016 ラナエストへ
この話は別途連載中の「異世界冒険戦記 ルイン・ブリンガーズ」の前日譚です。
以前投稿していたものを大幅加筆修正してあり、独立して読むことが出来ます。
「ルイン~」を読んでくれた方も、内容にかなりの改編・挿入話がありますので楽しんでいただけるかと思います。
SFもファンタジーも盛り沢山ですがハイファンタジーものです。
異世界冒険譚がお好きな方には是非!
―解放騎士No.IX、アイゼン・エルジオレッドはナギス村近郊に機体を配置し、得意とする背面武装8門による遠距離射撃を行っていた。
ナギス村に居るシナギー族は、同様に精霊界から物質界に移住してきたエルフ、ドワーフに比べ、一番元の影響を色濃く残していると言われている。つまり妖精に近い種族なのだ。そのため精霊との親和性が高く、精霊導師の出現性も高いとされている。最も、近年では脳の簡単な外科手術による制御機構の解除により精霊を認識しやすくなると言うところまで医療技術も進んできてはいるのだが。
アイゼンを駆る騎士、クルエスト・ナフラヴァントは旧知であるナギス村長ブラマーダに協力を要請し、自身の機体に精霊導師達による精霊力を提供してもらい、その魔力エネルギーによる連続射撃を行っているのだ。
敵味方乱れ飛ぶ混戦の空を、魔導ブレインNo.IXアイズの索敵の元、敵の解放騎士や邪竜、魔物のみを撃ち抜いていく。しかし、その攻撃もアイズの警告によって中断された。
「主よ、隕石衝突の阻止限界点を突破しました。地上への衝突は不可避です。友軍は隕石の質量低下、軌道変更へと戦術を変更し始めました」
「ハッハー!それならば目標変更だ。八門収束砲でデカブツを狙い撃つぞ!その後、障壁結界でナギス村全域を防護する。攻防切り替えのタイミングを計算しろ!」
「・・・・・・解析完了。2分24秒後に切り替えが必要となります。しかし、ナギス村全域では本機の許容量を超えています」
「ハッハー、構うかぁいっ!俺の命もくれてやるっ!限界超えても出力を緩めるなよっ!」
アイゼン・エルジオレッドは周囲の精霊力を吸収しつつ、八門収束砲を隕石目掛けて照射開始した。1門毎の砲撃が8角形の頂点を形成し、5重の積層魔方陣を構築。その中央部から増幅された熱量の光線を照射する、アイゼンの最大火力だ。
風、水、火、大地の精霊達がアイゼンにまとわりつき、流れ込み、力を与えてくれる。
『精霊達も力を与えてくれる!勝手に人類を見限るんじゃねぇぞっ!!』
クルエストが騎士魔力を高めつつ照準を維持していると、アイズが語り出した。
「主よ、報告があります。南南東の後方8ケリー地点に同僚機No.Xクアーツェ・スノーシルバーが墜落した模様」
「ハッハー!レティシア嬢ちゃんか!そいつは幸運だな!」
「はい、No.Xのジェネレーターと当機を連動させることにより、作戦効率は10%アップします。クアーツェをこちらに呼びますか?」
「そう言うことじゃねえよ!あんな若い奴まで隕石に特攻する必要もねえし、そこに居るなら俺の障壁結界で守ってやれる!」
「主よ、それは連合軍命令より優先されるものではありません」
「この堅物めっ!いいか、俺が死んだらお前は俺の感情サンプリングしろっ!そうでねぇと新しい主と付き合えねぇぞっ!」
「私の使命は今の主、クルエスト・ナフラヴァントを守る事が第一です」
クルエストはアイズの言葉に、一瞬目頭が熱くなるが。
おそらく、自分の命は無いのだ。惑星規模の破壊を軽減した隕石衝突の余波を前面で受け止める以上、自分の生存率はないだろう。
「話はここまでだ。砲撃中止!障壁結界準備!衝突のカウントダウン用意しろ!」
「了解しました・・・・・・障壁結界展開!」
アイゼンから後方6ケリーを中心に同半径で障壁結界が展開され、淡い色彩の半球が形成される。それはナギス村全域を包み、解放騎士No.Xクアーツェ・スノーシルバーまでも範囲に含めていた。
死は怖いさ・・・・・・だからこそ、笑い飛ばしてやるんだよっ!!!
「カウントダウン開始、7、6、5」
「ハッハー!出力全開ぃぃぃ!!!
「・・・・・・ゼロ」
瞬間、地震と台風と雷と、さらには無限数の槍突撃が合わさったかのような衝撃がアイゼン・エルジオレッドにぶつかり、その衝撃音にクルエストの鼓膜が破れ、眼前で前部装甲板がクシャクシャと歪み押しつぶされてくる。
クルエストは騎士魔法を燃やしつつ、ここには居ない少女に呼びかけながら意識を失っていった。
『レティシア・・・・・・俺の分も生きろよ・・・・・・生きてりゃぁ、良いことあるさ・・・・・・』
アイゼン・エルジオレッドは衝撃波の中、伸ばした手から障壁結界を張り続けたが、やがて、精霊接続した大地を踏みしめる脚と共に、自壊し始める。衝撃波の収まった時には、手脚を失ったアイゼンは投げ出され、その前部装甲板は操者室内部背面に押しつぶされ、クルエスト・ナフラヴァントの姿は消えていたのであった―
朝の緑風亭の一室。
小鳥たちのさえずりと、晴れ渡った青空と陽の光。
目覚めたレティシアに一気に五感の情報が入ってくる。軟らかいシーツと毛布の感触、何処からか漂ってくる美味しそうなトーストの臭い、ぐうぅぅとなる自分のお腹。
鳴ったお腹にレティシアは頬を赤らめながら、洗面台に行って顔を洗おうとし鏡を見る。
あれ?と思ったが、涎の跡を綺麗にすべくレティシアは寝ぼけた顔を冷水で洗い、身支度を開始した。何だか悲しい夢を見たような気もするが全く憶えておらず、先程の違和感も既に忘れてしまっている。
違和感の正体は、その頬にあった涙の跡だということすらも。
シャティル達は、緑風亭の前でマッサウとジーナに別れを告げた。
ミーナがこれまでの運搬業を辞め、シャティル達と王都へ行くと言ったため、しばし親子の別れのシーンがあったが、意外とそれはあっさりとしたもので、一行は芝生港に係留中の草小舟に乗り込み出港する。
草小舟はその帆に風を受け、ラナート平原の緑の海原を疾走し始めた。
帆を操作しているのは当然、赤髪の小さな背丈の少女、シナギー族のミーナだ。
舳先では銀色の髪を風になびかせたシャティルが風を感じている。
草小舟の中央にはうずくまっているドワーフのギルビーとエルフのオルフェル。二人は昨日、緑風亭で亭主のマッサウと生還を祝って深酒をしたのだ。そのため、二日酔いと船酔いのダブルパンチを喰らっており、さらに二日連続の酒酔いに、ミーナからたっぷりと叱られていた。
レドは船尾でのんびりと風を感じつつ瞑想しているように装いながら、今後の行動指針をあれこれ考えている。
ラナエストに着いたら、ゴードと合流し、シャティルの刀を作成する手配をしなければならない。普通の剣と違って、刀鍛冶は特殊な技法が必要なため、鍛冶師なら誰でもという訳にはいかない。ゴードに心当たりがあるということだったのでその辺はお任せではあるが。
持ち帰った装甲板の分析も勿論だが、何よりも今回の体験を元に、自分の装備周りの見直しもしたい。触媒や魔法道具の準備について、全体を改めると共に、地震の魔法レベルをもっと上げる必要があると考えていた。
オルフェルはギルビーの家に世話になることになったようだ。酒飲みと彫金師と鍛冶師ということで意気投合しているし、工房もあるので願ってもないことだろう。
ミスティとレティシアは船縁で初めての景色を楽しんでいる。
あの二人はミーナと一緒に、シナギー族のゲストハウスに泊まることになった。ゲストハウスは、ラナエストにおけるシナギー族の言わば駐在大使館のようなもので、シナギー族と彼らに認められた者であれば、誰でも泊まれるらしい。
クアンは、レティシアとは反対側の船縁で、景色を眺めている。
ラナエストについたら、基本はレティシアと一緒だが、しばらくの間は情報収集に猫の特製を活かして歩き回り、また、魔法学院のレドのところにも出入りするそうだ。学院入り口の守護者に登録しなければならないだろう。
帰ったら学院長でもあり師匠でもあり祖父でもある、ウォルスに報告と相談をしなければなるまい。シュナイエン帝国とのいざこざが発生するのであれば、王宮へも情報を入れて貰わないとならないだろう。
しばらく講師は完全休業するしかないかなぁと考えるレドであった。
ラナエストから北西に6千ケリー以上離れたシュナイエン帝国首都ライアート。その中心に位置する王城ライアスブルグ。
荘厳な雰囲気の謁見の間を、3人の男が歩いている。先頭はダルスティン。帯剣はしておらず、左手に盾だけ装備している。盾は、旅の途中に使用していたものではなく、本来の紋章入りの盾だ。
後ろにはザカエラとダインが並んで追随している。
ザカエラは暗色のローブに長杖を持ち、ダインは白い布にくるまれた両手剣を両手で捧げ持っている。
謁見の間の玉座は赤い絨毯の先、三段の階段の頂点にあった。
皇帝ライアス七世。シュナイエン帝国を統べる賢帝と呼ばれる一方、国内の急激な近代化により評価が真っ二つに分かれている皇帝がそこに居た。
ダルスティンは知っている。
皇帝は必要とあれば武力で全て片付ける位の気概のある、むしろ賢帝とはほど遠い人柄だということを。
単に無駄を好まず、効率的に結果がもたらされれば、過程には拘らない乾いた人柄だということを。
ダルスティン達は、皇帝の前で跪いた。
皇帝付きの侍女が、ダインから両手剣を受け取り、台座に横たえて皇帝の前に献上する。
ライアス皇帝は玉座から立ち上がり、剣が纏う白布を取り去った後、自らの手で両手剣の柄を掴み持ち上げた。
白銀の光沢に輝く剣身に、ぞくりとするものを感じる。
「これが、古代剣王国があったことの証明・・・・・・古代の遺産か」
ライアス皇帝は、自然と口元がゆるみ気持ちが高揚するのを感じていた。
「ベンヒル、これの研究結果は?この剣の量産は出来るのか?」
右袖に並んでいた大臣達のうち、ベンヒルと呼ばれた男が一歩前に出て答えた。
「申し訳ありません。成分分析と構成比率は終わっておりますが、未発見の新素材の正体がまだつかめておりません。今しばらく時間が掛かります。また、鍛冶師の数が圧倒的に足りません」
ベンヒルは帝国の科学大臣である。帝国近代化の立役者で、鉄馬車の発明や各生産分野の自動機械化を進めている担当者だ。武器のみならず、自動機械の関係で帝国内の鍛冶師は圧倒的に不足している状況であった。
人材育成を同時に行っているものの、一線級の鍛冶師の誕生には10年掛かるのが頭の痛いところだ。
「レベンス、魔導艇の開発状況は?」
今度は左袖に並んでいる軍関係者の中から、一人の男が前に出る。
「若干、技術開発で遅れが生じておりますが、後二ヶ月でなんとか・・・・・・」
「二人とも急げよ。ソルスレートも何か企んでおる。軍備増強は急務だぞ」
「「はっ!」」
皇帝が左手をはらうような仕草で、二人は元の位置に戻った。
「さて、ダルスティン、ザカエラ、ダイン。よくぞ任務を果たした。褒美として各々に200万コトスをやろう。それから、皇宮宝物庫から1品づつ好きなものを持って行くが良い」
「ありがたき幸せ!」
一行を代表したダルスティンは感激して謝辞を述べた。
皇宮宝物庫から好きなものを1品というのは、頂戴できる恩賞の中でも最大級に近いものであるからだ。これなら、両手剣でごねていたダインも満足するだろう。
「それから、ザカエラ」
「はっ」
「お主にはかねてより要請のあった皇宮書物庫に出入りする権利を与える。引き続き、古代三王国の研究を続けるのだ」
「ありがとうございます」
冷酷なザカエラも嬉しいらしい。淡々とした返答の中にも普段以上の感情がこもっていることに、ダルスティンは気がついた。
だが、次の皇帝の発した言葉には、ダルスティンも虚を突かれた。
「ダルスティン、ダイン、両名には休暇を与える」
「・・・・・・休暇、でございますか?」
「期間は三ヶ月。旅行にでも行って気を休めてくるがよい。そうだな・・・ラナエストなんてどうだ?二ヶ月後に祭が開催されるぞ」
皇帝はニヤリと笑って言った。
「陛下、それは・・・・・・それに、二ヶ月ではラナエストまでは・・・・・・」
「まぁ、転移門を再び抜けるのは厳しいであろうな。ダルスティンにはペガサスを。ダインにはヒポグリフを与える。また、ラナエストにはあくまでも休暇で行くのだぞ。彼の地の任務は他の者にまかせてある。お前達が彼の地で何をしようとも、全くの自由だ。好きにしてこい」
「ありがとうございます」
ダルスティンは皇帝の真意を測りかねていた。まさか、貴重なペガサスやヒポグリフまで手配されるとは。
おそらく、他部隊への発憤を促したいのだと思われるが、それだけではなく、帝国の作戦への側面からの支援や、武闘祭への参加の意味も含まれていそうである。出立前に情報収集やしかるべきものへの相談が必要であろう。そう言えばこの場には、直接の上司に当たる魔導将軍ロウゼルが居ない。別任務中だとは聞いているが、戻られ次第相談した方が良いだろうと、ダルスティンは心に決めた。
「二ヶ月後のラナエストはさぞや良い祭になりそうだな」
皇帝ライアス七世はそう言って楽しげに笑うのであった。
クアンは、草小舟の船縁からラナート平原を見つめていた。
『同型機との連絡は付かず、地形称号は合ってないニャ・・・この辺りは昔は丘陵地帯だったはずニャ』
この辺りの視覚情報は三千年前と全く一致しない。唯一、ナギス村だけが昔と変わらない位置にあることをクアンは昨晩確認していたが、目の前の光景が魔導ブレインであっても信じがたいのだ。ラナート丘陵地帯がこんな平原になっているとは。
三千年前の痕跡をいくつか確認することによって、複合座標を元に旧時代との座標照合が出来るようになる。それによって、三千年前にあった施設を探す事が可能となれば、クアン達の今後の生き方にも影響が出てくるであろう。
当面は、ヨネス川を確認に行かなければならない。ヨネス川の名称は旧時代と一致しており、河川河道の移り変わりは周期が長いことから、ヨネス川付近まで行けば旧地形との照合は大分進むはずだ。
『ラナエスト王国・・・・・・テオストラ鉱床・・・・・・』
レド達の知識を吸収しているため、名称検索もある程度は可能で、現在の地図情報も少しずつ把握できる。地名検索も、過去と現在の照合には十分検討の余地があった。
『ラナート特級要塞・・・・・・ラナエスフォート?ラナエスト?』
『テオストラ鉱床と言うのは昔はなかったニャ・・・・・・座標位置は・・・・・・あっ!』
クアンは重大な可能性に気がついた。そもそも、召喚された隕石はどこへ行ったのか。
『これは調べる必要があるニャ。それから原子時計・・・・・・まだ生きているってことは、ラナート特級要塞が在るってことニャ』
クアンはシャティルを見た。この若い銀髪の青年は剣匠だと言う。
確かにその武術、騎士魔法の冴えは素晴らしく、これほどの人物は連合軍にもそうは居なかった。しかし。
『ヴァルフィン神は昔の戦争に加わらなかったニャ。配下の剣聖達にも戦闘を禁止したおかげで、連合軍の戦力は厳しかったニャ。ヴァルフィン神の剣匠・・・・・・君は来るべき刻に神の戒めを破ってでも闘ってくれるかニャ?信じるに値する神は誰なんだろうニャ?』
シャティルとレティシアの未来を案じるクアンの見つめる先に、前方遠く、うっすらと何かが見えてきた。
平原の真ん中にだんだんと城壁らしいものが見えてくる。街だ。あれが王都ラナエスト。
ラナート平原中央に位置し、十字街道の交易品はもちろんだが、何よりも、王都ラナエストから20ケリーほど北にあるテオストラ露天鉱床からの良質な鉱石と、それらを元にした武器防具を作る鍛冶師達の集う都市。
4年に一度の武闘祭と武具品評会がこれから開かれる、レティシアに取って新たな人生が始まる街である。
『願わくば・・・・・・偽神の影響が少なければいいニャ・・・・・・』
クアンの心配をよそに、草小舟は稲の海を疾走し続ける。王都の影は次第にくっきりと、大きくなり詳細を見せ始めていた。
「みんな~!もう少しだよぉ~!」
操船しながらミーナが声を張り上げる。
「久しぶりだなぁ!4年ぶりだ!」
風に負けじと張り上げるシャティルの声に、レティシアが近づいてきた。
「シャティルも久しぶりなの?」
「4年前の武闘祭以来だ!そもそも6年ほとんど山ごもりしてたからな。そういう点ではレティと大差ない、おのぼりさんだよ!」
「そっか・・・・・・」
レティシアは風の悪戯でうっとうしい髪を手で払いながら、シャティルに言った。
「街に着いたら、色々教えてくれる?」
「俺にどれだけ教えられることがあるかは判らんけど、みんなといれば大丈夫さ。心配すんな!」
「うん。ありがとう!」
緑の海原で、陽の光を浴びて微笑むレティシア。
その瞳が真っ直ぐにシャティルを見つめており、シャティルとレティシアの瞳は真っ直ぐにつながった。
吸い込まれるような、広がるような、何か。
それが、恋に落ちた瞬間だと、後から気付いたものの、まだこの時のシャティルにはそれがなんだかは判らず、しかし心には暖かみと、どこまでも飛べる羽根が生えたように感じたのである。
シャティルは船縁に立って気合いを入れた。
「よっし!まずは武闘祭優勝だっ!」
「その前に武器の入手だろうに」と、レドが言えば。
「さらにその前に宴会コース奢りだよねぇ」と、ミーナ。
「私の杖も弁償してくださいよぉっ」と、ミスティ。
一方、二日酔いと船酔い組からは、
「酒ならいつでも受け付けておるぞい」
「ラナエスト料理も楽しみだなぁ」
シャティルが振り返ると面白がる表情の仲間達が居る。
「お前らなぁ・・・・・・まぁ、良いか」
諦めたシャティルの苦笑に、一同は笑いあった。
王都ラナエスト。ここから彼らの世界を股に掛けた冒険が始まる。
宜しければ感想、ブクマ登録、レビュー等、応援よろしくお願いします!
これにて「借金確定の武器無しソードマスター ~ルイン・ブリンガーズ前日譚~」、完結です!
この後の話は本編、「異世界冒険戦記 ルイン・ブリンガーズ」で語っておりますので、お気に召した方は是非そちらもご覧下さい。
なお、両作品ともコンテスト応募と感想募集対象にしております。
感想、応援等頂けたらうれしいです。よろしくお願いします。




