティングの経験はある。


勿論、親戚に誘われて、である。


両親は多分知らないだろう。


勿論、鳥や豚、猪を捌いた事もある。


叔父様曰く『生きとし生けるもの、必ず他の命を食べなければならない。感謝を忘れずに食べるんだ』


だから、『頂きます』、『ごちそうさま』と言うんだよ、と言われた。


幼心に納得した覚えがある。


「ハンティングはまだ無理だけど、釣りなら出来るわね」


『創造』の力で釣竿を作り、例の水辺に『転移』して、下って行くとやはり川があった。


餌となる虫を探して針に刺して、釣竿を垂らした。


虫を触る事に関しては何にも抵抗はない。


・・・・まぁ、殿方の前では触れない振りをしていたけど。


垂らしてから数分後、


グイッと反応があった。


小魚ゲット!


それからも続けた結果、大漁でした♪


「私、かなり逞しくなってるわね・・・・」


私はひょっとしたら自分を抑えていたかもしれない。


貴族であり、王子様の婚約者、将来の王妃・・・・


成長していくにして、肩書きやプライドが出来てきて、私は私で抑えてきた。


でも、今は妙な開放感がある。


これが本来の私なんだ。


『セシリア・ヒューズ』という貴族令嬢ではなく、ただの『セシリア』


私が求めていたのはこれかもしれない・・・・




釣りを終えて、ふと思い立ち山の麓に転移してみた。


「えっ・・・・?」


例の石像の前に子供が倒れていた。


耳と尻尾を生やした子供・・・・


『獣人族』の子供だった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ