メカヲタ、開発する②
急ピッチに進めた開発によって、前回明らかな戦力不足と考えられた部分の補填を行った。
頭数対策のメイドゴーレム達30機。近衛騎士が動けない状況でも僕の指揮下で動かせる戦力としてメイドゴーレム部隊の結成を優先させた。全機の両腕に隠し超硬質ブレードを左右1本ずつ装備。
回避性能のみ優先し攻撃性能、防御性能はアイン達の70%程だが十分だろう。
またリボルバー拳銃を標準装備とし、6発の回転式弾倉と予備弾薬30発と信号弾を持たせてある。
ぶっちゃけ、アイン以上のゴーレムはハンドガンクラスを装備しても余り意味が無い。なぜなら、投げナイフや指弾の方が火力が出てしまうからだ。
これは搭載された魔石の数=魔力総量が多い事に依存している。
対して量産型(好きだった某アニメにちなんでシスターズとでも呼ぼうか。)はナイフや指弾よりリボルバー拳銃の方が火力が出る。今後改良していく事になるだろうが、当面の戦力としてはこれで行こうと思う。
隠しブレードとハンドガンで戦う量産メイド型ゴーレムとして完成をみた。
個体名は11-40までのナンバーを仮面に書いてある。No.4〜10は現状欠番としてあるが、これは今後アインクラスのゴーレムを作成した場合に備えての事だ。
この量産型はインベントリ内に保管し必要に応じて現場へ投入する。
バトラー他、アイン、ツヴァイ、ドライによっても召喚出来る仕様になっている。
また前世の記憶から魔術的に形状変化で作り出したロータリーガンの仕組みに魔石を入れ込み火属性魔法などを連射する大型銃火器を作成してみた。
フォルムはA-10に装備されているGAU8というロータリーガンを小さくした感じにまとめた。この銃はエルダが考案した属性付与した魔石に魔法陣を描き特定の魔法のみ撃ち出す事が出来る簡易魔道具を装填した武装で、ロータリーガンはそれを撃ち出す為の魔法杖の役割として一門一門に条件付けを書き込んだ魔法陣が埋め込まれている。(※計7つの発射口を持つ)
装填する魔石の種類によって撃ち出される魔法が変わる他、毎秒3発の速度で連射が可能だ。実弾に比べるとかなり遅いがそれでも十分有効だろう。
魔石サイズにもよるが装填可能サイズの魔石で1つにつき120発程度は撃てる。
40秒継続射撃すると弾切れを起こすが魔石交換が簡単なので継戦能力が高い。
ただ制作時のコスパと武装の重さを考えるとアイン達以上のゴーレムか僕にしか扱えないだろう。
撃てる魔法も属性魔石1に対して初級魔法1種類のみなので連射でダメージを稼ぐ武器になる。
ファイアバレット、ストーンバレット、アイスバレット、ウォーターバレットの4種類が現状撃てる魔法の全てになる。
このロータリーマジックガンを2門ゴーレムフレームアームに固定しアイン達にリュックサックの様に背負わせ固定出来る様に作成した。
起動すると両腰横に展開、フレームアームが固定され腰だめで撃つ事になる。
性質上命中率はすこぶる悪い、が弾をばら撒くか大型の敵に撃つ目的なので問題ないだろう。
待望だったメイドX銃火器を実現出来た事に異常なテンションを自覚したが、実弾でないのが残念で仕方ない。
実弾式ロータリーガンは未だ技術的な成長を待たないとこのレベルの銃火器は作成できない。今の技術で作成すると1800年代に作成されたガトリング砲が精一杯で、車輪付きの大型銃火器になってしまう。
カッコイイは正義な僕としては、見た目も重要な要素な為今回は魔法技術を利用して見た目と火力の両立を計った。(※本当はスカート内太ももに固定しロングスカートの裾から外へ展開させたかったのだが、実際に装備してみると太ももに荷重積載された影響で回避性能が著しく低下した為今回は見送る事にした)
この武装は技術還元はせずにゴーレム隊でのみ使用する。
そしてアート専用の大型リボルバーガンも作成し近距離戦闘で周囲に影響が少ない高火力武装を用意した。
属性魔石その物を加工し弾丸にしたコスパ最低最悪の代わりに高威力のエレメンタルバレット(無属性を含む全基本属性)を撃てる銃になる。
弾丸はアートの雷属性魔石によってプラズマを弾丸後部に発生させプラズマジェットで撃ち出す。
射程は凡そ15m程度だが、周囲を巻き込みにくい近中距離武器として彼女を強化出来たと考えている。
欠点は弾丸を一発作るのに魔石が一つ必要な上、撃てば相手に当たって内包した全魔力を全て瞬間的に解放し魔力暴走によって壊れてしまう事だろう。
再利用ができない為、あまり連射はできないがその火力は圧倒的と言える。これも勇者への有効な攻撃となればいいのだが。
またバトラーはその腕に風属性魔石を内包させて掌から高圧縮した風を撃ち出す機構を取り付けた。
攻撃用にも使えるかもだが、基本的に防御の為の装備だ。
相手に触れて打ち出せば圧縮空気が相手を数mから数十mは吹き飛ばせる。
トロール級ゴーレムさえ数mノックバックさせる事が出来た代物だ。打撃技と合わせればかなり面白い事になるだろう。
僕自身にはアートの為に過去暴走状態で作った武装をアレンジして作り出した電磁ナックルと超硬質ブレードを元に素材改修した武装に自前で電気を流し金属抵抗で発熱させて斬るヒートブレードを用意。
電磁ナックルはナックル内で高電圧を発生させて電場を作るものだが、2点間で高電圧を発生させる必要がある為基本は両腕間で発生させるがアートと同時に発生させることでより広い範囲に電場を形成する事を狙って作り出した。
これによって人型時の僕は斥力と電場を使った攻撃と防御をメインとした。
ドラゴン時の装備は開発に時間がかかる為後回しにする。
いよいよ科学と魔法を合わせた魔科学兵器を実戦投入する事になりそうだ。
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(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク




