表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/25

プロローグ

「君は、あなたは特別な存在だ。」


 このようなセリフを親から言われた。何て言うのはよくあることだ。

 それは親にとっては子供を特別に思うことは当然であるからだ。

 しかし、成長していくにつれて、自分は大して特別ではないことに気付いてしまう。

 そして、ちょうど高校生と言うのが特別かそうでないかの分岐点となる事が多い。

 テストで1位をとる。部活でエースになる。恋人ができる。これらのことが高校生活であれば、彼らは特別だったと言えるだろう。

 しかし、そんな特別になれるのはほんの一握りである。それ以外の人はお世辞にも特別と言うのは難しいだろう。

 だからこそ、人々は特別を願って、高校選びから気を遣ったり、勉強に力を入れたり、全力でトレーニングや練習をしたり、カッコよく、かわいくなろうと化粧や髪型などに細心の注意を払ったりするのだ。

 それが高校デビューというものである。


「では、僕がその高校デビューとやらにもう一花咲かせてやろうじゃないか」

 どこからかそんな声が聞こえた気がした。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ