ちょっと長めのあとがき
四つの詩をお読みいただき、ありがとうございました。
最初の詩は、第一子が乳児だったころに書きました。
夜、寝室に連れて行くため抱っこして廊下に出たとき、顔を見た瞬間に感じた思いです。
二番目の詩はよく覚えていませんが、手を焼いているみたいだから二、三歳くらいでしょうか。
新聞の家庭面でも「子どもの心は海より広い」という主婦の投書を見たことがあります。
実にまったくその通りだと、狭い心の大人としては頷きまくってしまいました。
あとの二つは、子どもたちが幼稚園とか小学校に上がり、こちらの頭がちょっと冷えたころに書いたと思います。
私はつわりが長くて、産む当日まで続いていました。だから世の中の「おなかさすって幸せそうなママの図」には到底なれなくて。
しんどいから早く出てきて、と頭の中はそればかり。気持ち悪いのに胎動が激しかったりした日には、エイリアンの映画を思い出していたくらい。
三番目の詩みたいな感覚は、だからなのかもしれません。
喜びよりも、神秘的な何かを強く感じていました。
最後の詩は、いま読んでみると別の意味で「あ」と思います。
あ、忘れてた。ああ、思い出してよかった。
子ども二人はずいぶん大きくなりましたが、ここに書いたような感覚は、いつまでも自分の中に残しておきたい。
これらの詩はかなり前にブログに載せたものですが、この場に出したおかげで思い出すことができました。
重ねまして、どうもありがとうございました。