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8.5 『イインチョーの男子ご飯―夜食バージョン―』

*これは、あくまでファクションです。良い男子の皆様へ、食べ物を粗末にしないようにしてください。また、女子は、不快に感じる表現があると思うので、飛ばしても支障ありません。

イインチョー先生「では、まずは用意するものは、ご家庭にある片栗粉と砂糖、水です。」

ササキ君「はい、先生!」

イインチョー先生「なんですササキ君。」

ササキ君「お菓子を作るんですか?」

イインチョー先生「いいえ、今から一回100円弱でできる素敵な夜のお供を作成します。」

コジマ君「先生、台所で作っていて両親にバレそうになったらどうしたらいいんですか?」

イインチョー先生「お腹が空いたから、調理実習で習ったわらび餅を作ろうとしたと言っておきなさい。」

「では、まずは、ペットボトルの上部の三分の一を切り外しておきます。次に、好みの大きさのヒノキの棒を用意。因みに、先生は、太めのボルトとナットを使って穴の形を変えています。なので、慣れてきたら自分に合うように試行錯誤していきましょう。今日の所は、ヒノキの棒を使います。」

「ペットボトルに、片栗粉と砂糖と水を混ぜ混ぜします。混ぜ混ぜネールをしている頃を思い出して頑張りましょう。」

「それをレンジでチンします。これを繰り返して、ひのきの棒を刺し込んで、最後のチンをします。」

「冷えて固まってから、ペットボトルから取り出して、形を整えてできあがり♪早速使ってみましょう。」

タカナシ君「先生、これを使う事に罪悪感を感じるのですが。」

イインチョー先生「大丈夫です。使用後は、よく洗って、きな粉や黒蜜をかけて頂けば、証拠も隠滅できるし、モッタイナイおばけも出ません♪」

タカナシ君「先生そういう事ではなくて、僕はもう二度と片栗粉をマトモに見る事ができなくなりました。神様は、こんな駄目駄目な僕達を許してくれるのでしょうか?」

イインチョー先生「大丈夫、生命の神秘の元に産まれてきた僕達は、すでに産まれ落ちた瞬間に贖罪を抱えてきているのです。今更、それが増えたところで、神様も関心は無いでしょう。」


 ああ、産まれ落ちた苦しみを、俺達は重ねて大人になっていくのですね。南無阿弥陀仏。



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