プロローグ
昔なろうに投稿していた事もあったなと思いつつ、過去書いた物語のようなものですが、稚拙な文章に恥のあまり勢い余って消去ボタンを押してしまいました。今作は出来たら完結まで行きたいと思っている次第です。飽き性にはちと厳しいかもしれませんが温かい目で見守ってください。
人類の暗黒時代、三国冷戦期から数百年が経ち、平和な時代が訪れた。
激しく対立していた国家群は、互いの手を取り問題を解決できるようになった。
不当な支配を受けていた諸国は解放され、自由という名の翼を手に入れた。
人類が皆、新たな未来へと目を向けることができた。
そして、技術革新の時代がやってきた。
時は皇暦2740年、仮想世界に直接入り込むフルダイブ技術が確立され、人類は新たな世界を手に入れた。
それから程なく、この技術はゲームにも利用され、フルダイブ型VRゲームが空前のブームとなった。
大国の経済の一角を担う大企業は率先してそれらの技術を用いた新たな経済網を構築し、もはやフルダイブ技術を持つ国、持たない国では大きな差が生まれた。
その技術を持つ国の一つが日本である。世界大戦の勝者であるにも関わらず没落したかに思えたこの国は、新技術によってかつての栄華を取り戻した。
日本経済の一角を担う大財閥や企業グループ、そしてそれに連なる企業は、フルダイブ技術を用いて数多の製品を生み出した。
皇暦2748年、その製品の一つであるフルダイブ型VRMMORPG『CO-Psionic Science』がリリースされると、日本国内や旧共栄圏内にとどまらず、世界中で爆発的な人気を得た。
このゲームのコンセプトは題名の通り「超常的な科学」に関連している。COと付くのはこのゲームがマルチプレイを推奨しているからだ。
技術が現実世界よりも進んだ世界で、宇宙探査、惑星開発を仲間と協力して行い、時には戦い、時には策略をめぐらせるというのが本ゲームの主な内容である。
超大規模サーバーにより数百万単位の同時接続が可能であり、且つ自動翻訳ソフトの流用により、このゲームは非常にグローバル色あふれるものとなった。
故に、プレイヤー人口は配信当初から300万人いたとされ、配信から半年たった今でもプレイヤー人口は日々増加し続けている。
それに伴いサーバーを地域ごとに分けることになってしまったため、せっかくの地域多様性が薄れると非難されることがあったが、それでもこのゲームは変わらず人気であった。
これは、ある少女が仮想現実の世界で楽しく遊ぶだけの話。
設定集などは気が向いたら投稿するかもしれませんが、ぶっちゃけた話このお話はそこまで深く考えていないのです。