第2章 関西三社同盟と京阪の消滅
「ロン!一盃口ドラ3!」
「また松浦さんが和了っとっとね?」
「島原さんが弱かとさ〜」
「や、焼き鳥の長電よりマシじゃなか!?」
「せ、せからしか!西鉄も焼き鳥じゃろが!」
「なしてうちが出てくるとね!?」
佐賀では今日も、松浦・島原・長電・西鉄の4社が麻雀を打っていた。しかしその和気藹々とした雰囲気も、とある臨時ニュースにより打ち消された。
第一報が報道されたのは、同日午前9時のこと。近鉄・大阪市交通局・阪急の三社が、「関西三社同盟」なるものを結成したという。なお近鉄には伊賀鉄や養老、あすなろうという仲間がおり、阪急には阪神、能勢電、北急、北神という仲間がいる。関西の巨大ネットワークが根刮ぎ手を結んだようなものだ。目的は相互援助とはしているものの、展開を見ると明らかに勢力圏の拡大が目的なのであろう。
「なんばしよっとね、こいつら!?」
「わからんのう」
同時刻、近鉄は丹波橋から京阪への侵攻を開始。突如のことであり、七条で手一杯であった京阪は、どうにか枚方市で止めたと思いきや、さらに大阪市交通局が淀屋橋からの猛攻を開始。阪急が侵攻を再開したこともあり、京阪は最早活路を失い、交野線に逃げ、その他を明け渡そうとしたがそれも敵わず、京阪は消滅した。
京阪の分割
- 丹波橋以北は阪急電車
- 守口市以南は大阪市交通局
- 守口市以北丹波橋以南は近鉄電車