表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
55/75

☆円卓について☆

今回は箸休め回です。

 閉鎖世界の自警団的な組織、『白翼の円卓』。

 現団長はアルフレッド。しかし本人曰く、創始者は別人らしい。


 公平かつ平等なシステムとしての機能を理念とし、『悪を成敗する組織』というより、あくまで『閉鎖世界の秩序を保つための組織』という面が強い。


『一番隊』から『五番隊』までの部隊を内包し、主に各地で治安維持にあたる《保安隊》と、少数精鋭で内包する10人~5人程度の班ごとに活動する《特務隊》で構成される。



○装備、服装に関して

 保安隊は性質上制服着用義務やある程度装備の統一がなされているが、アイテムの調達が安定しない『ゲーム世界』という都合上、支給が間に合わない場合は私物の使用も許される。一方、特務隊は完全に個人任せ。装備は自由で、制服着用の義務もなし。

 制服の他にも、団員証のドックタグがあり、それは例外なく全員に着用義務がある。


○『蛍火事件』について

 かつて円卓の傘下に付き、円卓の任務のサポートなどを行っていた組織『蛍火』。しかし結成から暫く後に、指揮系統の乱れや円卓との理念の食い違いから組織が暴走。セーフティーのかからない無制限空間下での円卓との大規模化合同演習中にクーデターを起こす。円卓構成員の三割以上が死亡、その他にも大きな被害を残した。蛍火の鎮圧により終結したこの事件は『蛍火事件』として記録され、集団ヒステリーにより発生した閉鎖世界でも最悪の事件とされる。



○特務隊について

 特務隊の班には、初期メンバーで構成されたベテラン『第一世代』、蛍火事件から一部の第一世代を解体後そのメンバーを中心に再編された『第二世代』、それ以降に新規編成された『第三世代』が存在する。

 また、班にはそれぞれ"動物"をモチーフにした愛称もあり、それで呼ばれる場合も暫し。

 以下、特務隊の班紹介。


 第一世代●

 第二世代◎

 第三世代○


 ●第二班 (ツバメ)

 現存する班の中では最年長、経験に関しては円卓一を誇る、もっとも知名度の高い班。あらゆるシチュエーションに対応する柔軟性を持つ、安心と信頼のベテラン組。特に閉所での成績は全班一、塵ひとつ見逃さないクリアリングに定評がある。人質奪還などの作戦で多く成果を出している。


 ●第四班 (ハヤブサ)

 強襲、急襲のスペシャリスト。しかし持久戦が苦手で、活躍できるシチュエーションも選ぶが、敵を叩きのめすことに関しては円卓一の能力を誇る。だが円卓の組織としての性質上出番は少ない。事実上最終手段といった立場にある。


 ●第五班 (タカ)

 偵察、斥候、観測を行う、つまりスカウトスナイパーのような仕事を担当。隠密行動を得意とする他、他の部隊に情報を回す観測手系スキルを持ち、同時に現場での拠点作成も行う。仕事の性質上他の班や団員と顔を合わせる機会が少なく、尊敬されつつもなんとなく"根暗"だとか言われてたりするが、別にそんなことはなくみんないい人である。


 ◎第七班 (スズメ)

 第一世代の《第三班:キジバト》を解体、再編された部隊。高い機動力と観測手系スキルを持つ。情報収集などの他、様々な仕事を担当し、日々各地を飛び回っている。市街地などのフィールドを好む。使い勝手が良いためか『特務隊の雑用係』と揶揄されることも暫し。よく土下座する。


 ◎第八班 (メジロ)

 同じく第三班のメンバーを主軸に再編された班。仕事内容はスズメと似ているが、こちらは野山などのフィールドを得意とする。スズメほど忙しくはないが、それでも結構苦労しているらしい。アウトドア系なのでこちらの方が心持ち雰囲気のびのび。あまり土下座はしない。


 ◎第九班 (ハチクマ)

 第六班が損害を受けたため、新メンバーを加え再編した部隊。対エネミー戦を主な仕事とし、大型エネミー対策で重火器や爆薬、車両などの使用にも対応する。ただ携帯ミサイル類、車両の燃料などはコストがかかるため、出動するたび事務担当に怒られる。


 ◎第十班 (カラス)

 対プレイヤー戦に特化した班。円卓本部の地下に危険人物として収容されていたメンバーを主軸に構成されており、気性の荒いメンバーや情緒面に問題のあるメンバーも含む、円卓"最凶"の部隊。実力に関しては第一世代にも匹敵するが、暴走気味な為に、団内でも恐れられている。かつて円卓最強と言われた『第一班』の元メンバーが班長を勤め、その為『オオワシの落とし子』と呼ばれることも。


 ○第十一班 (アナグマ)

 トラップ系スキルに重きをおいた防衛特化班。塹壕掘りから爆発物によるトラップ、場合によっては他の班の支援も借りて破壊工作も行える。特に爆発の字に関しては並々ならぬ拘りを持つ。爆薬などで資金を食いそうだが、その辺に落ちている廃車や砲弾など現地調達で間に合わせることが多いので、意外と事務担当に怒られない。


 ○第十二班 (ラッコ)

 回復系スキルと修理改造系スキル、アイテム強化などを得意とするメンバーを集めた非戦闘員の支援部隊。単独で動くことは少ないが、スズメやメジロに次いで仕事が多い。なお、"ラッコ"の由来は班長の好みで特に理由はないらしい。


 ○第十三班 (オオカミ)

 運転スキルや修理改造スキルなどに優れ、ヘリから戦車までなんでも乗りこなす乗り物専門の班。特に班長は『閉鎖世界一のパイロット』と呼ばれ、羽のついた乗り物ならだいたい飛ばせる。ただ乗り物はコストがかかるので、出動の機会がかなり少ない。その点、事務担当との戦いが続いている。


 ●監察班 (フクロウ)

 円卓内の不正を処理する、『監視役』で影の実力者。最近は専らカラスのストッパーを担っている。

 あまり武力行使に出る機会はないが、人手の足りないときには他の第一世代の代わりに出される程度には優秀らしい。


 ○トカゲ

 こちらは特務隊所属班というより、円卓の用心の懐刀的な存在。正式な円卓の構成員としての肩書きは持たず、その存在は円卓内でも一部の者しか知らされていない。組織では手の出せない"裏"の仕事を担当する。現在未だ試験段階。




班はたくさんありますが、特務隊の人たちは『なんか強い人たち』という感じで、あんまり覚えなくて大丈夫です。


次回から本編再開します。

感想、ご意見、よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ