28話 振り下ろす輝きの名は
礼拝堂での戦いは熾烈を極めた。殊、アクトとヴァイスは先日の一戦も含めて既に三度剣を合わせた身同士、お互いある程度は剣筋を見切っている。ならば、勝負の行く末を決めるのはそれぞれの地力なのだが……
「フッ!」
「チッ……!」
瞬きの間に応酬される無数の剣戟……銀の斬閃が黒の斬閃を圧殺していく。黒の閃光がどれだけ速度と手数で攻め立てて来ようが、銀の閃光はそれらを最初から分かっているように片っ端から全て撃ち落とす。押されているのはヴァイスの方であった。
魔導義体をスペック限界まで全力駆動させているヴァイスの動きはこれまでの比では無い。速度・力共に、まだ上がっている。
対するアクトは、「限界突破」で引き出されている膨大な魔力を全力放出するのではなく、あくまで通常戦闘時の範疇に留めていた。それは一重に、彼の魔力量の限界が近いからである。
コロナがアクトの治療の際に飲ませた「万能霊薬」は確かにどんな傷や病でも瞬時に治してしまう究極の秘薬だが、魔力だけはどうしようもない。あくまで魔力回復を増進させる効果があるだけだ。結果として、戦闘力はかなり落ちたのだが……
「五之秘剣――《迅風閃・廻》ッ!」
「ぐっ……!?」
ヴァイスの周囲を、体勢を低くしたアクトの五連撃があらゆる角度から繰り出され、彼を翻弄する。決して見切れない体捌きでは無いのに、まともに防御することが叶わない。速度を重視した軽い一撃故に魔法金属の鎧に阻まれるが、これが常人なら勝敗は決していただろう。
(何故だ、今の彼は先の戦いのように過剰な魔力放出をしている訳でも無い! ならば、身体性能で大きく勝るこちらが有利の筈……なのに、何故だ、何故攻めきれない!?)
そう、攻めきれない。力も速度もヴァイスが圧倒的に勝っているにも関わらず、アクトは彼の猛撃を真っ向から打ち合うのではなく全てを躱し、弾き、受け流す。カリバーンが持つリーチの長さを活かし、ヴァイスの剣閃を完璧に捌き切っていた。
「ずっと考えてたんだよ。テメェの事をな」
「……!」
超高速戦闘の最中、聖剣を振るいながらアクトは話し始める。そこまで余裕があるのかと、ヴァイスの自尊心に小さな傷が入ったのだが、当の本人は気にせず続ける。
「魔導義体が生み出す驚異的な身体能力も厄介と言えば厄介だが、道術やエクスの権能で能力を底上げしていた俺を封殺出来る程の差は無い筈なんだ。だから考えた。俺にはあってテメェには無い物は何かってな……それで、さっきの戦いで確信したよ。テメェ…『眼』が良いんだな?」
「――ッ!?」
まさか何の前情報も無しに自分の「眼」を悟られるとは思っていなかったヴァイスは何とか平静が装うが、アクトの鋭い観察眼を欺くことは出来なかった。
「その顔は図星か? 俺の剣を正確に弾く反応速度、攻撃の隙間に出来た一瞬の隙を突いてくる抜け目の無さ……そう言えば、魔導義体と並行して研究されていた『人工魔眼』ってのがあったよな?」
「人工魔眼」――それは機械化兵士を作る計画の中で開発された、自然の「神秘」を人為的に生み出そうとした産物。これも魔導義体と同じで人体に定着させる際に想像を絶する拒絶反応が見られた為、早々に打ち切られた物だが、理論上では常人を遥かに凌ぐ反応速度と解析能力を得ることが出来る。
「内心では分かっているクセに白々しいですね……! ええそうですよ。昔の事故で失った僕の右目には、『九一式人工魔眼』が埋め込まれています。本物の魔眼程の力はありませんが、この『眼』は全てを見通す! 君の太刀筋や魔力の流れ、何もかも。だからこそ解せないのですよ! 何故、君は僕の攻撃をここまで受け続けることが出来る!?」
会話をしながらも、二人は目にも止まらぬ速さの激闘を繰り広げている……ヴァイスに対しアクトの劣っている力と速度を補って余りある「技」が冴えわたる。
その動作は一つ一つが淀みなく流麗で正確、それでいて最短最速。ヴァイスが圧倒的な「暴力」を主体とする剣士なら、アクトは研ぎ澄まされた「技」を主体とする剣士だ。
秘剣を始めとした雷速に届きうる剣速と鋭さを兼ね備えたアクトだが、元来は相手の攻めを徹底的に潰した上で一瞬の隙を突いて斬り伏せる後の先を得意とする。
「魔道士殺し」として、超一流の魔道士の癖や動作を見抜く為に磨いた洞察力は相手のほんの少しの機微を鋭敏に嗅ぎ取ることが出来る。
故に、相手がどれだけ完全無欠であろうと何かしらの弱点や特徴を見出し、細い糸から勝利をもぎ取る。これこそがアクト=セレンシアの強さであり、彼が「魔道士殺し」と呼ばれる「怖さ」なのだ。
「そう、テメェの反応速度は本当に凄ぇよ。だがな……見え過ぎるが故に間違った選択肢に全力で飛び込んじまってんだよ! さっきみたいになぁッ!」
「ぐっ……!」
ヴァイスの脳裏に浮かぶのは、先の戦いで自分がまんまと嵌った「誘いの一撃」だ。あの時は「人工魔眼」がここざとばかりに強く反応し、従って自分も勝負を決めようと踏み込んだ。それ故に、あっさり覆された時の驚きは尋常では無かったのだが。
「……まさか!?」
「そうだよ! テメェはその『人工魔眼』とやらで俺の一挙手一投足から、剣戟の間に出来た隙を的確に突いてきてたつもりなんだろうが……それがわざと作った『撒き餌』なら、これ以上受けやすい攻撃は無いぜ! 何てったって、攻撃が来る場所が初めから分かっているんだからな!」
やられた、とヴァイスは歯噛みする。他の剣の達人ならば即座に見破られるような杜撰な誘いでも、「直感」に頼らない純粋な「視覚」から与えられる情報でのみ認識している「眼」では、それらは全て致命的な隙に見えてしまう。
故に、簡単に誘われてしまう。それこそが、ヴァイス=ノルツァーが抱える最大の弱点なのだ。
能力で劣っているアクトが食い下がれているのは、この「誘いの一撃」を繰り出すことで攻防のバランスを元に戻しているからだった。流石に連発すれば見切られる可能性があるので多用は出来ないが、剣戟に混ぜるだけでヴァイスの攻めのリズムはガタガタになる。
加えて、ヴァイスが苦戦を強いられている理由はそれだけでは無かった。「技」で劣るならばと、処理出来ない域まで押し潰すまでと、魔導義体の出力を更に高める。アクトがかなり危うい状態に陥りそうになったその時、
「【阻め】!」
「くっ、またですか……!」
後方に陣取っているコロナが一言命じるだけで猛威を振るう灼熱業火。秘奥《炎庭》によって瞬時に生み出された、うねる紅蓮の奔流がヴァイスを阻む。ヴァイスは炎の範囲外にまで退避するが、体勢を立て直したアクトが斬りかかり、彼から余力を奪っていく。
「これだけの火力、何の魔法耐性も施していない君が巻き込まれれば消し炭確定でしょうに、よく平気で後方を任せられますね……! 正気ですか?」
「ああ。普段はいけ好かない奴だけど、どうやら魔法に関しては信頼しても良いみたいだからなッ!」
コロナは下手をすればアクトごと焼き尽くしかねない大火力の炎を手足のように操り、彼の攻撃の邪魔にならないよう、しかし絶妙なタイミングで介入・妨害してくる。あくまで彼女はアクトの支援に徹しているだけだが、恐るべき魔力ベクトル制御だ。
アクトもそれを分かっているからこそ何の躊躇いも無く踏み込める。そこにあるのは絶対の信頼関係、言葉を交わさずとも、どちらも理解しているのだ。
どんなタイミング動き、どんな行動を起こすかを。今の彼らはまるで、長い時間を共に戦ってきた歴戦の戦友のような息の合った連携だった。
(これは……厄介過ぎる! どうやら僕は、組ませてはいけない二人を敵に回してしまったようですね……!)
そして断言する。オーフェン潜入前に目を通した書類上から自分が感じた、あの只ならぬ脅威は正しかったと。一度は取るに足らない雑魚と見限っていたが……この二人は将来、必ずや我らが組織にとって大きな障害になる。
だからと言って引くわけにはいかない。我らが「悲願」の為にも、命を捧げた「あの方」の為にも、命を捨ててでも確実にこの場で将来の脅威を排除せんと、ヴァイスは覚悟を改め、「強敵」に向けて勇ましく突貫していく。
――恐るべき「技」と観察眼を持つ剣士と、それを完璧に補佐する神速の炎使いの連携……それでも、機械仕掛けの剣士を抑え込むにはまだ足りない。
幾らアクトが攻めのリズムをコントロール出来ると言っても、実際の動きが伴わなければ意味が無い。全力では無いにせよ、アクトが互角以上に立ち回れているのはカリバーンの「限界突破」で引き出される膨大な魔力放出による部分が強い。魔力が切れれば状況は一転してしまう。
コロナも同様に、凄まじく魔力を消費する「炎庭」を維持することが出来なくなれば、たちまち連携は崩壊してしまう。一見すれば二人がヴァイスを追い詰めているように見えるこの戦いは、実は「時間」という薄氷の上に成り立っているのだ。そして――
「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ……クソッ、まだ倒れないのかよ……!」
「はあ、はあ、はあ……、マズいわ。魔力がもう限界……!」
最早、原形を留めていない程に崩壊した礼拝堂で、アクト達は荒い息を吐きながら疲弊していた。アクトは魔力放出を抑えながら戦っていた為、魔力はまだ十分に残っているが、長時間の高速戦闘で息切れ寸前になっている。コロナは「魔力枯渇症」の前兆で顔を酷く青く染め、体力・魔力・気力共に限界だった。
「はあ、はあ、はあ、どうしました? もう息切れですか?」
かくいうヴァイスも限界は近い。二人の息の合った連携に対抗する為に魔導義体を全力稼働させ続けた結果、体は駆動熱で燃えるように熱く、時折きしみにも似た圧壊音が生じている。アクト達の動きに比例して分かりずらいが、当初に比べればかなりパフォーマンスも低下していた。
「まさか僕をここまで追い詰めるとは……やはり君達は危険な存在、生かしておくことは出来ません。しかし、僕の方も既に限界……なので、『奥の手』に頼らせてもらいます!」
そう言って、ヴァイスは魔剣を天に向けて掲げる。そして目を閉じ、静かに精神を集中させる。何事かとアクト達は怪訝な表情で警戒を強めるが、
「グラム、【精霊権能・解放】ッ!」
「「――ッ!?」
刹那、圧倒的な魔力の奔流が魔剣から解き放たれた。魔剣の先から伸びる濃密な漆黒の魔力光は礼拝堂の天井にギリギリ届くか届かないかの高さにまで集束し、やがて一つの形――「剣」の形へと変化した。
「うそでしょ……あれだけ疲れておきながらまだそんな力を……いや、違う! あれはヴァイス本人の力じゃ無い。魔剣の――精霊武具に宿ってる精霊由来の力……! なんて禍々しいの……!」
「その通り! 一回限りではありますが、予め魔力を注いでおくことでごく少量の魔力しか持たない僕では到底発動出来ない究極の一撃を放つことが出来るのです! これを放ってしまえば僕は完全に戦闘不能に陥るでしょうが関係ありません。今、ここで君達を必ず倒す、この力は僕の覚悟の証だ!」
そうしている間にも際限なく高まっていく漆黒の魔力。コロナは瞬時に理解した。あの破滅の光は、一度放たれれば自分達どころかこの礼拝堂ごと消し飛ばしかねない超絶的な威力を内包していると。ありったけの魔力を注いで防御魔法を展開したとしても、紙切れ程の防御にもならないと。
(どうする、どうすればアレを防げる!? ……うっ、魔力不足で視界が……)
脳内で必死に対策を考えるコロナだが、不意に訪れる立ち眩みと視界のぼやけ。文字通り精も根も尽き果てた彼女は「炎庭」を維持することも出来ず、破砕音と共に周囲に敷かれていた結界が消滅した。
「アクト、何とかならな……え?」
薄れゆく意識を繋ぎとめながらコロナがアクトに問うが……なんと、この局面で切られた最大の手札を前に……アクトはニヤリと笑っていた。これだけの魔力に晒されているにも関わらず、彼は実に好戦的な笑みを浮かべていた。そして、彼はおもむろに聖剣を天に向けて掲げ、
「……なあ、どうして俺が今まで魔力放出を抑えながら戦っていたと思う? 俺の剣じゃ、魔導義体のテメェに有効打を与えられない。コロナも炎も、直撃させるのは困難……そうさ。俺も、初めからとんでもない超火力を以て一撃で斬り伏せようとしてたんだよ! エクス、【精霊権能・限定解放】ッ!」
「「――ッ!?」」
刹那、圧倒的な魔力の奔流が聖剣から解き放たれた。聖剣の先から伸びる濃密な黄金の魔力光は、ヴァイスの魔剣と同じように天井ギリギリの高さにまで集束し、一つの形――「剣」の形へと変化した。
「これは……!」
「コロナ。俺は魔道士じゃねえが、一つ講義しといてやる。魔道士でも剣士でも、戦いに身を置く者ならば誰しも切り札の一枚や二枚は持っていて当然。問題は何時その切り札で状況を履がせるか否かだ。だから、お前の切り札で奴の体力を削り、強引に切り札を引きずり出したんだ。感謝するぜ」
次第に高まっていく膨大な魔力の流れを前に信じらないモノを見た表情のコロナに、アクトはこれ以上無い程憎たらしい笑みを浮かべる。本来ならば、コロナの《炎庭》で優位な状況を築いた上で短期決戦に持ち込む作戦だったのだが……アクトは先の先まで見越していたようだ。
「……! はぁ……よりにもよってイグニス家の秘奥をダシに使うとはね。ホント、良い度胸してるわ……なら、しっかり決めて来なさい!」
「ああ、言われるまでもねえぜ!」
コロナの呆れながらも期待を込めた真っすぐな眼差しに、アクトは力強い笑みで応える。そんな彼の強き意思を反映するかのように、黄金の魔力光はその規模を際限なく高めていくと同時に強く光り輝き……やがて黄金を通り越した白に近い黄金、「極光の剣」へと変化した。
「最後は力比べなんて芸が無いと自分でも思うが、たまにはそういうのもシンプルで良いんじゃねえか?」
「この状況ですら想定の範疇だったと? まったく、つくづく君は恐ろしい男だ……良いでしょう。我らが『悲願』の為に、こちらも全力で迎え撃つとしましょう……!」
相対する二人の剣士と二振りの精霊武具。ヴァイスのグラムが「闇」なら、アクトのカリバーンは「光」。黒と白、二つの光が対峙した瞬間であった。そして両者は同時に、その神秘の「名」を謳う――
「……【精霊解放・束ねるは光の息吹・大いなる意思の輝き・幾星霜を超えて煌めく不朽の聖剣よ・数多の苦難、障害を打ち払いて・常勝たる希望の星となれ・いざ我は高らかに・手に執る奇跡の名を謳う・其は――】」
「……【精霊解放・万象を裂け・穢れし呪怨の災禍・悪神より賜いし神鉄よ・其の前で形成すモノは無く・其の刃に斬れぬモノは無し・我は代行者となりて・森羅万象の悉くを斬り捨てよう・其は――】」
「精霊武具解放詠唱句」――それは、神秘を呼び覚ます聖句。普段は眠っている精霊の力を引き出し、自身が持つ全てを注ぎ込んで放つ「奥の手」。
彼らが精霊を讃える言葉を紡ぐ度に、聖剣と魔剣の輝きは増していき……そして、それらが頂点に達したその時――
「《極光輝く破邪の聖宝剣》――ッ!!!」
「《万象断つ不浄の絶刃》――ッ!!!」
両者は光を振り下ろした。最早、音とも呼べぬ衝撃を撒き散らしながら激突する極光と漆黒の奔流。想像を絶する量の魔力が内包された聖剣と魔剣が作り出す謎の力場が、周囲の瓦礫などを浮き上がらせ、それぞれの光の中へと吸い込んでいく。それはまるで、宇宙に輝く一条の「恒星」だった。
「ぐぉおおおおお……ッ!」
初めは、明らかな力負けだった。二つの拮抗は直ぐに崩れ、漆黒の奔流が極光の奔流を黒き闇色に染め、ジリジリと踏みしめる床を深く削りながらアクトを後方へ下がらせていく。
「まだだ……まだ終われねぇんだ……!」
両手が引き千切れそうになる衝撃に呻きながらも、アクトは必死に極光の刃を握りしめ、迫りくる漆黒の刃を押し返さんと踏ん張りを効かせる。此処で自分が負ければ、自分を信じて後を託してくれたコロナも無事では済まないだろう。故に引けない、彼女と結んだ「あの約束」を果たす為にも、絶対に負けられないのだ……!
(そうだ、コロナは自分に出来る全力を完全に出し尽くした! なら、俺もそれに報いないでどうするってんだ!! もっとだ、もっと心を燃やせぇえええええッ!!)
その時、驚くべき変化が現れた。アクトの意思が強くなるにつれ、飲み込まれかけていた極光の刃が輝きを取り戻した……それに留まらず、当初の物よりも遥かに輝きを増しているのだ。
「何だと!? 何処からこれ程の力が……!」
「うぉおおおおおおおーーーッ!!」
礼拝堂を眩く照らす聖剣の輝きは尚も止まらず、魔剣を押し返していく。完全に形勢が逆転した事実に、床を踏みしめながらヴァイスが驚愕に顔を染める。
――聖剣カリバーンの本質、それは「苦難打破」の力。立ち塞がる障害がどれだけ高く、強大なモノであろうと決して挫けない使用者の「極限の意思」によって力が左右される。
この聖剣の前では、全ての障害は‟使用者が歩む覇道の脇に転がる塵芥でしかない”という因果として運命づけられ、使用者の意思が強固であればある程、その力は増大する。
まさしく、分不相応な未来を切り開き、本来は手が届かないモノに手を伸ばすための「運命を超えた一撃」なのだ。
ヴァイスに対して力の総量で劣るアクトが、敗北する運命を覆す――目の前の宿敵を倒してコロナとの「約束」を果たし、未来に生きる……アクトの「極限の意思」が運命を打ち破った瞬間であった。
「これで、終わりだぁああああああッッ!!!!」
「おぉおおおおおおーーーッ!??」
意思・覚悟全てを込めた烈迫の咆哮。猛り狂う極光の奔流は遂に漆黒の奔流を消し飛ばし、ヴァイスを限りなき閃光の中に飲み込んだ。
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