表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/75

《ミケゾウ》

約一年後。

少女は変な具合に成長していましたとさ。

 酔いの兆しを感じて初めて、うっかりにもグラスを空けてしまっていたことに気づいた。

 しまった、もう三杯目だ。


 客の一人も掴めないうちから酔うのは不味い、そろそろ本腰を入れて抑えなければならん。

 だが、目の前に空けたグラスを置くわけにもいくまいから、また注ぐ。

 本日四度目のこのループ、お陰で頼んだボトルがそろそろ三分の一だ。


 この世界の社交場、真昼時の汚い酒場。

 客は疎ら、というより私を含めたって片手に収まる程度にしかいない。


 全く、ここにはアルコールとアンニュイしかないのか。

 VRMMOの響きが笑うぞ。


 引きこもり生活を心に刻んだあの日から、恐らく一年程。

 色々とぶっとんだ展開の末に偉く雰囲気が変わってしまったが、私だ。


 今はその『色々』があったが故に電脳の世界の酒を飲んでいる。

 まあ、その『色々』というのもまた限り無くひとつの事件を指しているのだが。


 件の青春トラウマ劇場などもはや蚊の一刺しにも満たないと思えるほど、そんな凄まじい大事件。


 全く、自棄になって年中無休のゲーム漬けの日々を送っていただけのつもりだったのだが、どこでどう間違ってしまったのだろう。

 人生とは分からんものである。


 しかしそんな大事件でも、気が付いてみればもう三ヶ月前というのだから驚きだ。

 新しい体と、新しい世界と、新しいルール。

 この世界でまだ立っている人間は、つまりもう適応してしまったというわけだ。


 今に始まった話ではないが、人間って凄い。

 メダカは30分毎のコンマ何度かの水温変化でも死ぬと聞くから、それと比べたらたまげた生き物である。


 まあ、かくいう私もその人間ではあるのだが。



 世界も変わった。体も変わった。

 私を取り巻く何もかもが、ほんの居眠りしてしまったあの三時間と少しで変わってしまったというのに。


 私はまだ私だった。


「ああ、帰りたい」


 勿論、元の世界にと言うわけでもない。今さらあんな世界に帰ったって、私はまたあの引きこもりに戻るだけだ。

 なら一体、私は何処に帰りたいんだか。


 とにかくここではないずっと遠くの何処かに行きたいのだろう。いや、この際逃げたいとでも表現しなおすべきか。


 そんなことをぼんやり考えていると、また無性に苛ついてきて、グラスを仰ぐ。


「あ。」


 たった今、ボトルが空になった。







 ver5.0.0

 ~偏屈少女と散弾銃~






『VRMMO』、無理矢理日本語に寄せると『仮想現実大規模多人数オンライン』。

 全然わからないと言うあなたに説明するなら、最先端技術を集結させた家庭用ゲームの新たな形態のひとつ。

 今年の10代から30代にかけてなら、もうこの娯楽を知らない人間の方が少ないかもしれない。


 ということで、詳しい仕組みやらは省かせて頂く。


 《ソウル オブ ガンスリンガー オンライン》


 縮めて『SOGO』。


 それが私たちがやっていた筈の『ゲーム』だ。


 名に違わぬ安直さ満点のSFミリタリー系シューティングアクションゲームで、実際に値段もそんな感じの額だった。

 兵器のリアルさやら戦場の雰囲気やらよりもとっつきやすいライトさを売りとしていて、良くも悪くも派手な演出やSF寄りな設定がこのゲームの味だ。

 おかげで集まったのは、『知識はないけど鉄砲で人でも化け物でも撃ちまくりたい』という、私を含めた馬鹿ばかり。


 そんなストレス発散にはちょうどいい、至ってお手軽な娯楽だったはずのこのオンラインゲームが、今から三ヶ月前に壊れた。


 《ver5.0.0》


 突然予告もなしに届いたその広告に触ってしまったのが、全ての始まりだった。

 アップデートが始まった瞬間に、私たちプレイヤーは一杯盛られたみたいな眠気に襲われ、一人残らず昏睡の底に絞め落とされた。

 そして眠りの長い短いに個人差はあれ、各々数時間後の夜明けを拝む頃には世界は一変していた。


 簡潔に述べよう。


 私たちプレイヤーは、このゲームの世界に閉じ込められた。


 ホームエリアのメニューから選べるはずの《ログアウト》が消失するなど、とにかくこの世界から抜け出す手段を失ったのだ。

 しかも、『LP(ライフポイント)がゼロになれば死亡』という新ルール付きで。


 成程、至ってベタなトラウマを抱えたこの私にお似合いの至ってベタな展開である。


 そんなことを思いつつあくびをしたのが三ヶ月前の事件当時。


 そして、その世界で小銭稼ぎに時間を浪しているのが今現在。

 差し詰纏まった金が要り用という訳でもないものの、まあ他にやることも思い当たらないので何となくだ。


 要は『暇潰し』。


 この世界、『SOGO』は件のバージョンアップで驚くほどリアルになっていた。酒には酔うし、腹も減るし、ただ食って寝て生きていくだけでも金が必要になってしまった。


 おかげで今日の世も蔓延する喧嘩に強奪。放置した庭先の雑草もかくやと荒れに荒れているこのSOGOだ。


 ある意味イベントに困らない。


 さて、ではそろそろここは何処かという話をしよう。

 ここは戦闘区域外にあるNPC経営の酒場。

 雰囲気を私なりに表現したら『お洒落なバーとは真逆の、ごろつきが年中泥酔喧嘩祭りを繰り広げていそうな汚い酒場』だろうか。伝わらなかったら申し訳ない。


 で、その『小銭稼ぎ』というのがこれ。こんな酒場の二人掛けのテーブルで二人分の酒を出しておくこと。


 こうしておけば、向かいに他のプレイヤーが腰かけて何かしら頼んでくる。

 この世界には一応通すべき場所を通した『依頼』や『ミッション』が存在しているが、どうもそれでは面倒だし、何より違犯性のある物は通してもらえない。

 だからポケットから金を出しながらここで頼む、と言うわけだ。


 少しアウトローな雰囲気がまた心地いい商売である。


 このゲームでは、プレイヤー間で物品のやり取りが比較的に簡単だ。

 取り出して、渡す、以上だ。


 おかげでよく追い剥ぎ稼業の犯罪プレイヤーも現れるのだが。

 まあそこはそこ、この世界の"味"だと割りきってもらいたい。


 と、まあ少しずれたがここまで説明すればお察しいただけるだろう。


 私は客を待っている。

 ほぼ無人の店内にて、時間にして二時間ほど。

 笑いたければ笑うがいい、罵りたければ罵るがいい、私は天下の暇人だ。

 人間嫌いで何か人と関係を持つこともなく、一日中不貞腐れたような面をぶら下げたまま酒場に入り浸っている、どうしようもない暇人だ。


 と、また楽しい楽しい自分虐めに耽っていた私の前で、ぼろっちい椅子が鳴った。


「よお、お嬢ちゃん」


 "お嬢ちゃん"。

 この酒場に凡そ『お嬢ちゃん』という呼称に該当する人物は、私をおいて他にいない。


 取り合えず私は応える。


「……ぅす」


 さて、営業スマイルなど要り用にない商談であることに違いはないが、それにしても色気のない反応の私だ。

 まあ改善するつもりも更々ないのだが。


 そんな私の妙な表情がいったい何に見えたのだか、目の前に座った客(予備軍)は、ロケーションよろしく汚く笑った。

 そこまできてやっと私は客の顔を拝むことにする。


 なるほど、おっかない。


 このゲームによくいるタイプの凶悪軍人スタイルが、向かい椅子を化け物みたいな巨体でギシギシ泣かしていた。


 黒い肌と丸太みたいな手足を生やした鬼みたいな男。いったいどっちの鬼ヶ島からおいでだろうか。


 だが、これはゲーム。

 見た目でその中身を判断するのはほぼ不可能だ。


 私はその鬼が張っ付けている装備やらを確認する。

 が、流石に戦闘区域外なので力量の図れるような代物は表に出ていない。

 そんな私の目に気が付いたか、男はその馬鹿にでかい手で何かをテーブルの上に置いた。


 私は眉を潜める。


 鉄砲である。


 もっと言えば、強力なマグナムサイズの弾を自動で吐き出すというので一時期酷く人気が出たネタ拳銃だ。


「"デザートイーグル"が……?」


 またまた、出会って早々困った客もいたもんである。

 しかも見てくれよろしくパワー馬鹿ときた。


 だがその鬼は、私の呆れた目をまた何と勘違いしたか自慢気に話始める。


「50AE仕様で《ダメージブーストLV4》持ち、俺のカスタマイズで《装填数ブーストLV3》付きだ。どうだ?」

「いや……どうって」


 おまえ延長マガジンつけただけだろ。


 その銃なら結構拡張の幅もあるし、もう少し頭を捻っても良いものかと思うのたが。


「レアリティは5。ほら、きちんと契約の指輪もあるぜ?」


 男はそう言って田舎のお婆ちゃんが育てた人参みたいな指を見せてきた。


 この世界では、武器の個体毎に1から6の『レアリティ』という値が振られている。

 同じ名の武器でもそれが高いほど性能が良くなる傾向にあり、レアリティ5以上の武器を使用するにはその武器と『契約』を交わす必要があるという妙な設定まである。まあ馬鹿に強い武器を好き勝手に使い回されては堪らないからだろう。

 鬼の見せる指と比べると馬鹿に小さなその指輪が、つまりその証明だ。


 ……指輪の状態からまだレベル上限解放が成されていないのが見とれるのが、少々残念だが。


「普通のプレイヤーじゃ反動が馬鹿にならんからな。こんな軽々扱えるのは俺くらいだろうよ?

 筋力値なら普通のプレイヤーよりもずっとある。」


 止めてくれ、私はその拳銃が苦手だ。

 どうも握り心地が好かんのだ。

 あとついでにそのむさ苦しい筋肉自慢もどうにかしてほしい。


 と、文句を言うのも面倒なのでうなずく。


「……で、あの……自慢っすか?」

「いいや、こいつは今日の依頼の礼の品だ」


 これには素で驚いた。

 気前のいい奴もいたものである。

 低レベル糞カスタムとはいえレアリティ5の品を出してくるとは、ぶっとんだ話だ。

 もしやとんでもない汚れ仕事でも押し付けてくるタマだろうか。

 そう考えるのが自然ではあるのだが。


 そんな事を薄目で考えていると、ふと額の上で何かが鳴った。


「あぁ……はい。なるほど。」


 どうやら少し読みが外れたらしい。

 私の額に突きつけられているのは、さっきまで自慢のネタだった厭にでかい拳銃だ。


「言うこと聞かなかったら一発二発くれてやるぜ?」


 嫌に野太い声がそんなことを言った。

 でかいやつがでかい拳銃を持つと、やはり絵になるものだ。

 場違いながら、そんなことを思いつつ


「はぁ……」


 ため息。


「で、お客さん。商談ならまずはお酒でもどうぞ。」


 ぼそっと言うと、早速男は片手にグラスで派手に煽った。


「ああ、気の利くお嬢ちゃんじゃないか?あん?」

「いや……営業っすから」

「そうかい?」


 酒臭いのはきっと私もそうなのだろうが、鬼が顔を近付けてきた。

 下卑たニヤニヤ顔が鼻先にある。


 最悪だ。死にたい。


 目だけをついっと横に流す私を前に、鬼は感心しているのか鼻息を漏らしながら言う。


「へへへっ……なんだ、化粧っ気のない小娘だが腰は据わってるな。いい尻してるじゃねえか。」

「……あぁ、ども」

「だったら俺に抱かれるなんて仕事はどうだ?」

「……え、いやぁ……?」


 薄々予想してはいたが、やはりそうだろう。


 この殺伐とした金属と火薬とたまに合成樹脂の世界では女性プレイヤーというのが珍しい。

 となると必然的に男衆は生の女に飢えるという寸法だ。


 全くもって、住み心地の悪い世になったものである。


 だがそうなると私も黙ってやられる訳にはいかない。

 注意ひとつで帰ってもらえるならそれにこしたことはない。だが、そうもいきそうにないのなら、私も某曰く『いい尻』をあげなくてはならない。


「えっと……っすねぇ……」


 まずは首を傾げるふりをする。

 そこから腰の捻りを利かせつつさりげない構え。


「なんだ?ノーの返事はないぞ?」


 この距離は私の領域だ。

 それを知らなかった不幸を、まあ後で泣いてもらおう。


 鉄拳。


 鬼の腕から自慢の鉄砲が吹き飛ばされた。


「え?」

「うりゃっ」


 更に鉄拳。


 鬼が呆然とした顔からバラの花弁のようなダメージエフェクトを撒き散らしながら吹き飛ばされた。

 どんなにむさ苦しい奴でもこの世界の法則の下では皆平等に美しいエフェクトを散らす。

 この演出は結構好きだ。


「ふごぅっ!?」


 一方、殴られた鬼は床に転がりながらこれでもかと言うくらいに目を見開いている。

 それもそうだろう。身長150弱の女子に素手で殴られてダメージ判定くらいながら三メートル程飛んでみるがいい。たぶん誰でも驚くに違いない。


 戦闘区域外に好都合があるなら、ひとつはこれだ。

 死にはしないがダメージは通る。

 LPはゼロにならず1になった時点でカウントストップ、そのまま気絶して回復待ちになるというシステムだ。なんだか過保護な気もするが、軽い喧嘩にはもってこいだ。


 ちなみにここでは腕がもげたり足がもげたりという部位欠損ダメージは通らず、貫通も発生しない。

 かわりにそれらが全てヒットバック判定に回り、かなり爽快なパンチングマシーンになってくれる。


 私はワンツーで繰り出した拳を鳴らす。


「今なら酒代返してくれるって条件で忘れるでもないっすけど?どうよ?」


 素手攻撃にも関わらずしっかり三割は持っていかれた鬼がふらふらと立ち上がる。


「お……おまえ……なんだよ……なにしやがった!?」

「何って、パンチ。」


 ただのパンチだ。あえて言えば腰の乗った、我ながら上手いストレートだ。


 ここまで見ていただければ説明も捗るだろう。私のステータスはぶっ壊れている。

 このゲームはステータスの基礎値や成長、習得可能なプレイヤースキルがアバター毎に異なる仕様になっている。

 持久力、俊敏性、筋力、感知能力、精密性の5つからなるステータスの内、私は筋力と俊敏性が同レベルの平均の倍以上はあるのだ。

 その分持久力は控えめ、感知能力に関しては馬鹿に低いが、それでも撃ち合いの中で生身で相手を殺れるくらいの力を持っている。


「この……」


 へっぴり腰ながらも鬼は粘っている。

 自慢の鉄砲を失ってもまだ私とやる気らしい。

 だとしたら見上げた根性である。私も見習わなくては。


 私は視界の隅にアイテムカーソルを出現させる。

 このゲームは装備やアイテムを取り出す際にはこうする。

 直径30センチ前後の小窓型のアイコンをスクロールして、ほしいアイテムのアイコンに手を突っ込む。

 そして、引き抜く。


 私の手に現れたのは、シンプルにして安定感のあるお馴染みのフォルム。

 長い銃身は邪魔だったから私が自分で切り落とすなり付け替えるなりしたが、それでもこの『世界一売れてる散弾銃』は使い勝手がいい。

 修理費が嵩まないのも、扱いが雑になりがちな私としては有り難いところだ。


 狩猟用や競技用としても人気のレミントンM1100の発展型。

 セミオートで12ケージ装弾をばらまく私のメインウェポン『M11-87(私仕様)』、レアリティはゲーム内最大の6だ。


 向けられた銃口に目の前で大男が震え上がっている。


「お……おい、やめろ!わかった今日は退いてやるから勘弁」


 ずどんっ


 握っていた片手に小気味良い震動。

 薬莢が弾かれて飛んだ。


「あ、撃っちった……レミィに叱られる。」


 如何せん近距離、その上散弾の瞬間ヒット数は全カテゴリ中一番。

 算出されるヒットバックの値は計り知れない。

 むさ苦しい巨体は面白いように飛んで、破壊不可オブジェクトの壁に叩きつけられた。


 だがそれに巻き込まれた破壊可能のテーブルやイスは結構派手に壊れている。


「……まあいっか。」


 どうせ私は暇人だったのだ。いい具合に気分がよくなったし、弁償ならあの鬼にでもつけておこう。


 だが長居は流石にまずい。

 店主がNPCとは言え、この世界の住人はろくなやつがいない。

 それこそ本気で鉄砲を向けられる。


 と、そんなことをぼんやりと考えていたその時


「オイ」


 後ろで何かが鳴った。

 さて、何となく察して頂きたい、お決まりと言えばお決まりの展開だ。


「……。」


 おのれあの鬼め、後ろに連れを控えさせていたらしい。

 考えればあのでかい態度にも納得がいく。図体のわりには手口の狡い奴だ。寝かす前にもう一発おまけしておけばよかった。


 それよりも今は自分の感知能力の低さだ。酒が回っていたとはいえごろつきに後ろをとられるとは、情けなくて死にたくなる。


 顔が見えない男の声が何か言っている。


「おまえなぁ?ありゃ俺のトモダチって分かっててやってたのか?」

「……すんません、知りませんっした」


 がつん


「いだっ」

「なめた口聞くなよ?」

「いや……なめるも何も……」


 こちとら生まれてこのかたずっとこの喋りだ。今さら何か言われたってどうにもならない。


 硬いもの、多分銃のストックか何かで後頭部を殴られたらしい。

 一応筋力やら持久力やらの総合から算出される耐久力は高いから、この程度ではダメージは入らない。


 結構痛いのだが。


 しかし、これはまずい。

 なかなかに大変なことになった。

 いくら私の石頭とは言え、弾丸なんて食らえばクリティカル判定で即落とされる。


「オイ、おまえただですむと思うなよ?

 その装備全部剥いて、存分に遊んでやるからな?」


「あぁ……そりゃ楽しみっすね」


 どうしようか。

 流石に振り替えって殴るには無理がある。


 では、仕方ない。


 私は右手の中指に着けた指輪の感触を確かめる。


 上限解放の証し、三つの小さな宝石がついている。

 一ヶ月とっておいて正解だった。


「怒るだろうけど勘弁……支配権三つ使用」


 指輪にはまった三つの宝石が弾ける。


「な……!?」


 やつめ、これを見たことがないか。

 後ろで騒がしくしているのが聞こえる。


 これこそ、レアリティ5以上の武器最大の特長。


 私の手の中で愛銃が熱を帯びている。

 準備は整った。


 さあ、命令だ。


「ごめんレミィ、今すぐ来て」





本作では軍用だけではなく民用銃にもスポットライトを当てていきたいと思っています。好きなものを好きなだけ、ゲームですから!


※ちなみにこのM11-87は、法執行機関向けのM11-87Pに主人公が色々と手をつけた物です。


おすすめの火器などありましたら紹介してくれると助かります。

感想、評価、お待ちしております。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ