2.出会い
お母さんとの出会い
『ミャーミャー(寒いよーお腹すいたよー)』
『................』
『ミャー(お腹すいたよー)』
『ミャッ(静かにしなさいよ。悪い人間に見つかったらどうするの。)』
『ミャァ(でも鳴かないと誰にも気づいてもらえないよ。誰か良い人見つけないと。)』
『ミャッ(それはそうだけど、良い人かどうか見極めてから近づけばいいでしょ。)』
『ン~~~~~~ミャー!(お腹空いたよー)』
「なんかニャンコの声がした気がするんだけどなー、気のせいかな。
ニャンニャーン、いるならおいでー。」
『『..................』』
「やっぱ気のせいなのかな。
ニャンニャーン、出ておいでー」
『『..................』』
「おいでーご飯あげるよー」
ガサッ
『ミャァ!!(ご飯!!)』
『(!?!?!?!?!?!?)』
「あー!やっぱりいたー。
君、ひとり?お母さんは?兄弟は?」
『ミャァ(ご飯食べる)』
「うんうん、ご飯はここにはないの。お家に一緒に帰ろうね。他には誰もいないの?」
『ミャァ(ご飯食べる)』
「んー...............おーい!ニャンニャーン。
他にはいないのー???」
『......................』
「この子一匹なのかなー。うーん。
おーい、もう行っちゃうよー。」
『ミャー!(早く来いよー!)』
『......................』
「んー、よし、行くか!」
ガサガサッ
『.................ミャァ』
「やっぱりいたなー!
君もおいで、一緒にお家帰ろう。」
『......................』
「ほらーおいでってばー。怖くないよ。」
『ミャー!(早くしろよー)』
『......................』
「んーこっちの子の方が警戒心強いな。でも一人にしておけないしなー。」
『ミャー!(お腹すいてっから早くしろよー)』
『......................』
「良い子だからおいで。大丈夫だよ。」
『ミャァー』
トコトコトコ
「やっと来たー!良い子だね。かわいいなー!
早くお家に帰ろうね。ご飯食べようね。」
『『ミャァー』』