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あの時のお姉さん

村の近くまで来るとすでに、日が傾いていて夕日が綺麗に輝いていた。

そんな景色を見ながら村の出入り口まで行くと、お昼と変わらずガイラスさんが立っていた。

ガイラスさんを見つけた僕は

「お疲れ様です、ガイラスさんに教えてもらった場所にたくさん生えてました。それと帰る時に、忠告された通りゴブリンが出てきました。」

と言ってエピの葉が入った袋を持ち上げ、ゴブリンが出た事を報告した。





それを聞いたガイラスさんは

「おう、そいつはよかった。それにしても2日連続ゴブリンに出くわすとはマコトは運が良いのか悪いのかわからないな」

と言って笑っている。

そして僕の背中を叩き

「じゃあさっさとギルドに報告して、日が暮れる前に宿に戻れよ」と言った。

背中を叩かれた僕は「今日はありがとうございました」と言ってギルドに向かった。






ギルドにつき中に入ると、ルリさんがカウンターの所に座っている。

まだギルドに慣れてないし不安だったが、知っている人を見つけ、安心してルリさんの元に行き

「クエストが終わったので確認お願いします。それと帰る時にゴブリンを倒して耳を取ってきたのでこれもお願いします」

と言ってカウンターに袋を置いた。

それを聞いたルリさんは

「では確認して来ますので少々お待ちください」と言って、カウンターに置かれた袋を持って奥に行き5分ほど待っていると、トレーに硬貨と巾着袋みたいな物と僕が持ってきた袋を乗せて戻ってきた。






「お待たせしました、まずクエスト達成おめでとうございます。

報酬ですが、エピの葉が1本銅貨2枚になりまして64本ありましたので銀貨1枚と銅貨28枚。

次にエールの葉が、1本ありましたのでこちらは銀貨1本で引き取らせていただきます。

最後にゴブリンですが、Fランクにゴブリン5体の討伐クエストがありましたので、こちらのクエストも達成とさせていただきます。

討伐報酬は銀貨2枚と銅貨50枚で換金部位の耳は、8個で銀貨1枚と銅貨60枚となり

合計で銀貨6枚と銅貨38枚なります、お確かめください」

と言って硬貨と袋を乗せたトレを僕に差し出した。






僕は言われた通り確かめてみると、銀でできた硬貨が6枚と銅でできた硬貨が38枚乗っているのを確認して、持ってきた袋に硬貨を入れて受け取ろうとしたら

「よろしければこちらの袋を使ってください」と言ってトレーに乗ったままの巾着袋を僕に手渡した。

僕は巾着袋をを受け取り、改めて硬貨をしまい「ありがとうございました」と言って宿に帰るためにカウンターから立ち去ろうとした。







すると立ち去ろうとした僕にルリさんは

「マコトさん待ってください、クエストを達成したのでギルドカードの更新をお願いします」と言って引き止めた。

「ギルドカードの更新?」

今日の説明になかった事なので疑問に思い、聞いてみると

「はい。伝え忘れていたのですが、今日の説明でランクアップの方法を説明したと思うのですが、その数値を忘れないようにギルドカードに記録会しておくためにカードを更新するのです。ですのでギルドカードをお願いします」

と言ってルリさんは手を差し出した。






そんな機能があったのかと僕は、驚きながらも自分のギルドカードを差し出した。

ルリさんは差し出されたカードを登録した時の水晶に入れると、登録したときみたいに水晶は一瞬光るとカードをはきだし、はき出されたカードを

「更新が終わりましたのでお返しします」

と言って僕に返した。






登録した時はビックリしてあんまりカードをちゃんと見てなかったので更新して返されたカードを改めてみると、左上には僕の名前があり、その隣には年齢が書いてあって、年齢の下には今の僕のランクであるGと書かれていた。

しかし登録した時にはなかったはずだが、ランクの下には☆が3つ付いていた。






なんだろこれ?と思いながら

「あの、カードの1番下に☆が3つ付いているんですけど☆ってなんですか?」

と疑問に思ったことを僕はついでなので聞いてみると

「その☆は、先ほど言っていた数値ですよ。

自分と同じランクのクエストを達成したら1つ、自分のランクより上のクエストを達成したら2つ☆が付きます。

なのでマコトさんは自分と同じランクのクエストであるGランクのクエストと、自分のランクより上のFランクのランクを達成したので☆が3つ付きます」と言って丁寧に教えてくれた。





なるほど、これが数値なのか・・・。

☆の意味もわかり、遅くなる前に

「いろいろとありがとうございました」

と言っていたギルドを後にして宿に戻ることにした。








宿に戻るとリリーは、僕の帰りを待っていたのか受け付けカウンターの所にいて、僕を見つけると

「お兄ちゃんおかえり」と言って走り寄ってきた。

するとリリーの声が聞こえたのか

「マコトさんおかえりなさい」と言いながらミーシャさんも出てきた。

そんな2人を見て僕は、帰る場所があるって嬉しい事だなと思いながら

「ただいま」と言って今日の出来事を簡単に話そうとしたら

「失礼するにゃ、部屋は空いてるかにゃ?」

と言って人が入ってきた。







にゃ?!今『にゃ』って言った?!

そんな言葉に驚いて振り返るとそこには金色の目に、茶色の髪をボブカットにして頭とお尻の辺りから髪の毛と同じ色の猫耳と尻尾を生やした女の人が立っていた。

あの時は声をかけられてすぐ目を逸らしたけど、そこにいたのは間違えなくギルドにいた猫耳お姉さんだった。

前回の後書きで次回あの人が・・・って言いましたがほとんど最後にしか出せなくてすみませんでしたm(_ _)m



次回はしっかりお姉さんが出てくる予定なので楽しみにしていてください。



なお感想や評価、誤字脱字、アドバイスなどいただけましたらきっとベッドで跳ね回るぐらい喜びます(*´艸`*)


ではまた次回ヾ(*´∀`*)ノ

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