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ヒグラシは鳴いていた
ヒグラシは鳴いていた
ヒグラシの鳴く頃 君を思いだす
手を伸ばせば届きそうな気がする 晴れた午後
手を伸ばせば伸ばす程 離れてく 夕暮れ時
過ぎし日々 ヒグラシは鳴いていた
幻想のようにも思える 過ぎし日々
君はそこにいて 僕もいたのか
僕はそこにいて 君もいたのか
幻想のようにも思える 過ぎし日々
君のいない夏 それでもヒグラシは鳴いている
過ぎ去った日々と同じように ヒグラシは鳴いている
時に ともに過ごし 時に 離れてく
今日もヒグラシは鳴いている