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終演後
「これが、真相です。片桐さん。
もっとも、これから公表するところ……
以外の事も話してますのでー、
出来れば内密にお願いしますよー。」
静かに話を聞いていた片桐に、朝倉は言う。
ここは、日野警察署内の会議室の一室だ。
片桐は遺族と言う事と、事件解決の協力者という事から、
朝倉がなんやかんや理屈をつけて部屋を借り、彼女達から聞いた真相を洗いざらい話したのだ。
目を伏せていた片桐は、ゆっくりと息を吐く。
「そんな……そんなくだらねぇ事で……七菜香は、殺されたってのかよ……
何が作品だ……何が……クソォ!!!」
机を思い切り叩く彼の目には、涙が溢れていた。
「片桐さん……」
かける言葉が見つからない。
ただ、朝倉は思った。
(犯罪者が目の前に、それも、何年も付き合いがあったのに、気づけなかった……僕は……。
僕がもし、由良麻衣子の狂気に気づけていたら!!)
そして、朝倉は決意した。
この街の平穏を取り戻すと。
本当の意味で、優秀な刑事になると。




