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1. 僕の家

とりあえず書いてみよう


『ほら、早くくぐって!』


『はいはい』
















ガチャッ










「おはよう、ロコ、モコ!よく眠れた?」


『『ニャー』』


「今ご飯入れておトイレも掃除するからねー」



『ニャー(なんとか間に合ったぜ)』

『ニャー(ロコのせいで危なかったじゃない!)』



「どうしたの?ご機嫌だねー♪」


『『ニャー(お母さん、おはよう!)』』







閑静な住宅街のなんてことない普通のお家。

そこが俺たち2人が暮らす家。

将来子供が出来た時用にって作られた部屋だが、

肝心の使う子供が夫妻にはまだいないので、

2人で使っている。


置かれているのはコタツにテレビ、そして猫小屋。

猫小屋の中には2人でゆったり寝られるベッドがあったり、ハンモックまでついてる。

俺はベッドが好きだけど、モコはよくハンモックで寝てる。

でも寒い時は2人でベッドにくっついて寝るんだ。



お母さんは毎朝起きたら俺とモコを起こしにくる。

ご飯をいっぱい入れてくれて、トイレもキレイにしてくれる。

お父さんは朝が弱くていつも出かけるギリギリしか起きないから、朝はあんまり会えないかな。

ま、俺たちご飯さえ貰えればいいんだけどね。


妹のモコは感情表現がちょっと苦手でいつもツンツンしてる。

俺は大好きなお父さんお母さんが来たら

すぐにゴローンってしちゃうけど、

モコはそんな俺を冷たい目でいつも見てくる。


でもモコもお父さんとお母さんが大好きで、

本当は甘えたいのに甘え方が苦手なだけ。

その証拠にちょっと俺がいないうちに、

すぐに寝ているお母さんのお腹の上に乗ったり、

お父さんの膝の上に乗りに行ったりしてる。

甘えているところを俺に見られたくないのかな。



お母さんが起こしに来るまでいたのは動物の国。

そこは色んな世界から色んな方法でやってきた動物達が暮らしている国。

どんな動物でも来られる国だけど、

その存在と来る方法を知った動物しか来られない。


しかも来る方法は動物によって違っていて、

同じ方法を使えば必ず来られるってわけでもはない。

自分達が行く方法を見つけられるどうか、用は運次第だ。


俺達が動物の国に出会ったのもたまたまだった。


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