旅立ち②
目を覚ますとそこは何もなく真っ白な空間に僕はいた。
「あれ?僕はトラックにはねられ死んだはずじゃなかったっけ?」
僕は確かにトラックにはねられた記憶があるし、はねられた時のスローモーションの映像や痛かった記憶もあった。
それに普通トラックにはねられたらあまり想像したくないが骨が折れたりしてぐちゃぐちゃなはずなのに不思議な事に体は何ともなかった。
まるで夢だったかのように。
そうして体を確認したあとしばらく周りを見渡したりしたが本当に何も無い空間だと分かった。
変だな、ここはどこなんだろう?普通こんな真っ白で何も無い空間なんてあるわけないしもしかしたらここが天国ってやつなのかな?
だとしたら普通神様とか天使なんかが出てきて案内なり何かあるだろうし僕以外誰もいないし何も無い空間ってのがおかしい。
まぁ、天国なんて行ったこともないし見たことも無いからわからないんだけどね。
でもこんな何もない空間が天国なんかだったら嫌だなぁーとか思っていたら次の瞬間目の前が光りそして光が収まると今まで何も無かった空間に1人の美しい女性が立っていた。
新雪のように白い肌に髪の毛は黄金のように綺麗に輝く金髪で腰に届くぐらいのストレートで目は猫のように丸くこれまた綺麗なサファイアのような青色の瞳にぷっくりした桜色の唇さらに出るところは出ていてひっこむ所はひっこんでいる完璧なプロポーションだった。
それはもう宗教画に出てくる美しく、美しいと言う言葉は目の前にいる女性のためにあるんじゃないかと思うほど綺麗だ。
そんな事を思っていると目の前の女性が口元を手で隠して微笑んでいた。
「そんなに美しいと言われると照れてしまいます」
「えっ?!」
やばい、知らない内に声が出ていたのかな?
そんな事を考え焦っていると目の前にいる女性が「いえ、口なには出していませんがこの空間は私が作った空間なので口に出さなくても思っている事が私に伝わるのです。」
といいまた微笑んだ。
やっぱり綺麗だなー・・・じゃなくって「この日空間を作ったってどう言う事ですか?あとこの空間ってなんですか?」
「質問に答える前に自己紹介しましょう。私はあなたが住んでいた世界で主人をしていたオルフィーネと申します。気軽にフィーネとおよびください。」そう言って神様は軽く頭を下げた。
「流石に神様を呼び捨てには出来ないのでフィーネ様と呼ばしていただきます。あと自分は金城真と言います。」
お互いに自己紹介が終わるとフィーネ様がいきなり土下座をする勢いで頭を下げた。
突然そんな勢いで頭を下げられてビックリしているとフィーネ様の口から衝撃の事実を告げられた。
「マコトさんすみませんでした。先ほどの質問ですがこの空間は本来死ぬ運命に無かった人がこちらの手違いで死んでしまった時に一時的に居てもらうための空間です。そしてマコトさんもわたしの手違いで死んでしまってこちらの空間にきていただきました。」
僕はいきなりの事実にテンパリながらも言葉を出す事ができた。
「と、とりあえず頭をあげてください。あとやっぱり僕は死んだんですね。」
僕がそう言うと「申し訳ありません」とだけ言ってとても悲しそうな顔をしてしまった。
「やっぱり間違って死んだって言っても死んだ事には変わりないので元に戻る事は出来ないんですよね?」
そう聞くとやっぱり悲しそうな顔で「はい」と言った。
「本来は死んだ後は天国か地獄に行きますがマコトさんはこちらの手違いで死んでしまったのでお詫びと言ってはなんですが他に私が管理している違う世界に転生できますがどうしますか?」
「違う世界に転生ですか?」
「はい、その世界は元の世界と違い魔法や魔物なんかもいる世界です。ですが魔物なんかもいるので物騒ではありますが・・・。」
「そうですか」とだけいい僕はどうするか考えた。
僕も昔は魔法使いなどのファンタジーなどに憧れた時もあったからだ。
でも物騒なのは嫌だしなーなどと少し考えた後結論を告げた。
「フィーネ様、僕は異世界に転生する事にします。」
そう告げるとフィーネ様はまた頭を下げて「わかりました」と微笑んだ。
「あと少々物騒なので転生してすぐに死んでしまっては申し訳ないのでもう一つお詫びとして私のチカラの一部をマコトさんに授けます。」フィーネ様がそうですか言うと僕は体が熱くなるのを感じた。
そうして一分ぐらいして体が熱くなる感覚が終わった。
「ではチカラの以降が終わりましたので転生を始めます。」
そうフィーネ様が言うと僕の足元に魔方陣のような幾何学もようが浮かび上がると僕はフィーネ様が登場した時のように光につつまれ次の瞬間目の前が真っ暗になり異世界に飛ばされた。
やっと次回から異世界に行きます。
そして早く異世界に行きたいばかりにぐだぐだになってしまいました_| ̄|○どうか許してください。
そしてなんとこんな駄文を詰め込んだような作品にお気に入り登録してくださった神様のような方がいました(;_;)
本当にありがとうございます。
お気に入り登録してくださった方や読んで頂いた方のためにこれからも努力していい作品を書けるように精進して行きたいと思います( ゜Д゜)ゞ
なお誤字脱字、アドバイスなど教えていただけたと思います。
ではまた次回ヾ(*´∀`*)ノ