佐紀の知り合い
「すみませーん。警察のものですがー。」
聞きなれた声に、片桐は記者クラブの扉を開ける。
「何用でぃ?朝倉刑事殿?」
応対した片桐と挨拶もそこそこに、
朝倉が切り出す。
「浦西とわさんは、いらっしゃいます?」
「浦西だと?アイツは今日は休みだが……
まさか事件と関係が!?」
コクリと頷く朝倉に片桐は、即座にケータイを取り出し、浦西にかける。
「チッ!繋がらねぇ!
おい!俺なら奴の家を知っている!
乗せてけ!」
「イヤだって言ってもついてくるんでしょー!」
そう言うと、二人で走って車に乗り込む。
「おい!詳しく教えろよ!!」
「あー、はいはい!わかってますから、
隣で騒がないでー!」
車を走らせながら、事の経緯を朝倉が説明する。
「つまり、
事件当時、
七菜香と最後に会ってた奴らの一人が浦西だったっつーわけか?
クソっ!!近くに居たのに!!」
「まあまあ落ち着いて下さいよ!
彼女がまだ何か妹さんにしたかどうか、
わからないですって!」
「わぁーってら!おい!着いたぞ!」
浦西とわが住むアパートに着くと、
片桐がそそくさと降りて一直線に走って行く。
「だーかーらー!警官置いて行かないでくれます!?」
慌てて後から朝倉も追いつく。
「チッ!鍵がかかってやがる!
おい!管理人でもなんでもいい!
呼んで開けさせろ!!」
「令状も無しにそんな事できるわけないでしょー!ってちょっと待って!」
ドアをガチャガチャさせ今にもぶち壊しそうな片桐を制止すると、
朝倉が横にあるポストを開ける。
そこには、新たな
『蛇喰華』
の写真。
「!!また犠牲者が!?
僕は本部に連絡します!
片桐さんは大人しくーって、
どこに行くんですかー!?」
「この場所、覚えがある!
ちょいとした曰く付きの空き家だ!
さっさと乗れ!行くぞ!!」
「なんで仕切ってるのかなー!?
まぁそこは今は置いといて、
行きますよー!」




