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メカヲタ、交渉準備に入る

年末年始仕事で少しペース落ちますが、更新しますのでよろしくお願い致しますm(*_ _)m

翌朝メイドゴーレムの装備見直しをしつつ寝落ちした僕の所にメルフィーナ王女が大臣を伴ってやって来た。


「おはようございます、マキナ様。相変わらず仕事熱心でございますな。」

アインの武装一式を付け替えていたのは、仕事と言うより趣味ですけどね。

大臣は感心している様なので言わないでおこう。

「王よりドワーフ王国ハルトアイゼンとの交渉に関してお話があるとのお達しです。談話室へお越しください。」

謁見の間ではなく、談話室なんだね。

姫に抱き上げられ、談話室へと向かう。

談話室の前には騎士が2人立っており部屋に入る際に何か幕状のものを通過した感触があった。

機密漏れ防止の結界魔法らしい。

「わざわざ、すまないな。国外そとに漏れない様にしたくてね。」

ややお疲れ気味の王は目の下にクマができ始めていた。

「ハルトアイゼンとの国交、技術提携に関してのことで確認だが、マキナ殿は提供予定のサイクロプス級を上回る機体ゴーレムを今のままで作り出せるかね?」

総合力で上回るだけならYes,コスパも含めた生産性とのバランスを考えるなら条件付きでYesと言ったところだ。

「ふむ、ではその条件付きの条件とは何かね?」その質問に対して僕は「ボーキサイト」と書いて見せた。

「ボーキサイトとは?」この世界でも取れるか不明ではあるが、暑い地域でよく取れる鉱石の事だ。そこから鉄の1/3程度の重さになるアルミニウムが生成できる。

他にも同地域から酸化チタンを保有するチタン鉱石も見つかるかもしれない。

どちらもこの世界ではまだ使われていない素材な為鉱床を発見出来れば、かなりアドバンテージも考えられると言った説明を行った。

王にとっては未知の素材で、想像もつかないであろう内容だ。しかも確実に見つかる保証は無い。しかし探さないで放置するにはもったいない鉱石なのは間違いないのだ。

アルミニウムとチタンが見つかればチタン合金が作れる。バナジウムやモリブデン等と反応させればα型とβ型のチタン合金が出来、そうすれば前世で戦闘機等の機体にも使われていたα+β型チタン合金が作れるのだ。

加工がしやすく、割と丈夫で優秀な合金が出来ると色々な物に使用出来る。

こう言った知識無しで、決断に迫られる王は僕の話を真顔で聞いていた。

「マキナ殿が仰るのだから、きっとそうなのだろう...な。申し訳ないな、なかなか決める事が出来ず。」

専門的な知識があるでも無し、国としてはようやく手に入れた強力な防衛戦力だ。

サイクロプスを手渡すリスクが非常に重くのしかかっているだろう。

確かにハルトアイゼンから神聖国や他の国々にその技術が漏れない保証は無い。

しばらくの間談話室には静寂が訪れていた。

王は深く深く考え、目を開いた。

「我らはマキナ殿を信じると決めたのだったな。守護竜ドラゴ・エクス・マキナよ、どうか我らを守ってくれ。ハルトアイゼンの件はマキナ殿に一任する。」

メルフィーナ王女の顔が微笑みで明るくなった。

この王を愚王にするも名君にするも僕の行動と結果しだいだろう。

僕は真っ直ぐにこの英断を下した名君の目を見つめて、この王の名を必ず歴史に残し後世の歴史家達に名を覚えさせようと思いつつ頭を下げた。


王は満足気な顔をしつつ、椅子に深く沈みこんだ。


これで形は整った。


僕はこの王にはいつか円卓騎士ナイツオブラウンドと名付けたゴーレムの騎士を12体用意するつもりだ。(※王をアーサーに見立てるので12体)

これ程の名君を無駄に殺させはしない。

今のメイドゴーレムや執事ゴーレムによってデータを集め、素材も納得いく物が揃った時、この浪漫騎士団を用意したい。

だがそれはまだ先のお話だ。


僕は大臣にハルトアイゼンとの交渉会議を開く為、その日取りを先方と決めて頂くようお願いし談話室を出た。


さあ、失敗出来ない交渉の準備を開始しよう。

サイクロプス30体は大きな切り札になるが、おそらくただの戦力だけでは協力を仰ぐのは難しいだろう。

むしろ今回作った魔改造馬車やメイドゴーレム達の方が交渉材料に適しているかもしれない。

相手が銃の技術を持っている事を考えると、回転式拳銃の図案や、モシン・ナガンの様な狙撃銃等の図案も良いかもしれない。

弾丸(鉛に銅でコーティング)ジャケット弾やライフリングの知識はかなり良い交渉材料になると考えている。

相手が開発する前なら、これらの知識は大きな意味を持つ。その上こちらにはドワーフ王国を凌ぐ銃の知識がある事を知らしめ、相手のカードを弱くする事もできるだろう。

安いカードで交渉を終わらせる気は無い。

欲しいのは彼らが僕達と組むのが面白そうだと感じさせ、持っている技術を相互に高め合う関係を構築することだ。

正直言えば、あまり不安には思っていない。

何故ならきっと彼らは僕と同じメカ好きな奴等だ。なら話は早いだろう?という思いもあった。

油断する気は無いが、正直メカ好きと語り合えるワクワクした気持ちが勝っている。


さて、自慢する為に色々準備しようじゃないか。

日常生活に関する新製品、銃関連の図案、魔改造馬車、ゴーレムの新技術とサイクロプス30機。

切り札はメイドゴーレムや執事ゴーレムの小型ゴーレム技術と、サイクロプスを上回るタイタンと回転式メイス...

期日までにまだ時間があるので、他にも開発を進めておこう。


そんな事を考えながら楽しそうにメイドゴーレムを改装する僕を見て、メルフィーナ王女は微笑んだ。


大国の一つであるハルトアイゼンとの交渉を前に楽しそうにしているマキナ。

この守護竜に任せておけば、きっと期待以上の結果を生み出すに違いない。

そう思えて仕方ないメルフィーナだった。

読んで頂きありがとうございました!

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(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク

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