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メカヲタ、遂に見つける

片付け終わった僕はメルフィーナ付きのメイドさんから一度食事を取りお風呂に入って、一晩しっかり寝てから使節団と面会する様に!っと言伝を貰った。

確かに今のままでは何をしでかすか分からないからなと納得し、お言葉に甘えて一休みする事にした。


翌朝朝食を取り、完全に目を覚ました頃メルフィーナがやって来た。

最近ではいつものメイドさん達と近衛騎士と一緒にアイン達も付き従っているので、中々の迫力を感じる。

「ご用意は出来ましたか?使節団の皆様が談話室でお待ちです。」

僕は頷き談話室へと向かった。


談話室では昨日の暴走によって漏洩した情報について熱く語らう使節団の皆様がいらっしゃった。

「おはようございます。昨日は無様な姿をお見せして申し訳ありませんでした。出来ればお忘れ頂けると幸いです。」

グファルは僕を見て笑いながら「いやいや、機密事項だったでしょうに我らにまで見せて頂けたのは宣言通り攻撃の意思は無いという事を表してくれたのだと思っております。」


..うん、そんなつもりは無かったけどね


「おっしゃる通り、我らに魔王軍とことを構えるつもりはございません。先の戦いでは力を示す必要があると考えあの様な事になりましたが。」


グファルは目を瞑り首を振った。

「敗北は私の実力が足りなかっただけの事、こちらから攻めておいて文句などございません。」グファルはそう言って部下に何かを持ってこさせた。

「マキナ殿は鉱石がお好きだとお聞きしまして、我が領土でも珍しい鉱石を幾つかお持ち致しました。」

そう言って並べられていく鉱石たちはどれも興味深い物だった。

中でも興味を引いたのは割った石同士が共振する石や、魔力を全く通さない鉱石、そして最後に箱の底に残った赤土の塊は見覚えがあった。

土の塊にも見えるその見た目、赤褐色でやや柔らかい。

ボーキサイトじゃないか?

他の石に触れもせず、箱の底に残った土塊に興味津々な僕にグファルは不思議そうにしていた。

おそらくは偶然混ざって入り込んだ土塊に何故こうも興味を示すのか?


僕は急ぎエルダを呼び水酸化ナトリウム水溶液にボーキサイトと思われる物を溶かした。その後加熱し電気炉の代わりに自分で電気分解を行う。


....アルミニウムだ


遂にアルミニウムを発見した!!


「ほう、あの土塊が美しい鉱石になるとは...」

僕は勢い余ってグファルに突撃しそうになりながらこの土塊をどこで手に入れたかを聞いた。

「この土塊を大量に輸入したい。この鉱石の採掘は可能ですか?!!」

勢いに怯えたグファルはたじろぎながらも答える。

「いや、偶然持って来てしまった物なので国に戻って調べませんと。」

よし戻れ、直ぐ戻れ、戻って調べて掘って寄越すんだ!

アルミニウムと聞くとアルミ箔等生活レベルで身近なので勘違いされがちだが、れっきとした軍事利用目的で採掘された資源だ。

電子機器や航空機のボディ、人工衛星だってアルミニウムを使っている。生活レベルでもスマホの部品やアルミ缶、建築資材、鍋、ラジエーター等言い出したらキリがない程利用出来る素材なのだ。

戦時中ボーキサイトが手に入らない日本が航空機を作るのに苦労した程だ。

抗菌的な意味でも汎用性が高いから医療器具から一般的な衛生面でも活用出来る夢の様な金属なのだ。

この為なら魔王軍相手に戦争しても良いくらいなのだが、歩調を合わせる方針なので輸入を打診する。


「なるほど、では急ぎ鉱床を探し採掘してみましょう。...ところで、見返りと言ってはなんですが、我らに戦術や武装についてご教授頂けないでしょうか?」


交換条件と言うやつだな。

アルミニウム(ボーキサイト)が手に入るなら多少の知識共有はあっても問題無いと思うが流石に独断とはいけないので、一旦ドラグロード王と話し合うこととした。


使節団の相手をメルフィーナに任せ、水晶通信でドラグロード王に連絡をとった。

「ふむ、前から探しておった鉱石ですな。魔王国領土にあったとなると、戦争で奪うか交渉に乗るかという事ですね。」


ドラグロード王は一応考えてみるといったスタンスだが、僕が明らかに輸入をしたがっているのが分かっているので直ぐに答えを出した。

「軍事にまつわる事はマキナ様に一任しておりますし、知識面を小出しに教えて行けば長く吸い上げてやれますな。」

さすがドラグロード王、分かってらっしゃる。

「では軍事技術を教える教導隊として僕の配下に編入し教えようと思います。」


どうせ神聖国とは不仲だし、魔王軍にも頑張って貰えれば神聖国を弱体化させられるというものだ。


「お待たせ致しました。ご希望されていた通り魔王軍の人員を我隊の教導隊員として戦闘、訓練等に参加して頂ける様に致しました。また技術供与につきましては同盟が締結されておりませんので、知識としての供与のみとさせて頂きます。」


グファルはその結果に満足し早速使節団から、自分を含む一部隊員を教導隊預かりとしてここドラグネストに残り、残った使節団員は国へ戻り急ぎボーキサイトの調査を行う事となった。


20人の使節団員からグファル含む6名が共に生活する事になる。


メルフィーナがグファル以下6名を連れ挨拶と施設を案内しに行ったのだが、周囲をアイン達に囲まれての案内に生きた心地がしなかった様でかなり消耗していた。

幸いアートは僕が改造中だった為まだ出会ってはいない。


ボーキサイトを大量に手に入れる為にも、手厚く歓迎してあげるとしよう。

読んで頂きありがとうございました!


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よろしくお願いします!!


感想やご意見有れば是非お聞かせくださいね!

(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク

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