表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/77

新人物です。

「あっ、ごめんなさい、、」


「大丈夫です。」


うわぁ、、さっきから何回シオン様の足を踏んだんだろう。


相手がグラジオラス様とかだったら、私はどうなっていたことか。


ド直球に悪口を言われるんだろうなぁ、、、


「今度はもっと練習してきます。」


「ふっ、それはまた今度も僕と踊ってくれるということですか?」


「へっ、、ぁ、、」


「クスッ、すみません、少しからかいました。」


「シオン様?!」


「クスクス」


クッソイケメンすぎでしょ?!


眩しい、シオン様の周りからとんでもなく輝かしいオーラが、、、!




ダンスも終わり、バルコニーの柵で話をしていた。


シオン様といると、何故か落ち着く。


私、荘野百合にもリリーにも居場所なんてないと思えてしまうけれど、シオン様と話していると


どうしても思ってしまう。


あぁ、、私はここにいて良いんだ、私にも味方がいるんだ、、


って。


そんなときだった。


「っあれ、先客ですか、、、?って、シオン殿下にリリー様?!」


「、、、モクレン様。」


モクレン様?!、、、、って誰?!


リリーの記憶にもない、乙女ゲームにも確か出てきてない、、


けどイケメンだから隠しキャラの可能性あり!


って、、会ったばかりで何を考えてるんだ私は。


でもモクレンって、、花の名前だ。


確か花言葉は「自然への愛」「崇高」。


うぅん、、隠しキャラだとしても、1人の攻略対象なわけだし、、


こんな花言葉だけど可能性はあるのかな、、?


いや、でも、隠しキャラは一番攻略が難しかったのは覚えてる。


もしかしたらって線も考えておくべきね。


「えっと、、初めまして、ですよね?」


「えぇ、すみません、突然。お邪魔ですよね、私は失礼させていただきます。」


それはダメ!


あなたが隠しキャラかもしれないのだから、あなたについてもっと知らないといけないわ!


「待って。」


「、、、リリー?」


「モクレン様。あなたのことが知りたいんです。こちらに来ていただけませんか?」


「ぇ、、、」


「リリー、、何を考えて、、」




「改めまして、私の名前はモクレン・リンスレイトでございます。リンスレイト伯爵家の次男でして、、ヴァーベナ学園の一年生です。」


「ありがとう、モクレン様。」


「えっと、、私のことが知りたいとおっしゃっていましたが、、具体的には、、何を?」


「えぇ、それはですね、」


最重要事項、、




「モクレン様、、あなた、ローズに興味をお持ちですか?」




「、、、はい?」


「え?」


いやなんで2人ともそんなに驚くんですか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ