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艶めく髪はより艶やかに。

潤む瞳は恐怖に染まり、

縛られた四肢はこれから始まる痛みに震え、

アナタは声にならない悲鳴を上げる。

生への執着が醜く、そして美しい。

なんと健気で儚いのだろう?

だからこそ、

その全てが愛おしく、

狂おしいほど壊したい。


―大丈夫。全部壊して整えて、綺麗なキミにしてあげる。―


そう告げればキミは目を見開いて、助けてくれと泣き叫ぶ。

嗚呼、なんと心地良いのだろう!

興奮と歓喜で全身が震えるのがわかる。

大丈夫!大丈夫!!

完璧なキミにしてあげる!!!

美しく艶やかで、そして醜く汚らしい、

全てを内包する(・・)に―


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