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8/10

08/18

08/18(月) 天気:晴れ時々曇り


 誰もいないコンクリートの上で俺は唸っていた。 というのも昨日、ハクが大量のミスリルワイバーンを狩ってくれたのだが、少し問題がある。 

 それは、このワイバーンがあんまし旨くないってことだ。 鱗は純度の高いミスリルで出来ていて魔法攻撃に対する防御率の高さは、よく聞くミスリルリザードを遥かに凌ぐ! おまけに空も飛べるため厄介な存在である。 そんなミスリルワイバーンなのだが、5~6体を一瞬で黒焦げにしたハクっていったい・・・・・、なんだろうってツッコミがあるだろうが、結構早いネタばらしをしておこう、ハクは普通の魔獣ではない。 正式名称:ストームフェンリルと呼ばれる最強魔獣の一体である。 まぁ簡単に言えばこいつにあったら最後世界は滅びますってことだ。

 そんなハクがなぜ俺と一緒にいるかについてはまたいつか語ろうと思う。 とりあえず今回はこのミスリルワイバーンの調理方法について模索していこうと思う。 

 まずミスリルワイバーンだが全長は4~6メートル、翼の幅は3メートル程度の小型の竜である。 ちなみにだがこの翼の膜?も食べることはできるが、ぶよぶよすぎて食べられるものではない。 ならば食べられる部分はどこか? ももや胸、ささみと言ったニワトリをさばいた時の部位が食べられる。

 ただ、これ焼くと固くなりすぎて食べられるものではない。 柔らかくてうまいあのもも肉でもだぞ!! そんなわけで俺は近所にある古本屋向かった。 その古本屋は昔から遊びに行ってたこともあり大体の位置は把握している、そこでなら何かヒントになりそうなレシピ本を探すことにした。 

 とりあえずレシピ本を引っ張り出して光魔法を使って暗い中読み漁っていくのだが、ダイエットレシピや健康的なレシピは今のところ必要はないかな。 そんな中俺は唐揚げのレシピに興味を持つ。 その中にはビールを使って肉を柔らかくすることがコツって書いてある。 もしかしたらこれを使えば、と思った俺は下の階のスーパーでビールを2ケース持っていくことにした。 ついでに塩コショウ、ショウガ、唐揚げ粉、米油や複数の油を持って行ったのであった。

 さていよいよ調理であるが、まずはワイバーン肉を細かく切って大きめの袋に大量のビールとショウガ、ワイバーンの肉を入れて1時間近く放置、時間がたってから塩コショウを振って唐揚げ粉にまぶして大きな鍋に油を入れて揚げていく。 

 少したってようやく完成! さてさて味は・・・・・・、意外にうまかった!

 

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