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メカヲタ、謎が解ける

ターニャとティーガーと出会ってから数日、近接防御特化型ゴーレムの制作依頼レポートが届いた。

防御力と突進力に特化した機体が欲しい様だったのでタイタンをベースに回転式ハンマーを排除、両腕にシールドバンカー装備型機体にアレンジした。

シールドバンカーはシールド底部に、杭打ち機を取り付けシールドで殴った際に突き刺さる仕組みだ。

地面に突き立て壁にするなどの応用も考えられる一種の浪漫兵器だ。

また突進力を上げる為に背中と両肩に風魔石による圧縮空気式ブースターを装備し突進力のみ強化し、内臓魔石量を増やす事で活動時間を大幅に増やしておいた。

ただ突進力は有るが急激に止まる方法がぶつけるしかない為、体当たり兵器になっている。ティーガーならその辺も上手く利用するだろうと浪漫を重ねてみた結果だ。

この機体タイタン・タンカー仕様を3機作り彼の部隊の主戦力とした。


カラーリングアレンジで一部装甲のカラーを変え、初のタイタンバリエーション機としてティーガーに届けたところ、その高性能さに感動していたので満足だ。

彼はこの機体とトロール9機を受領しドラグナート方面軍に編入される事になった。

是非活躍して欲しいものだ。


そしてさっきからメルフィーナ王女とアートに挟まれてどうしていいか分からないでいるターニャだが、正式に僕の部隊専属オペレーターに任命された。

その際僕とエルダで作成した最新型ヘッドマウント式水晶オペレーションギアを渡され、戸惑いを隠せないでいる。

どうも本人の自己肯定感が低い様で、僕直々に任命した割にオペレーティング以外の時間は怯えている事が多かった。

まあ、メルフィーナ王女の謎の圧と、アートの圧がやけに強い事が原因と思われるが、早く仲良くなって欲しい。

「ターニャさんはマキナ様が直々に任命なさったとか?私が新規素材発見の為、ハルトアイゼン王国と会議を行っている間に、その様な事になっているとは思いも致しませんでした。」メルフィーナは何が気に入らないのか、ターニャに対しては笑顔が固まって見える。

一度ターニャを擁護したのだが、返って圧が上がったので対応に困っている。

アートは基本僕以外には反応を示さない為、イマイチ判断出来ないがどことなく圧が強い感じがする。

この手の問題をクリア出来る力は僕には無い。と言っても虐めたりしている訳ではないので、ターニャには頑張って欲しい。


今後もオペレーターの数は増やす予定だ。

アイン以上のメイド型と執事型は単体のスペックが非常に高いためアイン、ツヴァイ、ドライ、バトラー、アークそして僕にもオペレーターを1人ずつ着けようと考えている。

並列処理が苦手だと返って混乱しかねないが、単体のより細かい情報を管理出来る事と、指示をオペレーターから入れる事で対応力を上げようと考えているのだ。

僕につくオペレーターの役目は戦闘に出ている僕に俯瞰情報を伝えたり、戦況や敵鑑定結果の報告等に対応して貰いたい。


ここで前々から思っていた事なのだが、ゴーレムとはどうやって僕の指示を理解し対応しているのか?と言う事だ。

AIの様なチップセットが存在するでもなし、記憶媒体が無いはずがどう記憶しているのか?と長く不思議に思っていた。

(※幼生体の頃はアギャっ!で伝わっていたしな。)


そして僕は思念伝達による指揮から音声通信による指揮に変更した時、ある相違点に気がついた。

それは、音声で命令する前にゴーレム達が理解し行動していた事だ。


思念伝達を無意識に行った結果かとも思ったが、僕はある仮定を考えた。

ゴーレム達の記憶は僕(製作者)の海馬を魔力的に増幅し同じく魔力で増幅された大脳皮質に記憶されているのではないか?と言う事だ。

製作者とゴーレムは魔力的繋がりがある為、距離の概念に関係なく思考がダイレクトに伝わっていると課程すると命令も無しに「思った通り動く」が可能になる。

この実証試験を行う為、優先命令権を僕にしたアインにメルフィーナから命令を出して貰う。

例えば右手を上げてとメルフィーナが口頭で命令した際、僕が思念伝達を使わずに左手を上げろと命令を考えるとどちらに従うかと言う実験だ。

結果は左手を上げた。

この事から彼女達の判断は僕の脳を拡張した領域で行われていると考えられる結果となった。


いや前から、赤の他人が命令したら勝手に動くのかな?等、セキュリティ面の心配もあって命令権がどう判断されているか確かめておきたかったわけだ。


この検証をもって漸くゴーレムの命令対応のシステムが理解出来た。


この結果は例えばティーガーがドラグナートで指揮ができなくなった時(死亡や意識消失など)指揮権が無い人間に指揮権の移譲が出来るかといった問題点を解決できる。


ティーガーが持つ指揮権をティーガーが放棄し誰かに移譲した場合。

その者が一定の条件を満たす場合に限り指揮権を譲渡された人物の指揮下に入ると定義つける事ができる。

万一敵に人質等を取られ、指揮権を奪おうとした場合でも一定条件をクリアしてなければ移譲されないし万一されたとしても、取り返せるという事が判明した。


何事も検証し確認する事が大事だと言う事だ。


今後僕の居ない場所でゴーレムを運用する場合、命令権を持つ者を複数人用意し権限に上下関係を決定することを決めた。

これで問題になる事はないだろう。


メルフィーナ達の事も検証と確認で済めば良いのだが、僕には検証に挑める勇気は無かったのだった。

読んで頂きありがとうございました!

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(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク

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