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相棒です。

「ねぇね、リリーっ!あっち行って来てもいーいぃ?」


「キャァ〜!こっちお花畑あるぅ〜!可愛い〜!!ね、リリー、一緒に行こ〜?」


「わ、私はリリーについてく、、」


「絶対よ、絶対冬にもう一度来させてね!」


「分かった分かった。皆、大丈夫だよ。ウィンは遠くに行きすぎないでね、」


「はぁい!」


「ブルームたちは私と一緒に居ようか。ブルームの見つけたお花畑に行く?」


「行く〜!!」


「お花畑なんて興味ないわ!!」


「あっ、、スノウ行っちゃった、、リリー、わ、私は一緒にいたい、、」


「勿論。じゃあ、ブルームとルーナは私と一緒にお花の冠作ろう?」


「うんっ、作る作る!!可愛いの作る!!」


「楽しそう、、!」




「リリー様は妖精たちと仲がよろしいんですね。」


「そうですか?モクレン様は違うのですか?」


「そうですね、、仲が悪いわけではないのですが、なんというか、、友達、のような関係ではなく、相棒みたいな、、、?」


「良いじゃないですか!そういえば、言われてみるとモクレン様の情報は妖精からもらったものもありますよね。」


「はい。コールが伝えてくれる情報にはとても助かっています。リリー様もありませんか?妖精たちが自分に大切なことを教えてくれたり、事件が起こったら場所や内容を伝えてくれたり。」


「、、、あ、確か、ローズと仲良くなったのは妖精たちのおかげですね。出会いの仕方は決して良いものではありませんでしたが、、妖精たちのおかげでローズは酷い目に遭わなかったと思うので、良かったです。」


「酷い目?何があったかは分かりませんが、リリー様がお助けになられたんですね。、、、リリー様はお優しい方ですね。」


「そんなことないと思いますけど、、それを言うんだったら、モクレン様の方が優しいと思いますよ。」


「いいえ、私は。この貴族社会の中の助け合いは、どうしても私には純粋な助けには見えなくて。しかしリリー様は、『優しさ』故の助けです。この貴族社会の希望だと私は思います。」


「ふふっ、モクレン様は大袈裟ですよ。でも、、そう言ってもらえて嬉しいです。モクレン様は気づいてなさそうですが、モクレン様が私にそう言ってくださることが、私の助けなんですよ。誰かに認められるのは、、とても嬉しいことです。ありがとうございます。」


「っ!!、、、お互い様ですね。」


「クスッ、、そうですね。」

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