表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
未来と過去は紙一重  作者: ニョ助
7/16

なんで帰ってきちゃったの

開いていただきありがとうございます。読んでいただけると幸いです。

「あれ?なんで?」

小川澄香は驚いていた。

ついさっきまで自分の理想の世界にいたのに、その世界でなぜか寝てしまってから目を開けると見覚えのある男が抱きついているのだ。

その男は聞き覚えのある声を聞き状況を理解し始めたのかしばらく動かなかったが急にびくっと体を震わせるとすごい勢いで離れ、シャキッと背筋を伸ばすと

「は、早まるなよ。とりあえず、怒るなら理由を聞いてからにしてもらえないか!?」

まあ、そりゃあ目をさますと異性が抱きついていたなんてなれば助けを求めるために携帯電話へと手が伸びてしまうわけで…。

しかし、宮古誠司というこの男とは顔見知り程度の中であることも考えひとまず理由を聞いてみることにした。

まあ、誤解されてると思ったのか彼の話は遠回りではあったがなんとなくだが事情はわかった。

「えー、では宮古さん。あれはセクハラ的なやつではなく、ベットの上で私が突然暴れ出し、機械が壊されてしまいそうだったから不可抗力であったと?」

「はい、その通りです。あ、あと不可抗力ってのはマシンのためじゃなくて途中で壊れると小川さんの体がどうなるかわからなかったからてことで考えておいてもらえるとありがたいです。」

なんとなくではあるがわかってきた。

しかし、まだわからないことが多すぎる。

「あの、宮古さん。私は理想の世界で眠ってから起きたら現実の方に帰ってきてたんですけど、なんでこうなったか知りたいんですけど教えてもらえませんか?」

「わかった。それについては長くなるかもしれないから今度教えるよ。今はもう遅いから帰ったほうがいいよ。」

さっきから少し難しそうな顔をしていたが、突然帰そうとするのは何かありそうだと思いながらも、本当に日も暮れて外は真っ暗なので帰ることにした小川澄香はもともと少なかった荷物を手早くまとめると

「それでは、今日はありがとうございました。また明日来ますね!」

一方的に時間を決めるとドアを開けて帰ってしまった。

読んでいただきありがとうございます。感想を書いていただけると幸いです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ