赤面症の生徒会長さま
今年度の全校集会は、例年に比べてサボる輩が少ない。というか体調不良の者も出席しそうになる程の参加率だ。
欠席すれば生活態度の評価には影響するだけで別に単位に関わる訳でもない月一の集会など面倒臭く、かったるいだけだった。
3割弱は不参加であるのが平均で、教師たちも半ば諦めていたが、今年度になってから・・・いや、『彼』が生徒会長になった去年の秋から、集会参加率がどんどん上がり、ほぼ全員が参加するようになった。
今回の集会は、何と、欠席者0である。
そんな全校生徒の視線の先で、生徒会長が登壇する。
綺麗な顔立ちで、身長は高く、華奢でもがっしりでもないが、すらりとした身体は適度に筋肉がついていることが制服の上からでもわかる。
艶やかな黒髪は清潔に短髪で、きりっとした眉は男らしい。
長い睫毛に縁取られた切れ長の目は、距離があるとわかりづらいが深い青色である。
2年、生徒会会長、青羽日和。
中高一貫校であるこの学園で、彼は高等部からの外部入学であったが、1日目で全校生徒に認知された。
入学式、まだ少し幼さが残る彼は、入試首席(持ち上がりでも試験があった)で新入生代表として登壇したのだ。
この学園は、全寮制男子校で、青少年達はその性的対象を同性に向ける者が多く、特に8割が中等部からの持ち上がりである為に学園の空気に染まっている。純粋なゲイは少ないが、バイとなる者が殆どだ。
容姿に優れている者は大変人気がある。
そんな中で、青羽は学園でもトップクラスの顔面偏差値であった。
そして何よりも、生徒達を惹き付けたのは・・・・
白い頬が紅潮し、目が潤んでいる。
凛とした耳心地の良い声音と、ピンと伸びた背筋、キリッとした表情であるのに、顔は真っ赤なのだ。
彼、青羽日和は、赤面症であった。
大勢の前に立つと、本人の意思とは関係なく頬が染まってしまう。ついでに目も潤む。
その顔を、生徒達はガン見した。
(え、エロい・・・!)
しかも、普段の生活ではすんっとした無表情だとわかり、生徒達は大勢の前に立たなくてはいけない立場に彼を上げた。
青羽日和は1年生の10月から生徒会長となったのだ。
生徒会長は集会や式典、行事で必ず全校生徒達の前で挨拶がある為だ。
青羽は顔が赤くなる事を自覚しているが、拒否権など無かった。
大勢の前に立つと、心臓がドキドキするし、顔が熱い。
恥ずかしいとか思っていない筈なのに、子供の頃からこうなのだ。仕方ない。
そして、今日も、生徒会長は頬を染めながら、凛としたイケボを響かせるのだった。
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生徒会長受けが好きです。
特に風紀委員長×生徒会長が好きです。
生徒会長だけ仕事してるのに、悪評が・・・って展開が好きです。
俺様擬態も好きです。
猫被りも好きです。
お目汚し失礼しました(>_<)




