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覚醒者~特別ランクの私は恋愛の好きが分からない!~  作者: 琴葉 悠(琴葉悠)
子だくさんな家族~ただし、旦那一人に子一人だけど~
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子どもの成長~裏で拒否られてる二人~

子育てに奮闘するカナタ達。

その裏──ドミニオンでは訪問する事を却下されつづけている二人がいた──




 カナタは子育てに奮闘していた。

 赤ん坊のシロウの育児、まだ幼いユイナの育児等など、やることがたくさんあった。

 だが、カナタ一人で行う訳では無い、夫達が皆手伝ってくれていた。

 たまに来るレイド達も相手をしてくれた。





「だーかーらーなんで俺達はカナタちゃんの育児手伝いは拒否されるんですか⁈ おかしいでしょう‼」

「おかしくない」

「そんなはずない‼」

 その日もケイとゴウがレインに直談判していた。

 カナタの家は少し特殊な場所にある。

 許可無く入ることはできない。

 ケイとゴウは、許可を出されていなかった。

「何でですか‼」

「カナタちゃんの信頼のない奴をカナタちゃんの家に入れるなんてことはできない、諦めろ」

 レインは冷たく言い放った。

「「そ、そんなー‼」」

 ドミニオン本部に、ゴウとケイの絶叫が木霊した。





「──てなことがあった訳」

 カナタにドミニオンの現状を把握させる話をしに来たレインがケイとゴウの行動について話した。

「我が子の教育にも悪いんで、私に対しては一生接近禁止でお願いします」

「了解、そのように手配するわ」

「そういえばレインさんがここに居る間は誰が本部で指示を?」

「クリスよ」

「クリスさんが」

 カナタは少し驚いたように言う。

「そう言えば、クリスに聞いたわよ。お子さん盗撮されてたんですってね」

「ええ……アサヒとレイジが」

「あの二人、両親そっくりで綺麗な子達だもんねぇ」

「ディオンとアルビオンも似たような事が?」

「いや、あの二人は学校とか行ってないからないわ」

「そう、何ですか」

「でも個別で勉強はしてたから」

 レインからそう話を聞いて、カナタは少しほっとしていた。

 あの二人は何も語らない。

 語らないからこそ、知っている人がくれる情報で安心できるのだ。

「でも、私もあまりあの二人のことは語れないかな、これ以上は。二人のプライバシーにあたるし」

「良いんです、有り難うございます」

 カナタはレインに頭を下げた。

「じゃあ、私帰るね」

「はい、お気をつけて」

「転移で帰るから大丈夫だって」

 そう言って、レインは玄関で姿を消した。

 カナタはシロウを抱っこしたまま子ども部屋へと戻って行った。





 夕方──

「「ただいまー」」

 アサヒとレイジの声がした。

 カナタはシロウを抱きかかえたまま移動する。

「お帰りなさい、二人とも授業はどうだった?」

「単純すぎて退屈」

「同じく」

「やっぱり飛び級させたほうがいいのかなぁ、レインさんに言われたように」

「僕らは飛び級でもいいよ」

「うん、僕も」

「ディオンとアルビオンは?」

「二人の意思を尊重させたい」

「俺もだ」

「分かった、じゃあレインさんと校長先生も踏まえた面談で今後を決めよう?」

「「はーい」」

 二人は自室へと戻っていった。

 その直後、

「ただいまー」

「ただま!」

 ツムギとユイナが帰って来た。

 二人とも父親に、レオンとレンに抱っこされて帰って来た。

「二人ともお帰りー!」

「ママ、だこ!」

 シロウを抱っこしているカナタは一瞬困ったが、すぐにマリが隣に現れ、合図をしたので、シロウをマリに抱っこさせ、ユイナを抱き上げる。

「おっきくなったねー!」

「……ママ、私も抱っこ」

「ちょっと待ってね」

 レオンにユイナを渡し、ツムギ抱っこする。

「ツムギもおっきくなったねー!」

「……うん」

 はにかむように嬉しそうにするツムギと、元気いっぱいに嬉しそうにするユイナ、育つ環境は同じだが全く性格は違った。

「サリ達がご飯つくってるから、ご飯にしようね」

「わーい!」

「デザートもあるぞ」

「わーい!」

 ユイナは全身で喜びを表現していた。

 はにかみ笑いでツムギは嬉しそうにしていた。





 夕食を食べ終わり、子ども達も寝かしつけた時刻。

 大人達だけの時間になった。

「そうか、話合いをか」

「うん、子ども達には自分に合った教育を受けて欲しいしね」

「それならアサヒとレイジは相当上の所から始まるぞ」

「そんなに頭いいのあの子等」

「私達の子だからな」

「ああ、なるほど」

 遠回しに自分達は頭が良かったと主張するディオンとアルビオンに、めんどくさいなぁと思いながらもカナタは指摘しなかった。

「ツムギとユイナはどうなんだろう?」

「年相応という感じだよ、今のところ」

「なるほど」

「だが、学校に行ったら何か変わるかもしれない」

「そうだね」

 レオンとレンの話を聞きながら、カナタは頷く。


「じゃあ、私明日も早いから寝るね」


 カナタはその場を後にする。

 ベビーベッドの置いてある部屋に来ると、中にはマリが居た。

「マリ、シロウの面倒みててくれて有り難う」

「俺の息子だしな、みてやんねぇと」

「……」

「あーそだ、時間があるときで良いんだが」

「何?」

「俺の爺様と祖母様の墓参りに行きたい、ひ孫の顔見せたいんだ」

「それくらいならいつでも」


 カナタは優しく微笑んだ──







ケイとゴウは自業自得です。

また、レインは色々と知ってますがプライバシーを重視します。

アサヒとレイジが飛び級になりそうです、頭が良いのですね。

次回は墓参りになりそうです。


ここまで読んでくださり有り難うございました。

次回も読んでくださると嬉しいです。

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