戦後→戦前!?~アメリカ合衆国大統領 ドナルド・トランプ誕生~
「なろう」の中でも第2次世界大戦物の小説は結構ある。
読んでみると、概ね日本は勝てない戦争に突入したって見解が多いようだ。
ではなぜにそんな戦争に突入してしまったのか。
アメリカや中国との貿易で利益を稼ぎ近代化への道をひた走っていた日本が、世界恐慌からのアメリカのブロック経済への移行によって、真綿で首を絞められるかのごとく苦しくなっていったってのは事実なんだろうと思う。
そこに太閤さん以来の悲願達成ってのが関係あるかどうかまでは解らないが、残された道である大陸方面への進行という要素が加わり、かの大戦に突入していったってのは間違いないんじゃないか。
さて、今の日本を見てみると……。
現在の輸出相手国1位はアメリカ合衆国であり2位は中華人民共和国である。
そんな中、トランプさんが大統領になるらしい。
過激な発言がよく話題になっているが、簡単に言うとアメリカ合衆国がよそ者を排除すると言う事。つまり、ブロック経済へ移行するという事なのだろうか。
なんか第2次世界大戦前の状況と似てるかもと思ってしまう。
でも、ここにあげた条件の中ですら1つ決定的に違う点はあるのだ。
中華人民共和国に対して現在の日本は貿易黒字を出していない。
それに、今の日本で大陸進出なんて事を言う人は、ほとんど居ないと思う。
その点はちょっと安心なのかもしれない。
でも、よくよく考えてみると現在のアメリカにとって最大の貿易赤字国は中国なのだ。
中華人民共和国がアメリカ合衆国のブロック経済への移行によって苦しくなってきたとき、目の前にある巨大市場はと言えば……。
なろうで創作ばかり読んでいる、私の頭の中だけの物語で終わってほしい。