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神羅転生物語  作者: watausagi
第1章 神羅転生編
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魔法の適正

◇◇◇◇◇ー3歳2ヶ月ー

「おにいちゃん、おにいちゃん。」

「ん?なんだい?ファナ。」

手をつかんできながら、上目遣いに聞いてくる。

「おにいちゃんすき、だ〜いすき」

「ーーーっ!!…………そうだね、お兄ちゃんもファナが好きだよ。」

危なかった。今、嬉しすぎて危うく心臓が止まるかと思った。異世界で初の命の危険を感じた。

「あらあら〜仲がいいのね。じゃあシンラちゃん、ティファナちゃんをよろしくね。」

そう言って母さんは部屋から出ていく………が、まてまて母さん。なんで同じ歳の俺に任せる?……いまさらか。

「ふぅ〜まぁいいか。おいでファナ。」

「にいちゃ〜ん、おにいちゃ〜ん♪」

あぁ、天使がここにいる……いつか俺も

『妹さんを僕にください!!』

なんて言われるのだろうか?………うん、チリも残さず消してやろう。

「おにいちゃ〜ん♪」

「お〜よしよし、ほらどうぞ」

「〜〜〜っ♪」

俺が触手を出してやると、ファナは声にならない喜びを伝えてくれる。

ファナは賢いのか、俺と2人っきりじゃないと出してもらえないという事を理解してるみたいだ。

「はむっ♪んっんぅはむ♪」

それにしても美味しそうに食べるな。

分かったことは、魔力密度を高めた触手をやると美味しくなるみたいだ。あの時はファナが恍惚の表情をうかべてたからな。(ひかえようと思った)

この前自称“魔の海”の事をラファエナに聞いてみたら、本当は“マイティー・オドエリア”というらしい。あの光はやっぱり自分の適正が分かるものだそうだ。

赤系統は火

青系統は水

緑系統は風

茶系統は土

黒系統は闇

白系統は光

銀系統が空間

金系統が時

この世界の一般常識は、基本属性が

火・水・風・土

数が少ない上位属性と呼ばれるものが

光・闇

希少で文献に残っているものが

時・空間

昔いた勇者に

雷・氷

がある。氷と雷はユニークスキルだったので、生まれ持った者しか使えない……だが、現代科学をなめてもらっては困る。

科学を使えば、基本属性で氷と雷は使えるだろう。

ファナの“マイティー・オドエリア”には、

青系統の水、緑系統の風、白系統の光があった。

練習さえすれば、氷と雷が使える……夢が膨らむ。

3つの属性持ちは、この世界でも希少だ。

ーーー本当はそんなに珍しくもないのに……それはどういうことかと言うと

魔石で作る魔導具と他にも、ダンジョンの宝箱にある魔導具がある。

その数多くあるうちの1つ〈魔水晶〉

ユニークスキル【鑑定】を使えば〈魔水晶〉という名称と効果が分かる。

魔水晶:魔法適性を計ることができる。

と、こんな感じだ。ーーーだが本当の事を言うとこれは合ってない。間違ってはないが本当のことを伝えてない。

ユニークスキルの【鑑定】では、全ての効果と名称確かめることはできなかったのだ。本当は

気まぐれの魔水晶:魔法適性を気まぐれに(・・・・・)計ることができる。

1つの属性を計る確率は100%

2つの属性を計る確率は10%

3つの属性を計る確率は0.01%

以降は確率を÷10していく。

1度使った魔法の属性は、確率関係なく計れる。

と、こんな感じだ。この〈気まぐれの魔水晶〉の性質(たち)が悪いところは、

1度使った魔法の属性は、確率関係なく計れる。

というところだ。

これがあれば、1度使った魔法の適正が現れない、なんてこともない。

過去の大賢人が魔法適性に、時と空間があるのを知らなかったのは、この〈魔水晶〉の所為だ。とラファエナが言っていた……“マイティー・オドエリア”は重宝しよう。

◇◇◇◇◇ー エレナsideー

「ふんふんふ〜ん♪」

お仕事をしていると、前からアリー様が歩いてきた。…それにしてもアリー様はいつも綺麗。

同じ女としてうらやましいですね。

「あら?アリー様、シンラ様とティファナお嬢様はどうしたのですか?」

「ティファナちゃんなら、ちゃんとシンラちゃんに任せたわ。」

「あぁ、なら安心ですね。ではアリー様、お茶でもいれましょうか?」

「ありがとう頼むわ。」

それでは早速……?今、アリー様の言葉に少しおかしなところが………気のせいですね。

早くお茶をいれましょう。

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