プロローグ
ゴツッ!!
ものすごい音と共に僕の頭に激痛が走る……
いや? 僕だと……一体俺は何歳だと思っているんだ。大学生にもなって僕はないだろう…
「大丈夫ですか!! ヴァイス様!!」
ヴァイス? 誰だ、それは? 西洋人だろうか、彫りの深い顔のおっさんがこの世の終わりといった顔で俺に駆け寄ってくる。
俺は確か秋葉原で買い物をしていてそれで……なにはおきているんだ?
「ヴァイス様、お怪我は? ああ、額に傷が出来てます!! 早く治療をしないと!!」
おっさんがひょいっと俺を抱えて屋敷のほうへと走りだした。
いやいや、よく抱えられるな? ひょっとしたら鍛えているのかもしれない。頭がズキズキする……
「誰か治療を頼む!! ヴァイス様が馬から落ちたんだ!!」
扉を荒々しく開けたおっさんの一声で屋敷がざわっとする。あれ? 俺ってもしかして重要人物なの?
ふと壁にかけられた鏡が目に入った。そこにいるのは黒髪の死んだ目をした13歳くらいの少年だ。額からは血を流している。 え? まって……
「なんじゃこりゃー!!」
今度は俺の叫び声が屋敷中に響き渡った。 もしかしてこれって異世界転生ってやつか? いや……まじかよ……
他の作品の紹介です。
新作というかヤンデレヒロインを書いてみようってテーマで書いた作品になります。中篇くらいの長さですが毎日更新するのでよんでくださると嬉しいです。自分でもヒロインがみんな似てしまっているなって思ったので書いてみました。よろしくお願いします。
『口は悪いが巨乳で美人な幼馴染に「別にあんたのことなんて好きじゃないんだからね!!」って言われたから「俺もだよ」って答えたらヤンデレになってしまった。』
https://ncode.syosetu.com/n0195fz/