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過去②

駅で立ち往生している俺。 この一言だけだとどっかの恋愛小説に出てきそうなワンフレーズなのだろうが、実際は電車も動かせそうになく誰もいない場所で一人、ただ一人そこで突っ立てただけなのだが。 その頭の中では理解が追い付かず思考停止している。


「いったいどういうこった? なんで誰もいないんだよ‥‥‥」


 当然の疑問であるが、それを答えられる人は誰もいない。 というか仮に誰かいたとしても、答えられるのか? 

 とりあえずこの場でただ突っ立ててないで、家に帰ろう・・・・・。 俺は電車が来ない線路の上を歩き始めた。 本来は線路の上を歩くのはダメな事なのだろうが、電車も来ないし誰もいない、ならばと線路上を帰り道に沿って歩き始めた。

 歩いている途中で気づいたが家はかなり遠い。 このまま歩き続けたら帰るのにどれだけ時間がかかるのやら。 そんなことを思っていると三つ先の駅にようやくついたが時刻は午後7時、俺はそこの駅で降りてどうやって変えるか考え始めた。


「とりあえず徒歩はダメだな。 なら・・・・・車を拝借するしかないかな?」


 これも本来はダメな事なのだろうが、俺は緊急措置として道路に置かれている車を拝借することにした。 大半はどっかにぶつかって火を噴いてるが、俺は比較的無事な車を探してそれを借りることにした。 幸いなことに駅前に何台かタクシーが止まっている、しかも鍵付きのまま。 俺はそのうちの一台を拝借して、家路のつくことにした。


「えっと・・・・、まずは鍵を回して・・・・・よっし! とりあえず出発!」


 免許を持たないけど何とか運転できたが、いろんなところに当てたりしながら何とか慣れてくる。 そんな時だった、突然頭の中に声が聞こえた。


<スキル[能力学習]を開放しました。 アビリティ[騎乗Lv1]を作成しました>

「んあ?」


それに気を取られて俺は運悪くほかの車にぶつかってしまった。 幸いにも車はまだ動けるが少し体が痛かった。 その瞬間また頭の中にアナウンスみたいな無機質の声が響いた。


<アビリティ[痛覚耐性Lv1][自動回復Lv1]を作成しました>


 さっきから聞こえてくるこの声はいったい何だろうか? というかまるでRPGゲームのようなアナウンスだったような感じがした。 


 俺はその後タクシーを運転しながら進んでいく。 運転に集中していると少し変な感じがした。 何も考えずに運転できるわ、さっき感じた痛みを感じなくなってきた。 ほんの少し押すと痛みを感じるがそれぐらいだ。 もしかしたらさっきのアナウンスと何か関係があるのでは? そんなことを思いながら俺は家路についたのであった。

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