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これはノルマなのかカルマなのかだれか教えて下さい!

セッション二回目 


念の為、ゆったりとして肌触りのいい軽めの素材の部屋着に着替えなおした。気休めかもしれないが枕代わりに使っていたクッションも二個から三個に増やしてみた。できるだけリラックスできるようにとあれやこれやと準備をする。

そうしてできあがった状態に、まるで昼寝の装いのようだと少しだけ可笑しくなった。

さあ心と体の準備も整ったぞ。

先ほどと同じように導入の言葉が告げられセッションが始まった。

話し口調も、私が提案したとおりのゆっくりした、少しボリュームを抑えた静かなトーンに変わっていた。

今回は全てが心地よく聞こえてきた。うまくいきそうな気がするぞ。

一回目の時より緊張もほぐれ、とてもリラックスできていた。

なんだか眠くなってきた。

あいからはリラックスしすぎて完全に寝てしまうのは駄目だと事前に告げられていた。

眠りに落ちる直前の脳波で言うシーター波が出ているような状態がいいらしい。

どんどん体の力が抜けていく。

しばらくすると完全に手足を動かす事ができなくなった。

横たわっているマットに全身が沈みこむような感覚を感じていた。

周囲の音は聞こえている、しっかりと起きていて頭の中もクリアーな状態なのに体は全く動かせないというのは不思議な感覚だった。

試しに動かしてみようとするもやはり指一本力が入らない。

金縛りにあったときもこのような感じなのかな。



開始からすでに数十分が過ぎていた。

初めのうちは一回目と同じ。

やはり何も見えない、真っ暗な空間に漂っているような感じだった。


あい「何か景色を思い描いてください」

美しい風景をイメージする。今回は雪山が出てきた。

それから空想の乗り物に乗ってどこかへ移動するよう指示された。

前回と違い、風を切って移動しているようなスピード感も感じられた。

その状態がしばらく続いた。そして今度は乗り物から降り、何か見えないか周りを見渡すよう指示された。


何か見えるだろうか?         

うーん・・・やはり形のような物は見えないかな。

真っ黒なもやの中に青い透明な光が混ざっているようなのが見えた。

瞼越しに外の光が見えているのだろうか?

あい「最もふさわしい時間と場所に着きました。何か見えますか最初に見えたのはなんですか?周りに見えたのがあれば教えてください。」

ゆい「金色と青の光が・・・・・見えます」

あい「光が見えますか?」

あい「自分の足元は見えますか?何か履いていますか?」

ゆい「見えません」

あい「手は見えますか?」

ゆい「手は見えません」

あい「地面は?」

ゆい「ありません、光のトンネルが見えます」

あい「それではトンネルを進みましょう、進んで進んでくださ

い、何か見えてきましたか」

ゆい「見えません」

あい「周りに誰かいますか」

ゆい「誰もいません」

あい「それでは別な日に進みましょう、何か起きていますか?」

ゆい「何も見えません」

あい「ではその場面から離れましょう。もう一度乗り物に戻っていきます。そして別な日と場所へ移動していきます。そこで最初に見えたのを教えてください。そこに降り立った時の最初

の印象を教えてください」

ゆい「・・・・・・」

あい「何か見えますか?」

ゆい「・・・・・・」

あい「周りに何か見えますか、少し歩いて見ましょうか。周りの風景は見えてきましたか?」

ゆい「山・・・山が、見えます」

(こちらは施術中の記憶なし。後日録音より)

あい「山ですか?山には何か生き物はいますか?」

ゆい「鹿?鹿がいます」(録音)

あい「周りの雰囲気は?怖い感じですか?天気はどうですか?」

ゆい「・・・・・・」

あい「足元は何を履いていますか?そのまま光の中を進んでみてください。」


何も感じなかった。ただ静かな無の状態。

私自身が気体にでも変化したような、空気の中に完全に溶け込 んでいるような感覚。

通常の暗い部屋にいて見える景色とは違う。これは何かが見えていると表現していいのか。

そのままの状態でじーっとしていると真っ暗な中に金色の光がちりばめられたように見え始めた。マーブル模様と表現できるのかな。

しかし人の姿は見えなかった。


そしてあいからまた乗り物に戻り違う場所に移動するように告げられた。

次は何が見えるのだろう?先程と同じ様な光だろうか?。


あい「「足元は見えますか?姿は見えますか?今どこにいますか?」

その質問を聞いている途中

一瞬だけだが男性のイメージが脳裏に浮かんだ。

あい「靴は履いていますか?」

ゆい「ブーツが見えます」


茶色っぽい革のブーツ?とても頑丈そうだった、ただ最近のデザインではないような気がする。

姿?何をしている?脳裏にイメージが浮かんできたが、うまく言葉で表現する事ができなかった。

セッションが始まってから口元に力が入らない。

何とか話そうとするがぼそぼそと小さい声になってしまう。

うまくしゃべる事はできているのだろうか?私の声はあいに伝わっているだろうか?不安だった。

あいの質問は続いている。


あい「彼は今何をしていますか?」

ゆい「何か食料を探しているような・・・何かを焼いているのかな?」

あい「何を焼いていますか?肉ですか?」

ゆい「鹿の肉です」

あい「貴方の他に人はいますか?」

ゆい「他の人の姿は見えません」


これは私自身なのだろうか?

言葉ではうまく表現できないが脳裏には映像がはっきりと浮かんでいた。

日に焼けたような白人男性。年の頃は三十歳から四十歳。

細身で筋肉質。身長は高そう、一八〇センチ以上はあるのではないだろうか。髪の色は茶色混ざりの金色、長さは肩にかかるくらいか。

白いシャツにクリーム色のベストを着ていた、子供の頃に読んだ冒険小説に出てきた探検隊のような格好だった。

彼はキャンプで使用するような簡易的な椅子にひとりで座っていた。

うつむきかげんで焚火を見つめているのか?


あい「貴方の周りに緑など植物はありますか?」


周りに何かあるだろうか?。

緑はおろか周りに風景らしきものは確認できなかった。

どちらかといえばその男性のいる場所だけ、切り取られた写真のように浮かび上がって見えている感じ。

彼の周りをとり囲むのは石の壁のような・・・岩肌だろうか?全体的に無機質で硬い感じの灰色の壁に囲まれている感じだった。

どこなのだろう?野外のように思えたが洞窟の中なのか?

全体的に暗い、空も真っ暗だった、夜なのか。

地面の様子は、はっきりと確認できないが粘度質のような色合い、砂地ではないような。

他の存在は何も感じられなかった。

遠くからバーンと銃声のような大きな乾いた音がしたと感じた瞬間その場面は消えてしまった。

初めてみた映像に戸惑って困惑していると次の質問が聞こえてきた。


あい「貴方の家は近くですか?彼は幸せそうに見えますか?

今は何時ごろですか?何か音は聞こえますか?今の気分はどのような感じですか?心地よい感じ?」

次々と質問が耳に届くが直ぐに答えは思いつかなかった。


あい「貴方は町に住んでいますか?何日くらいここにいますか?銃は持っていますか?」

ゆい「黄色い帽子のおじさんみたい・・・」

思わずつぶやいていたようだ。


あい「貴方はなぜそこにいるかわかりますか?」

ゆい「わかりません。」

あい「その人生のテーマは何かありますか?」

テーマ?どういう意味なのか何を聞かれているのかわからなかったがとりあえず返事をすることにした。

ゆい「(ささやき声)わかりません、何も感じません」


彼からは何の感情も感じられなかった。

座っている姿から覇気は感じられなかった。

心身ともに疲労している感じだろうか。

少し悲しげで、うつむいたまま静かに座っていた。動く様子は見られなかった。ただそこに静かに座っているだけ。


あい「ではこの場所を離れて別の場所に移動しましょう。何が起きていますか?何が見えますか?」

ゆい「わかりません、何も見えません」

そう答えたつもりだったが、あいには聞こえなかったようだ。


あい「先ほどの場所に戻りますか?あなたが希望したら先ほど男性の場所に戻れますよ。」


先ほどの場所に戻る気は起らなかった。先へ進みたい気持ちの方が強かった。

質問に対して私が返事をしなかったので、それ以上の情報はないと判断したのだろう、次の場面への誘導が始まった。


あい「あなたの下には何がありますか?そこに降り立った時の最初の印象を教えてください」

ゆい「・・・」

あい「何が見えますか?」

ゆい「黒い・・・・・・・」

あい「黒い?黒いものが見えますか?」

ゆい「はい」

あい「黒い地面が見えますか?そこは固い感じですか?」

ゆい「わかりません」

あい「泥ですか?粘土ですか?周りはどのような感じ?何か見えませんか?」

ゆい「青い光が・・・青と黒い光が・・・」

あい「ひかりが見えますか?光に向かって歩けますか?」

ゆい「はい」

あい「貴方は自分の足は見えますか?」

足下を見たが青い光がぼーっと見えてはっきりとは見えなかった。

ゆい「はっきりとしません、なんだか青い光に包まれています」



あい「周りに人はいますか?」

ゆい「誰もいません」

あい「誰もいませんか?」

あい「何か音などが聞こえますか?」

ゆい「音は聞こえません」


あい「木や建物は見えますか?そのまま前に進めますか?どんどん前に進んでいきましょう。景色は変わりましたか?」


ゆい「変わらないです、真っ暗です」

あい「別の場所に移動しますか?」

ゆい「はい」


そのまま誘導は続いていた。

窓の外ではパトカーだろうかサイレンの音がにぎやかに響いていた。また自動車事故でも起きたのだろうか。ざわざわと窓になにかが打ち付けるような音も聞こえていた。

これは風の音だろうか。

キーンと小さな電子音も聞こえる、これはきっとエアコンの音だろう。

先ほどの余韻が残ったまま聞こえてきた音に対して取りとめもなしに反応していた。

夢と現実のはざまに存在しているような感覚だろうか。次は何が起こるのだろうか。

わくわくする感じではなく、冷静に今の状況を受けとめている感じだった。


あい「足元を見てください、どういう姿をしていますか?」


耳元からあいの声が聞こえてきて、はっとわれに返った。

眠っていたようだ。あいの声に反応し新しいイメージが脳裏に浮かんできた。


あい「何が見えるか最初の印象を教えてください誰か見えますか?何か音は聞こえますか?」

ゆい「川?・・・」

あい「川が流れていますか?」

ゆい「水が流れているような音がします・・・・・・湖が見えます」

あい「どのような感じですか?湖の反対側の岸が見えますか?他に何か聞こえますか?」

ゆい「わかりません。水の音以外は何も聞こえません」


真っ白な水面が広がる情景が見えた。湖?白い湖?。きらきらと光輝く湖面、水面から青い空が続いている。湖の周りには建物は見られなかった。緑も見えない。ひたすら青と白の世界が広がっていた。

湖面の白、空の青、さらにそこに浮かぶ雲の白そんなイメージだろうか。


あい「他に誰かいますか?貴方はどのような服を着ていますか?そこで何をしているのですか?」

ゆい「洗濯です」

あい「洗濯ですか?そこへは一人で来ていますか?」

ゆい「ひとりです」


湖畔のほとりに一人の少女の姿が見えてきた。年の頃は十七から十八歳位。すらっと手足が伸びた細身の女性が立っている。洗濯物が入っているのか籠の様な物を抱えていた。

肌は抜けるように白かった。栗色?金色に近い茶色の髪。

足元まである長い白いドレスの様な衣装を身にまとっている。

ギリシア神話でみた乙女のようだった。これも前世の私なのか。


「足元は」「風景は」質問が幾つか続いていた。


足元?と考えているとまた新たなイメージが浮かんできた。白い紐で編んだようなサンダルを履いている。

髪の長さは遠目な感じではっきりとはわからないが、風になびいてはいないようなので一つにまとめて結い上げているのか。

脳裏に浮かぶイメージに戸惑いを覚えながら声に出して描写を続けようとした。

突然死海という言葉が脳裏に浮かぶ。その単語に戸惑っていた。

それってどこらへんにあったかな?

このメッセージはどこからくるのだろう、これが潜在意識の声なのか?

不思議に感じながら静かに考えていると次の質問が聞こえてきた。

あい「場面を変えましょう、住んでいる場所は近くですか?緑豊かな森ですか?それとも川のほとり?湖の近く?家には動物はいますか?」

ゆい「わかりません」


その台詞を告げた瞬間突然すさまじい悪感が全身を襲った。

急激に寒さを感じ体がぶるぶると震え始めた。とまどいつつ体の動きを止めようと試みたが自分自身で体の動きをコントロールする事ができなかった。

急な現象に訳がわからず戸惑っていると、深い悲しみ、強い恐怖、耐え難い絶望感そのような感情がこみあげてきた。


あい「別な日に移動しましょう。貴方に必要な情報が得られる日です」

ゆい「あああああ(叫び声)行きたくない、行きたくない、行きたくない」

自分自身の口からこぼれ出たセリフに驚く。

何を言っているのか?自分以外の誰かが私の口を使って勝手に話をしている感じだった。

それを隣で聞いている自分自身の存在も感じた。しかしあいの耳にはその声は届いていないようだった。

その言葉に答えることなくあいの質問は続いていた。


あい「誰か一緒にいますか?家族はいますか?」

ゆい「わかりません」

家族がいるのか辺りを見回そうとした途端、棚のような物に入ってしゃがみこみ隠れているような姿がイメージされた。先程同様にその状況を見ている自分自身の存在も感じた。自分が二人いる感覚。どちらも私自身のようだ。


あい「貴方は何をしていますか?」

ゆい「隠れています」

あい「どこに隠れていますか?」

ゆい「建物の中です」

あい「自分の姿が見えますか?この場面よりも少し前に戻りましょう、そしてどうしてこのような事が起きたか戻って確認しましょう」



湖にいる時に誰かに見られていたようなイメージ、そこで彼らに目を付けられたのだろう。


あい「貴方には家族はいますか?」

ゆい「・・・・・・」

あい「そこに誰かいますか?一人で住んでいますか?」

ゆい「怖い怖い怖い。ああああ(うめき声)」(録音より)

あい「そこは暗いですか?明るいですか?大丈夫ですあなたは守られていますよ。今の状況を説明できますか?」


私自身が悲鳴のような声を上げているのが聞こえた、そしてその声を冷静に聞いている自分の存在も感じた。


あい「誰か一緒にいますか?家族はいますか?」


家族がいるのか確認しようとした途端、バンっと大きな音がした。古びた木の扉を乱暴に開けて男達が入ってこようとする映像がイメージされる。その中の一人の姿だけがはっきりと浮かぶ。赤茶色い巻き毛のようなくせ毛髪の男性、肩幅が広く胸板も厚く筋肉質、やや背は高い?胸当てがある服。褐色の肌。日に焼けたような赤ら顔。兵隊なのか?彼女にとって歓迎せざる存在のようだった。

ふと脳裏に言葉が浮かぶローマ人?


あい「何が起きていますか?」

あいの質問は続いていた。


ゆい「男たちがやって来ました。兵士なのか山賊なのか?」

あい「貴方は家にいますか?どこにいますか?」

ゆい「あああああああああああっ(叫び声)どこにも行きたくありません」

私自身が泣きながら答えていた。

あい「先程の男達があなたを連れて行こうとしていますか?」

ゆい「わかりません」

あい「あなた以外にも連れていかれている人はいますか」

ゆい「わかりません」

あい「あなたは捕まったのですか?」

ゆい「ああああああああっ(悲鳴)わかりません」

ぶるぶると体が震え続けているのを感じた。

あい「何が起きていますか?逃げているのですか?」

ゆい「・・・・・・・」


彼女は男達に見つかってどこかに連れていかれたようだった。その瞬間映像は消えて何も見えなくなった。

先程まで感じていた悲しい気持ちも全て消え、体の震えもぴたりとおさまった。今経験した出来事に私は放心状態だった。


あい「ではこの場面を離れて次へ移動しましょう、何が起きて何が見えますか」

ゆい「何も見えません」

あい「何が起きているかわかりますか?あなたは何も感じることなくただ観察者として話すことができますよ」

ゆい「・・・・・・」

真っ暗でなにも見えなかった。


あい「全ての人生には学びがあります その人生の目的は何だったと思いますか?」


その時脳裏に言葉が浮かんできたがうまく声にはなっていなかったようだ

ゆい「自由、全ての人は自由でないといけないと、何者もそれをうばってはならない」

潜在意識なのか自分自身でない誰かがそう答えているのを感じていた。


その後引き続き別の過去世も経験した。

その老婦人は暖かい暖炉の傍で、ロッキングチェアーに腰掛けて編み物か繕い物の様な作業をしていた。板張りの床が見え、彼女の周りでは三歳位の男の子が走り回って遊んでいた。

その女性の最後の瞬間。たくさんの家族に囲まれて息を引き取る姿が見えた」

その過去世はとても幸せそうに見えた、家族への愛にあふれ穏やかで幸福な気持ちが感じられた。

あい「この人生のテーマはありますか」

ゆい「愛情、家族」

そう告げながら両目からは喜びの涙が流れていくのを感じた。

全身が愛の感情で包まれる感じだった。

八十歳くらいだったかもしれない、いつの時代か分からないが長生きだと思う。天命を全うして幸福な死を迎えたのではないだろうか。幸せな過去世もみることができて少しホットしていた。



セッションが始まる前に、通常見えるイメージは現実の状況と同じで空間を伴って感じると聞いていた、日常生活を送っているように立体的に奥行き感を伴って感じると。

それを期待して望んでいたが、私には静止画像でしか認識できなかった。動きは感じられなかった。


潜在意識への質問


過去世をいくつか見たあと次に潜在意識に対する質問を行った。

私の潜在意識への質問は事前に準備をしていた。


あい「彼女の潜在意識はなぜ今回の過去世を見せたのですか?」

ゆい「・・・」

あい「ゆいさんの潜在意識に質問します。これはゆいさんが事前に知りたいと私に教えてくれました。彼女の人生でいつも金銭的な悩みが付きまとうのは何故ですか?」


私は裕福な家庭で育ってはいなかったので子供の頃から金銭的には恵まれてはいなかった。成人してからも何かしら金銭的に困ることが続いていた。自分自身が原因でない事も多かった。何か原因があれば知りたいと、そして解決することができたらいいとその質問を用意していた。

マットに横たわったままの状態で突然全身が小刻みに揺れ始めた。それは数秒間程続き、その後も電気に感電でもしたような震えが続いていた。さらに何者かに腕をつかまれ大きく揺さぶられるような感覚になる。(セッション後にあいに確認すると私自身が感じていたほど実際は動いていなかったようだ。)


ゆい「誰かが思い出せ、思い出せと言っているのが聞こえます。あああああっ!(うめき声)」


私の口からは思いもよらない言葉が発せられた。

脳裏に言葉が浮かぶが頭が揺れてうまく話す事が出来なかった。


あい「ゆいさんは何かを思い出す必要があるのですか?何か見えますか?」

ゆい「わかりません、何も見えません」

あい「なにを思い出す必要があるのですか?」

ゆい「約束と言っています、約束を思い出すようにと・・・・金銭的な困窮はそのキーだと。」

全身の震えは続いていた。

ゆい「あああああっ(うめき声)」

私自身があげている大声が聞こえる。


あい「次の質問を続けます。ゆいさんが人前に出ることがとても苦手な理由はありますか?」

ゆい「・・・・・・」

あい「今世で彼女が生まれた目的はなんですか?」

ゆい「使命、自由を与える事・・・」

あい「今あなたは女性ですか男性ですか?」

ゆい「わかりません」

あい「今の仕事はいつまで続けないといけないですか?」

ゆい「・・・必要な限り」

あい「ゆいさんは夢なのか何回も同じUFOを見ている気がすると言っていましたがなんですか?」

ゆい「今はまだ・・・答えることが・・・できません」

あい「今ゆいさんに何が起きているか説明できますか、お話できますか?」

その後いくつか質問が続いたが私からの返事がなく沈黙がしばらく続いた為あいはセッションを終了することにした。



通常の催眠療法では被検者は深いトランス状態に入るため周りの音も聞こえず、セッション中の内容も一切覚えていない事が多いらしい。


今回自分で体験してわかった事。セッションの途中数分程眠ってしまうことが何回かあったが、それ以外の状態では音も聞こえ、意識もはっきりしておりいろいろ考え事もできていた。けれども自分自身の意思で体を動かすことはできなかった、言葉を発することはできたが思ったようにすらすらと会話をすることはできなかった。

あいに過去世がみえていた時はその当事者になっているのかと聞かれた。

当事者の感覚もあるが今の私自身は少し離れた所から眺めているのに近いかもと答えた。

一人芝居もしくは何か映画のスクリーンを眺めている観客のような感じだろうか。

映像とリンクして心の中にその過去世の人物の感情も湧き上がってきて感じることもできた。

どこから来るのかわからないが時折メッセージのように言葉が脳裏に浮かんできた。

あいが潜在意識に語り掛けている最中は今の私自身はそのまま体の中にいるが話す事はできず、別の誰かに体を使われている感覚だった。何者かが勝手に話をしているのを今の自分は静かに聞いている感じと表現できるだろう。

あいにセッション中時折体が動いていたが自分の意思で動き始めたり、止まったりしていたのかと聞かれたが、体の震えや動きが始まってから止まるまで自分の意思で制御することはできなかったと答えた。

自分の体が勝手に動いたり止まったりを繰りかえしていた。

初めて経験した不思議なできごとの数々に戸惑いを覚えていた。


何者かに思い出せと言われたが、何を思い出す必要があるのだろう。

二回目のセッションは驚きのままに終了した。





































 











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