宿屋とお母さん
リリーと手を繋いて30分程歩くとリプタン村が見えてきた。
村は魔物からの攻撃を防ぐためか丸太を縦に並べたような柵が村を一周取り囲んでいる。
出入り口は馬車がすれ違えるぐらいの幅があり2人の見張りと見張りの人が駐在員するためのような小屋があり村と言うには結構立派だった。
そうして村の外観を観察しながら歩いていると僕たちは村の出入り口までやってきた。
すると見張りの男が僕らに気づき近寄ってくるとリリーの今の格好に気づき
「リ、リリーちゃん服が所々破れているけどどうしたんだ!?もしかして魔物に襲われたのかい!?」
と言ってまくしたてるようにリリーに聞いてきた。
そんなリリーは
「ここにいるお兄ちゃんに助けてもらったから大丈夫だよ。」と言うと見張りの男の人は僕がいることに今気づいたように驚きながらも僕の方に向き直り
「おれはこの村の自警団をやっているガイラスだ。リリーちゃんを助けてくれてありがとう。」
と言って自己紹介と感謝の言葉をいい『ガハハ』と言いながら右手を差し出してきた。
ガイラスと名乗った男は年齢は30代中盤ぐらいで身長は186センチぐらい、体格は筋肉隆々で髪はすべて剃りあげたスキンヘッドに胸や急所を守るようにプレートアーマーを着ていてそこからむき出しになっている腕にはいくつもの傷があり猛者のような雰囲気を醸し出している男だ。
「僕はマコトって言います。襲われた人をみたら助けるのは当然ですよ。」
と言って差し出された右手を握り返し握手をした。
そんな僕の態度が気に入ったのかガイラスは「ハンター全員お前みたいなやつなら良いのにな。」
と言って笑っている。
ハンター?もしかして小説なんかで出てくるハンターなんかと一緒なのかな・・・?それなら多少危険だがお金を稼げるしいいかも。
そう思い僕はガイラスさんにハンターについて聞いてみた。
「ガイラスさん質問なんですがハンターと言うのは誰でもなれるんですか?」
するとガイラスさんは
「お前ハンターなんかそこらへんの子供でもみんな知っているのにお前知らねえのか!?
」と言って驚いた。
そんな僕の発言を聞いてリリーも驚いている。
ガイラスさんの言っていたようにリリーも知ってるっぽいし早めにいろいろな常識を身につけなきゃ・・・。
僕はそんな2人の視線をうけて恥ずかしくなったが「はい」とだけ答えるとガイラスさんはハンターについて大まかな事を教えてくれた。
「ハンターって言うのは簡単に言えば何でも屋だ。そしてハンターになるには冒険者ギルドで登録が必要で、犯罪者や過去にギルドで問題を起こして除名された奴じゃなければ女、子供でも誰でもなれるぞ。まあもしはになるなら細かい事はギルドの方で聞いてくれ。」
なるほど、やっぱりハンターは僕の予想通り小説で出てくる感じと一緒だ・・・。
その話を聞いて安心して
「いろいろ説明していただきありがとうございました。」とガイラスさんにお礼をいい現状職も無くお金も持ってない僕は
「誰でもなれるならハンターになろうと思います。」と告げた。
リリーは僕を心配そうな目でみていたがガイラスさんは
「そうか、頑張れよ。まあわからない事や困ったことがあれば俺は大概ここにいるから聞きにこい。」と言ってくれた。
そうして話しこんでしまっていたが僕たちはリリーの言えに戻らないといけない事を思い出しガイラスさんに別れを告げて村の中に入った。
村の中はヨーロッパのいなかのような街並みだった。
しかし似ているとは言ってもさすがに元の世界とは違い道はコンクリートや石畳では無く土を慣らしたような道だし、石造りの家も多少あったがほとんどが木造の家だ。
街並みを観察しているとリリーが心配そうな声で
「お兄ちゃん本当にハンターになるの?」
と聞いてきた。
「うん。森でも言ったけどお金もないし働いて宿代は返さなきゃだからね。」
と僕はなるべく心配をかけないように言ったがリリーはまだ心配しているようだった。
だから大丈夫だよと言う意味を込めてリリーの頭を撫でながら「最低限生活に必要な程度にしかやらないし、危ない事はしないから安心して。」と言った。
リリーはそんな僕の態度に安心したのか多少心配そうに僕を見ているが一応納得してくれた。」
そうして話していると目的地であるリリーの家の宿屋『しらゆり亭』についた。
しらゆり亭につくとリリーは
「お母さんただいまー。」と言って中に入って行ったので僕もリリーについて中に入っていった。
すると奥から「おかえりなさい。それにしても遅かったわね。」と言って女の人がでてきた。
女の人は多分リリーの母親だろう。
容姿はリリーそっくりでリリーを大人にした感じで身長は160センチぐらいだ。
とてもリリーぐらいの子供がいるように見えないぐらい若く見え、喋り方はおっとりしている感じだ。
だがそんなおっとりした喋り方をしている女の人でもさすがに娘の今の格好をみると多少早口になり
「リ、リリーあなたその格好どうしたの」と聞いてきた。
そこまで聞くとリリーは先ほどガイラスさんにした説明を母親にもすると母親は涙目になりながら僕の方を見て
「私はこの子の母親でミーシャと言います。娘を助けていただいてありがとうございました、旦那も亡くなって家族はこの子しかいないのでこの子は私の宝物なんです。」
といい頭を深く下げ続けて
「本当になんとお礼をいえばいいかわかりませんが何かお礼がしたいのですが・・・。」
と言ってきた。
とりあえず僕は
「僕の名前はマコトです、ミーシャさんとりあえず頭を上げてください。襲われている人を助けるのは当たり前の事なので気にしないでください。」
と言って自己紹介と気にしてない事を告げたがミーシャさんは首を縦に振らなかった。
そんな様子を見ていたリリーはここぞとばかりに
「それならお兄ちゃんはお金も何も無くて泊まる所も無いみたいだから空いているお部屋に住んでもらっちゃダメかな?」
と言ってミーシャさんを援護した。
それを聞いたミーシャさんは
「それはいい考えね。それにしてもお兄ちゃんって呼んでるなんてもう仲良しさんなんだね」と口元を手で隠して笑いながら言った。
僕はやはり宿屋なのにタダで住まわせてもらうのは悪いと思ってがミーシャさんも乗り気になっていたので
「宿代はハンターになってお金を稼いでいつかお返しします。」と言って住まわしてもらう事にした。
その後は楽しそうにあーでもない、こーでもないとたのしそうに話している2人を見ていた。
するといつのまにかミーシャさんの手には鍵が握られていて
「じゃあマコトさんの部屋は102号室で場所はすぐそこね。服も持っていないみたいだから亡くなった旦那のでわるいけど夕飯ができたら呼びにいくからその時もって行くからそれまで休んでてね。」と言って鍵を差し出し部屋の場所をさした。
僕は「はい、いろいろとありがとうございます。」と言って部屋に行く前にリリーに
「また後でね」と言って部屋に向かった。
部屋は六畳ぐらうでシングルベッドに小さなクローゼット、机に椅子だけと質素な感じだが掃除が行き届いていてとても綺麗だった。
いろいろな事もあり疲れていた僕はベッドに倒れこむと気づかないうちに意識を手放し眠りについていた。
「
本当はもっと早くに着くはずだったのですがやっと宿屋までつきました(>_<)
あと登場するのは少し先になりますが今日から常に皆さんの考えた魔物の募集をしたいと思います(*^^*)
募集した魔物はすべてではありませんか作中に登場させて行くつもりなので魔物の名前と簡単な特徴を書いてどしどし案を出していただけたらと思います。
※注意※
まだ始まったばかりにので初めはなるべく弱い魔物だと助かりますm(_ _)m
なお感想や評価、誤字脱字、アドバイスなどいただけたと思います。
ではまた次回ヾ(*´∀`*)ノ