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悪役令嬢は山にこもり聖女となる  作者: こうじ
悪役令嬢、山にこもる
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セシリア、能力を体感する

「・・・・また不思議な夢」


目を覚ました私は、テントから出て背伸びをする


「今日も良い天気ね」


太陽が眩しい


季節は春、暑くもなく寒くもなくちょうど良い


「そう言えば・・・・」


昨夜見た夢を思い出す


私には二つの力、『破壊と創造』、『転移』の力が与えられたらしいけど・・・・


具体的なやり方がわからない


とりあえず、まずは近くにあった大きな岩で試してみる


岩に手をあて念じてみる


岩は割れた


「嘘・・・・」


別に私が怪力になった訳じゃない


だって、綺麗な長方形になってるんだから


再び念じてみる


今度は創造だ


長方形の岩は刃物になった


小型のナイフから包丁まで


「凄い・・・・」


私、もしかしてとんでもない力を手に入れたかもしれない


次は転移の力を試してみる


昨日の水を飲んだ場所を頭に思い浮かび目を瞑る


目を開いたら、昨日の水辺だった


これだったら遠い場所でも行ける


再び、私は元いた場所に戻った


確かにこの能力は必要になる


だから、私はルールを決めた


1つは、この山でしか使わない事


もう1つは、人や生き物に対して危害を加えない事


この2つのルールを基本とした


そうと決めたら私は早速行動を開始した


まずは『家』を建てる事にした


荷物の中からノートを取りだしサラサラと設計図を書き始めた


人一人が住めるぐらいのログハウス


これも親戚から教わった事だ


親戚は領主をやっていて、領民からの陳情を受けて建物の補修や建て替え等をやっていた


その知識を私にも教えてくれた


・・・・私、両親から教えてもらった事、一つも無いなぁ


貴族としてのマナーや作法は家庭教師が教えてくれたし


今更ながら呆れてしまう



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