手紙
掲載日:2025/10/12
ねぇ、神様。
どうしようもなく死にたい夜はどうしたらいいですか?
便箋に染みていく水滴。
滲む文字に笑みが零れる。
あぁ、これじゃあ読みにくい。
書き直すつもりもないが。
静かな部屋にペンが走る音だけ響いている。
この手紙が誰に届くのかなんて分からない。
でもどうしても書きたくなってしまった。
誰かに問いたくなってしまった。
ねぇ、神様。
大切な大切な友達と一緒に死にたいの。
3角の耳がピコピコと揺れる。
あの頃を思い出す。
ふわふわに毛皮が愛おしい。
手が空を掻く。
ねぇ、神様。
私の友達返してよ。




